☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 1stシーズン・17

『Formula NeXXtream』

□第17戦 カナダ エキシビジョンプレイス特設コース(トロント市街地)

f:id:pontsuka0729:20200917203539p:plain

 1周:2.82km
 特性:「低速」「市街地」
 ターン数:28(112周) 

選手権はユーラシア大陸を横断、さらには太平洋も飛び越え
ついに最終決戦の地、北米大陸へと上陸。残すところあと2戦となった。
第17戦は、五大湖の一つオンタリオ湖岸の街トロントで行われるカナダGPだ。
舞台となるのはエキシビジョンプレイスと呼ばれる巨大なコンベンション施設。
約80万平方キロメートルの敷地に見本市会場、イベント会場、劇場、遊園地
スポーツ施設、公共施設、国定史跡などが集中した施設だ。コースは各施設の間を
縫うようにして敷設され、インディカーシリーズでも使用される。
施設は毎年8月中旬から9月のはじめまでカナダ博覧会が開催され、
オンタリオ州に夏の終わりを告げる風物詩となっているが、晩秋の風物詩は
F-NeXXとなるか。コースは公共施設内の路面やその周りの周回道を使うため
通常のストリートサーキットと変わらず路面は荒れており、しかも1周が3kmに
満たないというスーパーショートトラックだ。そのため周回数も、F-NeXXの
カレンダーにおいて最多の118周となる。
湖岸沿いの周回道を使用するバックストレートエンドの第3ターンが
このコース唯一の追抜きポイントだ。
荒れた路面に、コース幅も決して広くはなく、一つのミスが命取りとなる
ことは他の市街地コースと変わらない。
選手権も最終盤のため、各ドライバー達もよりアグレッシブに攻めるだろう。
このレースも難しい戦いになることが予想された。

 
<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20200917203606p:plain

f:id:pontsuka0729:20200917203620p:plain
PP:アンドレアス・サントス・フィリオ(SLO)

タイトル争いも最終局面だが、そんな状況でポールポジションを獲得したのは
なんとSLOのフィリオ。第8戦フランス以来、今季2度目のPP奪取だ。
そして2番手にはバトラーが並ぶ。終盤戦でも予選での速さは相変わらずだ。
そしてシーズン通して安定して入賞を重ねているセプターが3番手、
タイトル獲得に僅かな望みをつなぐラスムッセンが4番手に続いた。
5番手に前戦日本GPの覇者ゲラが続き、ヴァッセルが6番手と健闘。
7番手には日本の日向が続いた。かたやポイントリーダーのラムダは11番手と
またも中段からのスタートとなる。またマルケーナス17番手、そしてマイネ22番手
と、チームタイトルを争う2チームのNo.2はそれぞれ後方に沈んだ。


<決勝レース>
予選は快晴だったが、決勝は小雨がパラつくあいにくのコンディション。
しかし雨を得意とするバトラーにはおあつらえ向きのコンディションと言えた。
スタートは大きな混乱なく決まるも、さっそく1tn目に脱落者発生。
前戦日本GPからチャイナドラゴンをドライブする宋昇龍が、
スピンアウトしエンジンストップ、早くもリタイヤ第1号となる。

レースはバトラーが早くも独走状態。
2番手にはセカンドロースタートのセプター、以下フィリオ、ラスムッセン
ゲラ、日向と続く。2~5番手は接近戦で頻繁に順位が入れ替わるも、
「雨のバトラー」は徐々に独走態勢を築いてゆく。
コース幅が広くないうえ、周りはコンクリートウォールにタイヤバリア。
1つのミスが命取りになる条件故、上位勢もそうそうアグレッシブに
攻めに転じることができない。その間にトップのバトラーはすいすいと
後続を引き離しにかかる。

<5ターン終了時点のトップ10>
 1.アレックス・バトラー
 2.アンドレアス・サントス・フィリオ
 3.ケリー・ラスムッセン
 4.ジョリー・セプター
 5.ゾルタン・ゲラ
 6.アレンザンダー・ロッソ
 7.日向 俊郎
 8.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
 9.ニコ・ラムダ
10.デリック・ワーノック

7tn目にはプロトンのヴィックスがスピンアウトでリタイヤ、
難しいコンディションに翻弄され新鋭の二人は早くもコースから姿を消す。
そして10tn目、後方でアクシデント発生。19番手のバーンズに仕掛けた
ファーシマスが体勢を崩しスピン。接近していたグリエコ、マイネを巻き込んだ
4台の多重クラッシュとなり、セーフティカーが出動する。
さらにセーフティカー明けのリスタートでも接触事故発生。
今度は上位陣のゲラとセプターが1コーナーで接触し、
エスケープに突っ込みリタイヤ。霧のようにコースを濡らし続ける雨に、
有力上位勢も足元をすくわれる。また、10tn目の多重事故の原因を作ったと
されたファーシマスには、ペナルティとして罰金が科された。
ファーシマスは今季最多の4度目のペナルティとなった。

後続で事故が多発する中、変わらずバトラーは泳ぐように
すいすいと走り独走態勢。以下2番手も雨を得意とするフィリオが続き、
雨は苦手とかたるラスムッセンが3位と健闘。以下4番手にはロッソ、
5番手に日向と続く態勢。バトラー、ラスムッセンが上位で健闘する中、
ポイントリーダーのラムダはなんと11番手と入賞圏外を走行。
6tn目に燃料圧力低下のトラブルが発生し、ペースを上げられずにいたのだった。

<15ターン終了時のトップ10>
 1.アレックス・バトラー
 2.アンドレアス・サントス・フィリオ
 3.ケリー・ラスムッセン
 4.アレンザンダー・ロッソ
 5.日向 俊郎
 6.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
 7.アレンザンダー・カブロン
 8.デイヴィス・ファング
 9.カーティス・マルケーナス
10.デリック・ワーノック

15tnを過ぎてもバトラーの独走は変わらず。
無用のリスクを冒さないため、ペースを落とし2番手フィリオとの
マージンキープを図る。フィリオも無用なプッシュをせず、2番手をキープしていた。
しかし3番手のラスムッセンに異変。16、17ターンと徐々にペースが落ちてゆき、
ロッソ、ラ・ポルタにかわされてゆく。
序盤からギアシフトの問題を抱えていたが、ここにきて誤作動が頻繁に起こるように
なっていた。ノルディックはもう1台リンドホルムも同様のトラブルを抱えており、
リンドホルムは入賞圏内に入ることすらできずにいた。

ここにきてマイネがリタイヤ、リンドホルムはポイント圏外という
レッドブル、ノルディックの2チームに対してマーキュリーのマルケーナスは
15番手から入賞圏内まで進出。終盤に入るにつれその順位を9→8→7番手と
徐々に上げ上位に進出してくる。チームタイトル争いの行方は
ここまで来てもまだまだ予断を許さない。

レースは結局終始小雨が路面を濡らし続ける展開。そんな中
安定した走りで1度もトップを譲ることのなかったバトラーがシーズン3勝目。
対するラムダは燃圧低下のトラブルを抱えたまま走り、一時は10番手と
ポイント圏内まで浮上するも、最終的には11番手と痛恨のノーポイント。
なんとバトラーが土壇場で、ランキング首位をラムダから奪い返した。
2位には最終的にポジションを回復したラスムッセンが入り、
PPスタートのフィリオが得意の雨で3位。今季2度目の表彰台に上った。
またマルケーナスが最終的に6位入賞。チームタイトル争いでも
マーキュリーがレッドブルを上回って、土壇場でトップを奪回した。

ドライバーズタイトルはついに、最終戦アメリカで決着を見る。
終戦を残してバトラーと38ポイント差のラスムッセン
この段階でタイトル争いから脱落。ついにタイトル争いは2人に絞られた。
優勝で首位を奪い返したバトラーが188ポイント、ノーポイントで終わった
168ポイントのラムダに20ポイント差をつけた。終盤戦に大ブレーキを
経験したバトラーだったが、最終戦を前にして状況はバトラー有利に展開する。

ラムダ  → 優勝:25 + PP:3 =28 + 168 = 196
バトラー → 5位:10        =10 + 188 = 198

ということで、最終戦でラムダが獲れるポイントをすべて取って
完全勝利したとしても、バトラーは5位入賞で王座が決まる。
さらにラムダが予選でPPを獲れなければ、、、

ラムダ  → 優勝:25 + 168 = 193
バトラー → 7位:6  + 188 = 194

となり、バトラーの7位入賞で王座が決定する。
ちなみにラムダが完全勝利の場合、、、

ラムダ  → 優勝:25 + PP:3 =28 + 168 = 196
バトラー → 6位:8         =8  + 188 = 196

となり、同ポイントでフィニッシュする可能性もあるが
この場合は既定により年間の優勝回数で上回るラムダが王者となる。
いずれのパターンを見ても、ここにきてラムダの王座獲得条件は
非常に厳しいものになったと言わざるを得ない。
状況如何にかかわらず最終戦、タイトル獲得のためラムダに求められるのは
「優勝」の二文字、勝利は絶対条件だ。

一方チームタイトルは今回マーキュリーが逆転したものの
その差は17と、最終戦でのレッドブルの逆転王座は十分可能だ。
いずれにしてもドライバー、チームともに最終戦まで全く目が離せない。


最終リザルト↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20200917203724p:plain

f:id:pontsuka0729:20200917203742p:plain

f:id:pontsuka0729:20200917203754p:plain

優勝:アレックス・バトラー(マーキュリー)

ラップチャート画像

f:id:pontsuka0729:20200917203823p:plain

f:id:pontsuka0729:20200917203849p:plain

ドライバーズランキング↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20200917203921p:plain

チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20200917203946p:plain

次回はいよいよ最終戦。ドライバー、チームともに
タイトル決定の舞台は、カリフォルニアはロングビーチでのアメリカGPです。
どうぞお楽しみに!!!