☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 1stシーズン・18

『Formula NeXXtream』

□第18戦 アメリカ ロングビーチ市街地

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 1周:3.17km
 特性:「低速」「市街地」
 ターン数:24(96周)
 
3月のオーストラリアで開幕した選手権も、ついに11月のアメリカで終幕。
ドライバーズ、チーム両タイトルともここ最終戦ロングビーチで決着する流れとなる。
ドライバーズはバトラー188、ラムダ168と20点差。
ラムダがタイトルを決めるにはバトラーが8位以下でなければならず、
しかもそれにはラムダの優勝は絶対条件だった。
(※ラムダが予選PP獲得の場合は別条件)
チームタイトルはマーキュリーがレッドブルを17ポイントリード。
こちらは十分逆転可能なポイント差だ。いずれにしてもF-NeXX1stシーズンの
タイトル争いはドライバー、チームともに最終戦まで決着がつかず、
沸点を維持した状態で最終決戦を迎える、大盛況の展開となった。

タイトル決定の舞台となるのがアメリカ、西海岸カリフォルニアのロングビーチだ。
古くからレース使用されているこのコースは、前戦カナダのエキシビジョンプレイスと
同様、ロングビーチコンベンションセンターやショッピングモールの敷地を利用し、
付近の公道もコースの一部として使用するストリートコースだ。
1976~83年まではF1が開催され、84年以降は現在までインディカー
開催されている。F-NeXXで使用するのはインディカー使用時と同様の
レイアウト。F1開催時のものより短縮された3kmちょっとのコースだ。
コーナー数も11と少なく、大きく右にカーブしたしたホームストレートと
バックストレートエンドがオーバーテイクポイントだ。
また噴水の周りを大きく回り込むクランク型シケインのターン2、ターン3や
大きな幹線道路の中央分離帯の切れ目を利用したタイトなヘアピンなど
難所も多く存在する。
かつて「西海岸のモナコ」といわれたロングビーチ
タイトル決定の舞台にうってつけだ。泣いても笑ってもこの1戦が最後。
ここロングビーチで、F-NeXX初代王者が決定する!!

 <予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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PP:ケリー・ラスムッセン(ノルディック)

予選は、タイトル争い決着の舞台にふさわしい結果になった。
ポールポジションは最後の最後でタイトル争いから脱落したラスムッセン
そして2番手にバトラー、3番手にラムダと、今季の主役が一堂に会したのだ。
4番手には開幕戦の覇者、驚異的な入賞率を誇るセプターが続き、
地元のカジワラが5番手と久々に躍進。その直後7番手にはマイネが付ける。
かたやマルケーナスは21番手と後方に沈み、チームタイトル戦線に影を落とす。
そして最終戦の決勝レースは、衝撃のアクシデントで幕を開ける。

<決勝レース>
PPのラスムッセンはスタートをうまく決めたものの、
その後ろでアクシデント発生。3番手ラムダの追抜きを防ごうとしたバトラーが
なんとターン1で単独スピン。タイヤバリアに激突しレースを終えてしまったのだ。
さらに後方ではリンドホルム、バーンズ、ロッソの多重接触も発生。
レースは序盤からセーフティカーが出動する展開となる。
圧倒的に有利な状態で最終戦に臨んだバトラーがまさかのリタイヤ。
この時点でラムダは3番手、最後の最後逆転王座に向けて、
状況は一転しラムダに味方する。しかしバトラーとラムダのポイント差は20。
2位では18ポイントと届かない。ラムダが王座獲得の絶対条件は優勝である
ことに変わりわない。ここからどう攻めるか。

セーフティカー明けのリスタートでは大きな混乱はなく
先頭ラスムッセン、2番手セプター、3番手ラムダ、以下マイネ、ファング、
カジワラと続く。しかし5tn目に1台脱落、
日本GPの勝者ゲラが電気系トラブルでリタイヤした。
ラムダはリスタートで3番手につけるもその後はややペースが上がらず
5番手で静観する。レースはラスムッセンが引っ張る展開
そして序盤からペースのいいファングが2番手に浮上する。

<5ターン終了時点のトップ10>
 1.ケリー・ラスムッセン
 2.デイヴィス・ファング
 3.ジョリー・セプター
 4.ルドルフ・マイネ
 5.ニコ・ラムダ
 6.ジョー・S・カジワラ
 7.アンドレアス・サントス・フィリオ
 8.ダニエル・グリエコ
 9.アレオ・ファーシマス
10.トゥーリ・ヴィックス

ハードタイヤスタートのラムダは、ソフトスタートのマイネを先に行かせて
5番手でレースを進める。10tn終了時点でトップは相変わらずラスムッセン
タイトル争いのプレッシャーから解き放たれたかのようにびのびと先頭を快走する。
そして2番手には今季2勝でランキング5位のファング。
マイネが先にピットインしたためラムダは再びポジションを3番手まで回復していた。

その後11tn目にファングがタイヤ交換でピットイン。
ラムダはここで2番手に浮上する。新品ハードでスタートしたラムダは、
13tn目のタイヤ交換を予定しており、その後はソフト→ユーズドソフトと
つなぐ作戦だった。そしてラムダは予定通り、13tn目にピットイン。
タイヤ交換を済ませ3番手でコース復帰する。序盤ハードでペースの上がらなかった
ラムダだが、残り2セットはソフト。
ラムダはグリップ性能の高いミシュランのソフト使いに定評があり、
また本人も自身があった。ここからラムダは逆転王座へ向けて
一気にスパートをかけるつもりであった。

しかし、14tn目に目を疑うようなアクシデントが発生。
なんとバトラーがマシンを止めたのと同じターン1で、
ラムダがエスケープにコースアウトしていた。ラムダは熱が入り切らない状態の
タイヤで、オーバースピードでターン1を直進。
ベテランらしからぬまさかのミスによりラムダはなんと順位を13番手まで
落としてしまう。ラムダの逆転王座の夢は、このアクシデントで大きく遠ざかる。

<15ターン終了時のトップ10>
 1.ケリー・ラスムッセン
 2.デイヴィス・ファング
 3.ルドルフ・マイネ
 4.ジョリー・セプター
 5.ジョー・S・カジワラ
 6.トゥーリ・ヴィックス
 7.宋 昇龍
 8.ダニエル・グリエコ
 9.アンドレアス・サントス・フィリオ
10.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ

レースは15tnを過ぎ、後半に入ってもラスムッセンがトップをキープ。
ファングが猛追するもそれを寄せ付けない。3番手にセプター、その後ろマイネ、
カジワラと続く。前方には実力者が連なり、ラムダにとってはこの上なく
厄介な状況だ。この日のラスムッセンは速く、ファングをもってしても
とらえきれない。トップと2番手は後続を引き離し、
さらに互いの差も縮まらない状態だ。
ラムダも意地を見せ20tn終了時点で7番手まで浮上するが、
もう1度タイヤ交換が必要のため21tn目にピットイン。
11番手から最後の4tnにかける。

最後のタイヤ交換で11番手まで落ちたラムダだが
残り4ターンで猛烈な追い上げをかけ、最終的に5番手まで順位を挽回。
しかし時すでに遅し、レースはラスムッセンが独走でポールトゥウィンを達成。
この時点で、このレース1周もできずリタイヤしたバトラーの年間王者が決定した。
2位には2勝をあげシーズンを沸かせたファング、ランキング4位で
シーズンを終えた。3位にはマイネが入り、15ポイントを持ち帰る。
これによりチームタイトルはレッドブルで決定を見た。
さらに4位にはセプター、5位ラムダと、タイトル戦線をにぎわせたタレント勢が
終戦を締めた。6位には地元アメリカのカジワラが入り、
7位ヴィックス、9位宋昇龍とルーキー二人がともにデビュー3戦目にして初入賞。
将来性を示して見せた。

最後の最後までもつれたタイトル争いはドライバータイトルをバトラー
チームタイトルはレッドブルが獲得、初代王者となった。
レースの序盤でポイントリーダーのバトラーがリタイヤする大波乱の展開も、
追いかけるラムダもスピンアウトで後退。結果5位まで挽回したものの
あと一歩届かなかった。そして、レースを完璧なポール・トゥ・ウィンで制した
ラスムッセンとラムダが、最終的に178と同ポイントで並ぶ。
優勝2回のラスムッセンに対し、4勝をあげたラムダが既定により2位となったが
大混戦のシーズンを象徴するような結果だった。

チームタイトルは中盤戦までノルディックがトップをゆくも、
後半に入りバトラー、ラムダといった決定力のあるエースを擁したチームが抜け出し、
最終的に大逆転でレッドブルが初代王者となった。
予選でPP、決勝で1-2フィニッシュできれば1レースで最大46ポイントが
加算される選手権で、レッドブルとマーキュリーの最終的なポイント差は8。
こちらも最終戦まで白熱したタイトル争いだった。

最終リザルト↓↓↓

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優勝:ケリー・ラスムッセン(ノルディック)

ラップチャート画像

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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年間王者(ドライバー)↓↓↓

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1stシーズン王者:アレックス・バトラー(マーキュリー)

年間王者(チーム)↓↓↓

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1stシーズン王者:レッドブル・エクストリーム・レーシング

年間王者(マニュファクチャラー)↓↓↓

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1stシーズン王者:スプレンダー

 

3月に開幕し11月の閉幕まで、白熱のまま終えた全18戦の選手権。
ガソリンエンジンに代わるあらたな動力機構で、世界選手権を戦った1シーズン。
ひとまず新カテゴリのスタートしては大成功といっていい。
マシン、エンジンともにトップカテゴリとしては十分な戦闘力を発揮し、
世界各地での開催も滞りなくしっかりと進行した。王座争いも白熱し、
開幕前はF1から転戦してきた実力派のベテラン勢が有力とみられていた選手権には
若手やF1では不遇をかこっていた者たちが食い込んできた。
最終的にはアレックス・バトラーという新鋭が王者となったのだ。
チームタイトルはレッドブルが持って行ったものの、マーキュリーやノルディック
といったモータースポーツ界の新鋭が最後まで王座を争った。
来季はカレンダーにやや変更が加わり、さらにルール・レギュレーションも修正され、
よりエキサイティングなチャンピオンシップとなることだろう。
2ndシーズンの開幕まで、しばしの休養だ。

2ndシーズンもお楽しみに!!