☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 2ndシーズン・1

『Formula NeXXtream 2nd』

□開幕戦 オーストラリア サーファーズパラダイス市街地

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 1周:4.47km
 特性:「中速」「市街地」
 ターン数:25(68周) 

いよいよ開幕を迎えた2ndシーズンのNeXX!!
昨季はドライバー、チームともにタイトル戦線は最終戦までもつれ、
大盛況のうちに1stシーズンを終えたNeXXが、約3カ月半の
オフシーズンを経てまた、開幕の地オーストラリアへと帰ってきた!!
今季の開幕の舞台もここ、世界有数のビーチリゾートであるゴールドコースト
世界のサーファーたちの憧れの地、サーファーズパラダイスだ。
ビーチ沿いの公道を封鎖して行われるストリートレース。ミューが低くて
さらにバンピーな路面、3つの即席シケインにいくつかの高速セクションと
速度域もそこそこ高く、それでいてテクニカルなセクションも内包する難所だ。
また、今季からは昨年参戦した12チームに加え、新たに3チーム6台が新規参戦。
決勝はフルグリッド26台となり、毎戦必ず4台の予選落ちが発生することに。
昨季はランキング上位のドライバーでも、マシン特性の合わないサーキットでは
下位に沈むことがあったNeXX。今季は上位陣と言えども一つのミスが
まさに命取りとなる。今季は開幕戦からすでに熾烈なサバイバルだ。
そしてこの予選では、さっそく実力者の一人がその洗礼を受けた。
予選から早くも波乱の展開の開幕戦、決勝レースはどうなってしまうのだろうか!?


<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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セッション別順位↓↓↓

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予選落ち(DNQ)↓↓↓

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PP:アレンザンダー・ロッソ(アントネッティ

今季から予選方式が変更になったNeXX。昨季は各車2度のアタックラップを
行い、速い方のタイムで順位が決定していたが、今季からはノックアウト方式を採用。
全30台が出走するPQから始まりQ1、Q2、そしてQ3と計4セッションを走行。
セッションが進む度に都度一定数が脱落してゆくという生き残り合戦だ。
そして、早くもこの予選方式が大きな波乱を巻き起こした。
これを波乱の結果と呼ぶべきか否か? 小雨振るセッションで予選PPを獲得したのは
昨季1勝をあげランキング7位で終えたアレンザンダー・ロッソだ。実力者である。
しかしロッソは今季、新規参戦のアントネッティからエントリーしている。
つまりは、新規参戦チームがデビュー戦でPPを獲得したのだ。
PQを22番手で辛くも通過したロッソだがQ1、そしてQ3で最速をたたき出し
見事PPをもぎ取った。対して新方式の洗礼を受けたのがルドルフ・マイネだ。
PQ序盤のアタックでアンバーパネルにダメージを負ったマイネは、マシンのリペアが
間に合わず。なんと昨季PP3回、優勝1回の猛者が開幕戦の予選脱落者となった。
フロントローには初代王者のバトラーがつけ、2列目には日向と宋昇龍のアジア勢。
そして昨季は開幕から躓いたエヴァー・グラハムの2台がバーンズ5番手、ルーキーの
バロンが10番手と躍動した。新規参入勢ではアントネッテイとマルドゥークが
2台とも予選通過。ガジャックのベテラン、タンデイが予選落ちを喫した。


<決勝レース>
終始小雨がぱらつく天候だった予選とはうって変わり、決勝は快晴。
各車のタイヤチョイスは以下の通り↓↓↓

<HARDスタート>
 1:A.バトラー(マーキュリー)     M
 2:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)  Y
 5:J.チャップマン(アブラモビッチ)  Y
 8:A.カブロン(プルトン)       Y
34:S.シエナ(リナルディ)       M
21:A.ティルクム(クラークソン)    Y
33:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア)  M
 9:J.セプター(チャイナドラゴン)   Y
14:K.ラスムッセン(ノルディック)   M
50:A.ラ・ポルタ(SLO)       M
57:D.リンドホルム(アントネッティ)  M
18:J.グーデリアン(マルドゥーク)   M

<SOFTスタート>
12:N.ラムダ(ピットブル)       M
 7:K.マルケーナス(マーキュリー)   M
10:J.バロン(エヴァー・グラハム)   Y
15:日向 俊郎(トライアンフ)      Y
 6:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ)Y
17:T.ヴィックス(プルトン)      Y
11:D.ファング(クラークソン)     Y
 0:宋 昇龍(チャイナドラゴン)     Y
91:M.ハイデンフェルド(ノルディック) M
77:A.ロッソ(アントネッティ)     Y
27:B.リヴィエール(マルドゥーク)   M

レースはロッソがPPからロケットスタートを決め、頭二つほど飛び出す。
対して3番手スタートの日向は出足がつかず、4番手の宋に先行を許してしまう。
そして混乱はその後方で起きた。6番手のラ・ポルタがモタついたのに端を発し、
その後方のカブロンとフィリオが接触。そこに12番手スタートのセプターが
突っ込み前後4台を巻き込む『ビッグワン』発生。開幕戦はスタート直後に
セーフティカーが出動する大波乱の幕開けとなってしまう。

この多重事故によりセプター、カブロン、フィリオ、そしてラムダ、ファングといった
有力勢が巻き込まれ、姿を消した。カブロンとフィリオのもたつきに端を発した
多重事故だが、スチュワードは事故の原因を作ったのはセプターと断定し、
セプターはなんと次戦出場停止のペナルティを科されてしまう。
昨季開幕戦の覇者は、早々に姿を消したうえ次戦もノーポイントが確定してしまった。
また、セーフティカーラップ中にノルディックのハイデンフェルドがゆるゆると
ピットイン。9番手スタートのハイデンフェルドは燃料圧力低下のトラブルで
ピットでマシンを降りた。これで開幕戦は2tnで早くも6台がリタイヤした。

3tn目にレースはリスタート。ここでは大きな混乱はなくレースが再開してゆく。
スタート時はモタついたラ・ポルタがリスタートをうまく決め、バーンズの前に出る。
リスタート後は接近戦となった上位勢、4tn目にはバトラーがロッソをかわし
いっとき先頭に立つ。これが初代王者の意地だ。しかしロッソもすぐに応戦し
トップを奪い返す。上位はしばらく接近戦を展開してゆく。


★5tn終了時点のトップ10
 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:A.バトラー(マーキュリー)
 3位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 4位:日向 俊郎(トライアンフ
 5位:A.ラ・ポルタ(SLO)
 6位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
 7位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 8位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 9位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
10位:J.チャップマン(アブラモビッチ


ソフトスタートのヴァシュロン勢ロッソは、先行逃げ切り作戦。
6tn以降次第にロッソはペースを上げ始め、2番手以降を引き離し始める。
そんな中3番手の宋がバトラーをかわして2番手浮上、さらに日向にもかわされ
バトラーは4番手後退。どうもハードタイヤとのマッチングが良くないようだ。
そして後方でトラブル発生。15番手走行中の新鋭リヴィエールのタイヤがパンク。
後続のカレッジとの接近戦でタイヤを切られたようだ。リヴィエールははやくもここで
タイヤ交換を強いられてしまう。

7tn目には全車中トップを切って、ロムニ・ダキアのゲラがルーティンストップ。
1度目のタイヤ交換を済ませる。ここからソフト勢が続々と最初のタイヤ交換のため
ピットインしてくる。先頭のロッソも8tn目にピットイン。
ソフトからソフトへ繋ぐ。
ロッソのピットインでトップに立ったのはチャイナドラゴンの宋昇龍。
NeXXデビュー4戦目の中国人ドライバーが開幕戦でリードラップを刻む。

10tn目にその宋がピットイン。そして2番手に続く日向もピットイン。
ともにソフトからソフトへとつなぐ。セーフティカーラップでタイヤを温存できた
ヨコスカ勢は、ソフトスタートの全車がこの時点で全スティントをソフトでつなぐ
戦略へとスイッチ。この『オールソフト戦略』ができるのがヨコスカ勢の強みだ。
しかしヴァシュロン勢も負けてはいない。上位勢が全車1回目のストップを終えると
再びトップに立ったロッソはぐんぐんペースアップ。そして、予選では17番手と
ふるわずQ1敗退となった昨季ランキング3位のラスムッセンが、この時点で
早くも入賞圏内まで浮上してきていた。また、後半戦にソフトを2セット温存していた
ラ・ポルタも徐々にペースアップ。15tn目には3番手まで浮上していた。

15tn目にはロッソが2度目のピットストップ。
前半をソフト2セットでつないだロッソは、後半をハード1セットで乗り切る戦略。
充分なマージンを稼いでピットインしたがしかし、ここでアントネッティのクルーが
やや作業に手間取りタイムロス。トップでコース復帰したものの、2番手宋が
すぐ背後まで迫っていた。後続はソフト勢、ロッソはハード。
さて後半戦はどうなる?


★15ターン終了時点のトップ10
 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 3位:A.ラ・ポルタ(SLO)
 4位:A.バトラー(マーキュリー)
 5位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 6位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 7位:日向 俊郎(トライアンフ
 8位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
 9位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
10位:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ


17tn目に上位陣で事故発生。ポジションを入れ替えながら3番手を争っていた
ラ・ポルタとバトラーが接触。両者とも大きなダメージはなかったものの、
しかけられたバトラーが大きく立ち遅れてしまう。
昨季王者も開幕戦はややツキがないか。
18~19tn目頃にはほぼ全車が2回目のピットストップを終え、レースは
いよいよ終盤戦へ突入。3セット目のソフトの感触がいい2番手宋が、相変わらずの
好ペースで逃げるロッソに唯一ついていけていた。レースはロッソと宋の一騎打ちの
展開に。上位陣3番手以降は9番手までほぼ団子状態の接近戦。
20tn目に2セット目を引っ張ったバーンズがピットストップを終え、いよいよ
ラストスティントへ。

21tn以降トップ争いは膠着。リスクを考慮し仕掛ける最適タイミングを待つ宋、
対するロッソもタイヤがキツく思うようにペースを上げられない。
そんな中二人の後方で異変発生。
3番手のラ・ポルタがややスローダウンし始めた。ギアボックスから
のオイル漏れがレースペースをダウンさせていた。ラ・ポルタは徐々に後退、これで
なんと17番手スタートのラスムッセンが、3番手に浮上してきた。今季タイトル奪取
にかけるデンマーク人は、強かにレースを戦っていた。

そしてレースはロッソのテールに宋がぴったり張り付いたまま最終tn。
宋は満を持して仕掛けるが、ついにロッソはトップを明け渡すことなくチェッカー。
NeXX2ndシーズンの開幕戦は、なんと新規参入アントネッティのロッソが
優勝し、見事な『デビューウィン』を飾った。2位にはチャイナドラゴンの宋昇龍。
デビュー4戦目で2位表彰台と、驚異の速さを見せつけた。
そして特筆すべきは3位か。17番手スタートのラスムッセンが強かに、
クレバーに戦い表彰台をもぎ取った。
昨季は開幕戦から大きく躓いたエヴァー・グラハム勢がバーンズ4位、バロン9位と
W入賞を果たし、21番手スタートのマルケーナスが8位としぶとさを見せた。
対して昨季王者のバトラーは5番手と精彩を欠き、セプター、ファング、ラムダの
『F1四天王』の3人が、オープニングラップで姿を消す波乱のレースだった。

新規参戦チームは、決勝へ進んだ全5台が完走を果たすも、ポイントを獲得できた
のは優勝のロッソのみ。予想されていたことではあったが、ニューカマーたちには
厳しい船出となった。また、昨季開幕戦と比べても入賞者の顔ぶれは大きく変わり
今季もNeXXは混戦模様の選手権が展開されることが浮彫りとなった。


最終リザルト↓↓↓

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Winner:アレンザンダー・ロッソ(アントネッティ

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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次回第2戦の舞台は、東南アジアはインドネシア
ハイスピードトラック、セントールでのインドネシアGPだ。
雨期のインドネシアは天候が不安定、昨年はレース中にスコールが発生し
大波乱の展開となった。今季はどうなるか? お楽しみに!!!