☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 2ndシーズン・2

『Formula NeXXtream 2nd』

□第2戦 インドネシア セントール・インターナショナル・サーキット

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 1周:4.12km
 特性:「高速」「常設」
 ターン数:27(74周) 

オーストラリアでの開幕戦は、アレンザンダー・ロッソが
なんと初参戦のアントネッティチームに初優勝をもたらすサプライズで
幕を閉じたNeXX。2ndシーズン第2戦の舞台は、こちらも昨年と同じ
東南アジア、赤道直下は常夏の国インドネシアで行われる。
3月のインドネシアは雨期の終わり。常夏の国の日中の気温は30度を超え
夜でも20度を下回ることはない。また雨期は終わりに近づいているものの
気候は不安定で、昨季もレース中にスコールにみまわれ波乱含みの展開となった。
1周4.12kmのショートコースは2つのヘアピン、1つのシケイン
直線で結ぶようなストップアンドゴーのレイアウトで、1km近いストレートも
存在するハイスピードサーキットだ。天候条件含め展開予想の難しいレース、
昨季は完走13台と荒れた展開のなか、ピットブル勢が1-2フィニッシュ。
ラムダがNeXX初優勝を飾ったが、今年はどうか?

<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓ 
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セッション別リザルト↓↓↓

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予選落ち(DNQ)↓↓↓

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PP:アレン・バーンズ(エヴァー・グラハム) 

第2戦インドネシアGPの予選セッションは、降りしきる豪雨のなか行われた。
セッション開始30分前に降り出した雨は、勢いを弱めることなく降り続き、
FNOは午後1時開始の予選セッションのディレイ(遅延)を発表。
しかし、1時間待っても弱まる気配のない雨に、ついにFNOはウェットでの
セッション開始を決断。予選は大雨の中行われることとなった。
PQではなんとマルドゥークの2台がそろって敗退、参戦2戦目にして
早くも予選落ちという苦杯を舐めた。また、開幕戦でペナルティを受けこのレース
出場停止のセプターの代わりに、チャイナドラゴンから出走したベネズエラ
カストル・エルドラードも雨に翻弄され予選落ち。苦いデビュー戦となった。
そんな荒れた展開のなかPPを獲得したのが、エヴァー・グラハムのバーンズ。
NeXX初PP獲得だ。昨季は序盤から期待を裏切り続けた『F1四天王』の一角が
ようやく目を覚ました。フロントローには雨のレース大得意のファングがつける。
前戦予選落ちの屈辱を味わったマイネが3番手と挽回、そしてなんとガジャックの
ルーキーカレッジが4番手と、雨で驚異の速さを見せつける。さらには6番手に
マルケーナス、8番手フィリオ、9番手日向、10番手バトラーと、雨が得意な
面々がトップ10に残った。対して『F1四天王』ラムダは11番手、そして
開幕戦の覇者ロッソは14番手に沈む。さらにノルディックのラスムッセン
前戦に続き17番手でQ1敗退と、苦しい戦いを強いられることとなった。
開幕戦2位表彰台の宋昇龍も、雨に翻弄され25番手に沈んだ。
決勝も天候に翻弄されるレースとなるのだろうか?


<決勝レース> 

大雨だった予選とはうって変わって快晴となった決勝当日。
30度を超える気温、そして湿度80パーセントを超える蒸し暑さのなか
レースはスタートする。路面温度もやや高く、タイヤにもキツイレースになる
ことが予想された。また約1時間半のレースタイム中、つねにスコールの発生を
想定しながら戦わなければならず、各チームはタイヤ戦略に頭を悩ませる。
各チームのタイヤチョイスは以下の通り↓↓↓

<タイヤチョイス> 
◆HARD 
<ヴァシュロン>            
12:N.ラムダ(ピットブル)     
 7:K.マルケーナス(マーキュリー)   
26:M.ポルボローネ(リナルディ)  
34:S.シエナ(リナルディ)        
33:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア
14:K.ラスムッセン(ノルディック)
50:A.ラ・ポルタ(SLO)
77:A.ロッソ(アントネッテイ)
25:C.タンデイ(ガジャック)

<ヨコスカ>
15:日向 俊郎(トライアンフ
 6:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ
21:A.ティルクム(クラークソン)
 0:宋 昇龍(チャイナドラゴン)

◆SOFT
<ヴァシュロン>  
30:R.マイネ(ピットブル)       
 1:A.バトラー(マーキュリー)      
 4:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア)       
91:M.ハイデンフェルド(ノルディック)       
 3:A.フィリオ(SLO)      
57:D.リンドホルム(アントネッテイ)       
16:J.カレッジ(ガジャック)

<ヨコスカ>
 2:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
10:J.バロン(エヴァー・グラハム)
44:J.カジワラ(トライアンフ
 5:J.チャップマン(アブラモビッチ
17:T.ヴィックス(プルトン)
11:D.ファング(クラークソン)


レースは大きな混乱なくスタート。
初のPPスタートとなったバーンズはスタートをうまく決め、
頭一つ飛び出す。しかしフロントロー2番手のファングの出が悪く
ファングは3番手マイネに前へ行かれてしまう。さらに4番手スタートのカレッジも
スタートを失敗。5番手のチャップマンの先行を許す。
さらには10番手からスタートで1つポジションアップしたバトラーが
オープニングラップで躍動。第3ターンで前を行くフィリオをかわして8番手浮上、
さらに最終ターンでチームメイトのマルケーナスをもかわし7番手へジャップアップ
していた。中段スタートの開幕戦覇者ロッソもフライングラップ、一気に
ポジションを9番手まで上げていた。

混乱なくスタートしたレースだが、2ターン目には早くも脱落者が出る。
SLOのラ・ポルタが電気系トラブルでコースにマシンを止めた。
ラ・ポルタはオープニングラップでファーシマスと接触し、最後尾まで落ちており
接触の際の衝撃がトラブルの原因と考えられた。

3ターン目には先頭グループをゆくファングにも異変。
4番手カレッジが、動きの鈍ったファングをかわして3番手に浮上する。
ファングは序盤からブレーキにトラブルを抱えていた。
この時点で10番手スタートのバトラーは5番手に浮上、さらに
11番手スタートのラムダは入賞圏内10番手に浮上。

トップ争いはバーンズとマイネ。前戦予選落ちのうっ憤をぶつけるような
快走のマイネ。トップのバーンズに度々並びかけるも、バーンズも
巧みなブロックラインで譲らず。一進一退の攻防が続く。

★5ターン終了時点のトップ10 
 1.アレン・バーンズ
 2.ルドルフ・マイネ
 3.デイヴィス・ファング
 4.アレックス・バトラー
 5.ファン・カレッジ
 6.デイヴィス・リンドホルム
 7.ジョンブル・チャップマン
 8.カーティス・マルケーナス
 9.ニコ・ラムダ
10.アンドレアス・サントス・フィリオ

レースは快晴のまま進む。
6ターン目にカレッジがピットイン。ルーティンストップだがやや早い。
やはり天気がタイヤに影響を及ぼしているのか、それともカレッジの激しい走りの
影響か? トップのバーンズ、マイネは共に様子見。ピットインの気配はない。
そして後方ではラムダがペースアップ。マルケーナスを抜き7番手に浮上した
ラムダはリンドホルムを、彼と接近戦を繰り広げていたチャップマンごと長い、
そして広いホームストレートを利用しまとめてオーバーテイク
神業ともいえる『2台抜き』でなんと5番手に浮上する。

そして7ターン目にトラブル。
開幕戦覇者のロッソがコース上で白煙を上げてストップしていた。
エンジンブローでのリタイヤだった。これでセーフティカーが出動。
セーフティカーラップを利用しマイネ、ファング、チャップマン、リンドホルム
といった上位勢が一斉にピットイン。トップのバーンズはハードタイヤの為
ステイアウトを選択した。ラムダ、バトラーもステイアウトし戦況を見る。

リスタートでも大きな混乱は見られずレースは再開する。
10ターン目には先頭のバーンズがピットイン。さらにセーフティカーラップで
ソフトを延命できたバトラーもピットインしハードへとスイッチ。
前方では2セット目のソフトの感触が良いファングがペースアップ。
ブレーキにトラブルを抱えながらも前を次々とかわして2番手に浮上する。

12ターン目にはステイアウトで独走状態となったラムダがようやくピットイン。
ハードからソフトに換え4番手でコース復帰。そしてここからヴァシュロンのソフトを
履いたラムダの本領が発揮される。前をゆくマイネ、バーンズをするするとかわし
トップを行くファングに肉薄する。ここからレースはラムダとファングの
一騎打ちの様相を呈してゆく。F1でも見られた白熱のライバル対決だ。

そして15ターン目、ファングがラムダに並びかけ、
両者譲らないサイドバイサイドのバトルを展開も、ブレーキにトラブルを抱える
ファングが屈しついにラムダがトップに。

★15ターン終了時点のトップ10 
 1.ニコ・ラムダ
 2.デイヴィス・ファング
 3.アレン・バーンズ
 4.ルドルフ・マイネ
 5.アレックス・バトラー
 6.ジョンブル・チャップマン
 7.デイヴィス・リンドホルム
 8.カーティス・マルケーナス
 9.セドリック・タンデイ
10.スティラノ・シエナ

16ターン目、2番手のファングがラムダより先にピットイン。
最後のスティントはハードで臨む。その後方で異変。チャップマン、リンドホルム、
タンデイの3台がそれぞれピットに戻りマシンを降りた。前のターンでの
7番手争いで多重接触が発生、3台が3台ともマシンにダメージを負っていた。
なお、この事故を引き起こしたして当事者認定されたチャップマンには
翌戦での予選10グリッド降格ペナルティが課せられた。
6ターン目に接触でリタイヤしたカジワラも同様のペナルティをかせられており
共に次戦は予選を突破した場合でもポジション降格処分となってしまった。
またチャップマンはレース途中エンジンにもミスファイアのトラブルを抱えていた。

後方ではソフトへ交換した日向がペースアップ、カレッジをかわして8番手浮上。
さらにその後方でも入賞圏内をかけた激しいバトル。2台とも後方スタートと
なったノルディック勢が、ラスムッセン9番手、ハイデンフェルド10番手と
ポイント圏内まで浮上してきた。

19ターン目、ソフトを使い切ったラムダが2度目のピットイン。
ハードへ換えるも作業にやや手間取り、ファングとの間にあったマージン6を
全て吐き出してしまう。ファングは16ターン目に先にタイヤ交換しており
最後のスティントはお互いハードで、マージン0での接近戦となった。
ファングは序盤からブレーキトラブルを抱えながらの快走である。
さらにハードを引っ張りまだ2度目のタイヤ交換をしていないバトラーが3番手、
マイネ、バーンズ含め5台がマージン0の大接近戦で終盤を迎える。

後方では20ターン目に6番手日向、21ターン目に4番手マイネが
そしてバーンズがタイヤをライフの限界まで引っ張ってピットイン。
残り5ターンのショートスティントにかける。しかしここで、まさかの事態が発生。
なんと22ターン目、これまで晴れていた空から大粒の雨が落ちてきた。
スコールである。

すでにホームストレートを通過していたマルケーナスより後ろが全台
泡を食ってピットイン。日向、ハイデンフェルド、ポルボローネ、カレッジ
バロン、フィリオ、デ・ランジェリス、ファーシマスと続々とタイヤ交換。
数ターン前に2度目のタイヤ交換を終えた面々もやむなくピットイン。
ピットは大混乱となった。
濡れた路面をスリックタイヤで走ることを余儀なくされた上位グループも
慌てて次ターン(23ターン)にピットイン。しかし、ピットブルはラムダと
マイネが僅差で同時にピットインしたため、ラムダの作業を優先。
マイネはラムダの作業終了を待たされる羽目になり、バトラーとの差が開く。

突然の大雨に綱渡りのレースを強いられる面々。
上位ではファング、バトラー、日向などが雨を得意としているが、
この豪雨ではおいそれと仕掛けられない。
そんななか、一時はポイント圏外まで後退していたカレッジが順位を上げる。
大雨の予選でも速さを見せた新鋭が26ターン目にはついに、
ハイデンフェルドをかわして8番手までポジションを回復していた。

トップをいく2台は1秒差以内の接近戦。
しかし、仕掛けた際のリスクを考え派手なアクションもできず。
最終ターンにファングが仕掛けるも、ラムダもすんでのところで守り切り
レースはラムダがトップチェッカー。昨年に続いての優勝となった。
2人のドッグファイトには近づけなかったバトラーは3位で表彰台圏内を確保。
離れた4番手には、開幕戦予選落ちの屈辱を味わったマイネが入った。
最後の最後でバーンズをかわした日向が5番手に入り、『雨の日向』の面目躍如。
PPのバーンズは6番手だったが、今季は開幕から好調を維持している。
マルケーナスが2戦連続で8位入賞。そしてハイデンフェルド、カレッジ、
サントス・フィリオの3人が今季初入賞を果たした。

一方で開幕戦の覇者ロッソは、序盤でエンジンブローの為リタイヤ。
開幕戦2位の宋昇龍もリタイヤと、1戦ごとにガラッと顔ぶれの変わる表彰台は
今季も変わらず。今季もドライバーズ選手権は混戦模様を予感させる結果となった。

開幕戦はノーポイントとなった前年王者チームピットブルも
第2戦ではしっかりと2台で37ポイントを持って帰りトップに立つ。
マーキュリーが33ポイントで2位に続く形は昨季と一緒だ。
しかし今季は3位に新鋭アントネッティ、そして4位には昨季不振だった
エヴァー・グラハムが続き、こちらも今後の展開が予想しにくい状況だ。


最終リザルト↓↓↓f:id:pontsuka0729:20201122123716p:plain

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Winner:ニコ・ラムダ(ピットブル)


ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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次戦は3月最終週のポールリカールでの合同テストを挟んでの
第3戦ドバイGP。昨年はアブダビで行われた中東ラウンドは、今季マルドゥークの
参戦に合わせて舞台をドバイに移して行われる。かつてはA-1GPや
FIA、GT選手権などが行われたドバイ・オートドローム
テクニカルなミドルスピード・トラックだ。こうご期待!!