☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 1stシーズン・9

『Formula NeXXtream』

□第9戦 イタリア アウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ

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 1周:4.96km
 特性:「中速」「常設」
 ターン数:27(61周) 
 
イギリスに始まりスペイン、フランスと展開してきた
ヨーロッパウラウンド『西欧』セクションの締めくくりは
ボローニャはイモラでのイタリアGPだ。
舞台となるのは通称「イモラ・サーキット」だが、ここイモラには
『アウトドローモ・エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ』という正式名称がある。
これはフェラーリの創業者であるエンツォ・フェラーリとその愛息で、
若くして病死したアルフレードにちなんで名づけられたものだ。
イモラは言わずと知れたF1サンマリノGPの開催地、
1994年、アイルトン・セナの悲劇的な死亡事故の舞台となった
ことも有名だ。事故以降改修を加えられたサーキットは、
事故のあった1コーナー『タンブレロ』とその次の『ヴィルヌーヴ』を
高速コーナーからシケインへと改修。その結果オーバーテイクポイントが減り
つまらなくなったと言われ、2006年を最後にF1のカレンダーから外れたが、
2007年着工の最後の改修工事により最終シケイン『バリアンテ・バッサ』を
撤去し直線化。さらにピット位置を後方にずらすことにより、
より高速レイアウトのサーキットへと生まれ変わった。
新生イモラでのハイスピードバトルに注目が集まる。
今回は2006年のF1以来となる、久々の世界選手権の開催となる。
なおイタリアGPはこののち5年間、ムジェロとの隔年開催となる予定だ。


<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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PP:アレックス・バトラー(マーキュリー)

新生イモラでの予選、ポールポジションには
このところ予選好調のバトラーがつけた。フロントローには
ランキング5位で追うラスムッセンが並び、中盤に入りいよいよ選手権争いが
激化の様相を呈してきた。さらに3番手には今季ベストグリッドのカブロン、
4番手にモンテローザと、混戦模様の決勝を思わせる布陣となる。
3、4列目にはバーンズ、リンドホルム、セプター、ファングと実力者が続き、
前戦のウィナーマルケーナスは14番手スタートとなった。
マルケーナスを除くマーキュリー、ノルディック勢が順当に上位グリッドをしめ
レッドブル勢の2台はマイネ11番手、ラムダ13番手と中段に沈む。
チームランキング3位のレッドブル勢には、やや苦しい予選となった。


<決勝レース>
スタートで大きな混乱はなかったものの
レースは序盤から脱落者が続出する展開となる。
2tn目にはマイネがスピンアウトしリタイヤ、ラバーグリップの
のりきらない舗装の新しい路面に足元をすくわれた。
さらに日向もペースが上がらず。ギアボックスからのオイル漏れが発覚し
早々にリタイヤとなる。予選20番手と振るわなかった日向、
第6戦イギリスの5位入賞を最後に3戦連続ノーポイントとなってしまった。

先頭はPPから危なげないスタートを切ったバトラー、
選手権で唯一2勝をあげている余裕を感じさせる走りでトップをゆく。
2番手には22ポイント差でバトラーを追うラスムッセン
選手権を争う2人が隊列をひっぱり、以下カブロン、バーンズと
これまで下位に甘んじていた面々が続きレースは中盤へ。

<5ターン終了時点のトップ10>
 1.アレックス・バトラー
 2.ケリー・ラスムッセン
 3.アレンザンダー・カブロン
 4.アレン・バーンズ
 5.ジョリー・セプター
 6.デイヴィス・リンドホルム
 7.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
 8.ニコ・ラムダ
 9.カーティス・マルケーナス
10.ピエトロ・モンテローザ

6tn目にはセカンドロースタートのモンテローザが、
電気系トラブルでリタイヤ。序盤ではやくも3台が脱落する。
各チームソフトタイヤを選択したドライバーは7ターン目に1回目のピットストップ。
この時点でトップにはラスムッセンが浮上し、バトラーは2番手に後退。
チームランキングをリードしながら、ドライバー二人とも未勝利だった
ノルディックに初優勝の大きなチャンスがおとずれる。
しかし、チームメイトのリンドホルムは8ターン目、
DRSトラブルが原因でリタイヤを喫してしまう。
また10tn目にはマルケーナスを抜きにかかったカブロンが接触
マルケーナスはそのままリタイヤし、ペナルティをうけたカブロンも
エンジンのミスファイアのため、ピットに入りそのままリタイヤする。

10tn終了時点でトップはラスムッセンにかわり、
1回目のピットストップの時点でバトラーは2位後退。
お互いソフトタイヤスタートだったが、1度目のタイヤ交換で
ラスムッセンはソフト、バトラーはハードをチョイスしており、ラスムッセン
ソフトのグリップアドバンテージを活かしてバトラーとの差を広げる。
おかげで12tn目、2度目のピットストップで再びソフトへチェンジした
ラスムッセンは、1回ストップのバトラーの前でコース復帰。
ポジションを落とすことなくトップでコースに戻る。
レースはラスムッセンが快調に引っ張る形で後半へ入ってゆく。

<15ターン終了時のトップ10>
 1.ケリー・ラスムッセン
 2.アレックス・バトラー
 3.ニコ・ラムダ
 4.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
 5.ジョリー・セプター
 6.アレン・バーンズ
 7.アンドレアス・サントス・フィリオ
 8.アレンザンダー・ロッソ
 9.デイヴィス・ファング
10.イワン・ガジャック

中盤以降レースはトップがラスムッセン
2番手バトラー、3番手ラムダで安定。しかしトラブルに終わりなし。
15tn目には燃料圧力低下によりゲラがストップ。
そして18tn目、ファーシマスが追抜きをしかけてきたニニアディスに接触
後続のヴァッセルも巻き込み三つ巴の多重クラッシュを引き起こしてしまう。
3台はそのままリタイヤとなったが、事故の原因を作ったとしてファーシマスには
ペナルティが課された。すでに今季、1戦出場を課されたことのあるファーシマスは、
この事故により第10、11戦の2戦出場停止が言い渡されてしまった。
これによりセーフティカーが出動。本日2度目のコーションとなる。

リスタート後もラスムッセンのペースは衰えず、トップを快走。
2番手のバトラー、3番手のラムダも手出しができない状態。
さらにはSLOの2台、セプターと続いた。そして、後半にソフトタイヤを持ってきた
ファングが、終盤にペースを上げつつあった。
ラスムッセンがやや独走気味の展開も、最後に1回のピットストップを控えていた。
予選でハードを使用したバトラーは、レース前半にソフトを使用、
ユーズドハードにつなぎ、15ターン目には2セット目のハードへの交換を
2終え2ストップでこのまま走り切る作戦。かたや前半にソフト2セットを使用し、
12tn目にユーズドハードにスイッチしたラスムッセンは、
最後にもう一度タイヤ交換をしないとライフがもたない。
ラスムッセンは、バトラーが2ストップなのに対し3ストップ作戦を選択していた。
ラスムッセンが独走する展開のレースも、最後に一波乱ありそうな予感。

23tn目、ラスムッセンは最後のタイヤ交換のためピットイン。
新品ソフトに交換してピットアウトしてゆく。
これにより2ストップのバトラーが、もくろみ通りトップに立つ。
対するラスムッセンは3度目のストップにより4番手まで落ちた。
しかしラスムッセンはここから最後の猛スパート。、
前を行くラポルタ、ラムダ、バトラーはみなハード勢のため着々と先行車を
オーバーテイク、なんと終盤には再び意地でトップを奪い返す。
25tnを終了した段階でトップは再びラスムッセン、2番手にバトラー、
3番手ラムダ、そして4番手にここ数戦絶好調のファングが、
SLO勢をかわして浮上していた。

バトラー、ラムダも最後まで食い下がったが、
結局ソフトタイヤのラスムッセンとのスピード差は如何ともしがたく、
ラスムッセンの先行を許す。最終的にラスムッセンは、2位バトラーに
マージン2差をつけ今季初優勝。チームランキングで首位に立ちながらも
これまで未勝利に終わっていたノルディックに、ついに初優勝をもたらした。
これによりラスムッセンは一気にドライバーズランキング2位に浮上。
前半は伸び悩んだが、一躍選手権の主役に躍り出た。
3位のラムダは、第2戦優勝以来の表彰台登壇。また4位にはファングが
食い込み、こちらも前半苦戦したもののランキング5位に浮上した。

ドライバーズランキングのトップ5は1位バトラー、
2位ラスムッセン、続く3位にセプター、4位マイネ、5位ファング。
安定して速いバトラーに対し、中盤戦に調子を上げてきたラスムッセン
食らいつく格好だ。一方、序盤好調だったマイネはやや後退。
開幕戦ウィナーのセプターも、第2戦以降は1度しか表彰台に上がれていない。
タイトルの行方はバトラーとラスムッセンの争いになっていきそうだがどうか?

チームタイトルの行方はマーキュリー、ノルディック、
そしてレッドブルの3チームに絞られてきた感がある。ここまで
マーキュリー、ノルディックそれぞれNo.1ドライバーの
バトラーとラスムッセンは速さを見せ、選手権をリードしてきた。
一方レッドブルは、エースのラムダがトラブルに祟られポイントを伸ばせていない。
しかし、ここにきてラムダが3位表彰台と復調気配をみた。
この3チームのポイント差は28である。チームタイトルの行方も
最後の最後まで予断を許さない展開が続きそうだ。

最終リザルト↓↓↓

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優勝:ケリー・ラスムッセン(ノルディック)


ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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選手権は『西欧』セクションを終え、
次回第10戦は北欧はスウェーデンに進出。かつてF1GPも開催された
オールドコース、アンデルストープよりスウェーデンGPをお送りします。
お楽しみに!!!