☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 2ndシーズン・3

『Formula NeXXtream 2nd』

□第3戦 ドバイ ドバイ・オートドローム

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 1周:5.39km
 特性:「中速」「常設」
 ターン数:24(56周)

開幕戦は新参チーム、アントネッティのロッソが優勝し
のっけから波乱の展開となった2ndシーズンだが、前戦はピットブルの
ラムダが優勝。チームメイトのマイネとのW入賞でランキングトップに立ち
先輩チームとしての威厳をみせつけた形となったNeXX。そして迎えた第3戦は
舞台を中東はドバイに移して行われる。こちらも今季から参戦の新参チーム
マルドゥークのホームGPとなるレースは、かつてはA-1GPなども開催された
常設サーキット『ドバイ・オートドローム』でのドバイGPだ。
砂漠地帯の気候を考慮し、レースはナイトセッションでの開催となる。
はたしてどんな展開が待っているのか?
1周5.39kmのコースは2本のミドルストレートを有するが、そのほかに
ヘアピン状の低速コーナーやいくつかの大きく回り込む中低速コーナーが存在し
全体的な性格としては中速テクニカルトラックの様相を呈する。
ペルシャ湾に面したドバイモーターシティの区画に隣接しており、近くには
競馬界一の高額賞金レース『ドバイワールドカップ』の舞台となる
メイダン競馬場もある。そして新参チームマルドゥークのオーナーは、チーム
ゴドルフィンを率いて世界の競馬界にその名を轟かせるドバイ王家マルドゥーク家の
ダムハン殿下である。各チームの活躍はもちろんのこと、ドバイ王家率いるチーム
のホームレースでの活躍に注目が集まった。前戦で2台揃っての予選落ちという
苦杯をなめたマルドゥークの巻き返しは? そしてこの砂漠のGPを制するのは
果たして誰か?

<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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赤字は前戦のペナルティによりグリッド降格

セッション別リザルト↓↓↓

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予選落ち(DNQ)↓↓↓

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PP:ニコ・ラムダ(ピットブル)

開幕以来の2戦いずれも波乱続きで、予想外のドライバーが予選で姿を消しているが
今回も御多分に漏れず予選は波乱の展開となった。今回予選不通過の面々は
K.マルケーナス、D.リンドホルム、D.ファング、日向俊郎の4名。
いずれ劣らぬ実力者達であり、ルンドホルム以外の3人はNeXXでの優勝経験者だ。
リンドホルムはフリー走行時に負ったアンダーパネルのダメージが影響しタイムが
伸びず。またマルケーナスとファングはセッション中のメカニカルトラブルで脱落。
日向はタイムアタック時に大きくコースアウト。まさかのドライビングミスで
予選落ちとなった。そんななかPPを獲得したのはピットブルのラムダ。
全セッションを通して好タイムをマークし、最上位を獲得した。
そしてここドバイで躍進したのが、リナルディのM.ポルボローネだ。
開幕戦で予選落ちを経験したポルボローネは、予選落ちだけは避けたいとPQで
ソフトタイヤをチョイスしアタックすると、なんとトップタイムをマーク。
その後Q1、Q2をハードでアタックしQ1は8番手、Q2はラムダに次ぐ
2番手で通過。そしてソフトで臨んだQ3もラムダに次ぐ2番手タイムをマーク。
リナルディは初のフロントローをゲットする。3番手には3戦目にしてようやく
Q1突破をはたしたラスムッセンが続き、4番手には開幕から好調を維持している
バーンズが続いた。クラークソンの新鋭ティルクムが10番手と初のトップ10入り。
そして出場停止明けのセプターが8番手と実力の片鱗を見せつけた。
地元マルドゥークの2台は無事PQを突破。Q1ではリヴィエールが4番手、
グーデリアンが2番手タイムをたたき出すも、Q2では15、16番手となり
惜しくも地元でQ3進出はならなかった。また前戦でペナルティを科された
チャップマンは、Q3で7番手タイムをマークしたものの、10グリッド降格で
17番手スタートとなってしまった。

<決勝レース>

午後7時スタートのナイトレースは、当然のことながら極めて降水量の少ない
砂漠地方のため晴れ。ドライコンディションで行われた。しかし、乾燥した気候で
周りは砂漠地帯の為、砂を被ったコースは極めてダスティなコンディション。
開幕以来2戦ともなにかと雨に祟られたNeXXだったが、第3戦ドバイは
ドライとはいえど一筋縄ではいかないレースとなることが予想された。
各チームのタイヤチョイスは以下の通り↓↓↓

<タイヤチョイス>
◆HARD
<ヴァシュロン>  <ヨコスカ>
バトラー      バロン 
シエナ      デ・ランジェリス 
ラスムッセン 
リヴィエール
カレッジ

◆SOFT
<ヴァシュロン>  <ヨコスカ>
ラムダ        バーンズ
マイネ       カジワラ
ポルボローネ    チャップマン
ゲラ        カブロン
ファーシマス   ヴィックス 
ハイデンフェルド  ティルクム
ラ・ポルタ     宋
フィリオ      セプター
ロッソ
グーデリアン
タンデイ

=ユーズドタイヤ

フロントローセカンドローの4台は問題なくスタート、
後方では5番手スタートのSLOラ・ポルタがロケットスタートを決め
2台抜きで3番手にジャンプアップする。かたや予選ではあまり振るわなかった
前年王者のバトラーは、ティルクムに先行を許し10番手に後退する。
さらに12番手のロッソにも先行を許し、ロッソは10番手に浮上。
中団では地元のグーデリアンも2ポジションアップをはたしていた。

PPのラムダは序盤ペースが上がらず苦労するも、2番手ポルボローネ
仕掛けを抑えてトップを死守。反対にポルボローネはレースが進むと
レースペースの差を埋められず、ズルズルと5番手まで後退する。
予選での速さはなりを潜めた。中段では軽い接触事故あり。地元のグーデリアン
ガジャックのカレッジが接触。スタートでジャンプアップをきめたグーデリアン
だったが、カレッジともどもポジションダウンを強いられる。

ユーズドのソフトでスタートのラムダは序盤からペースを上げられず。
その後ろではノルディックの2台ラスムッセンが3番手、ハイデンフェルドが
5番手に浮上。昨季最後の最後で無冠に終わったノルディックが
トップのラムダに迫る。ラムダは十分なマージンを築けないままユーズドタイヤの
『ガケ』を迎えていた。とここで後方でアクシデント発生。24番手を走行していた
カジワラが前を行くフィリオに仕掛けスピンを喫してしまった。カジワラは
マシンを中破しリタイヤ。ここでセーフティカーが出動する展開となる。
ピットオープンとなった7ターン目にはラムダ、ラスムッセンポルボローネ
タンデイといった面々がタイヤ交換のためピットインする。

★5ターン終了時のトップ10
 1.ニコ・ラムダ
 2.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
 3.ケリー・ラスムッセン
 4.アレン・バーンズ
 5.ミック・ハイデンフェルド
 6.ミケーネ・ポルボローネ
 7.アレンザンダー・ロッソ
 8.ジョリー・セプター
 9.アレックス・バトラー
10.セドリック・タンデイ

そして8ターン目にレースはリスタート。ここでタイヤ交換で4番手に後退していた
ラムダは、ロッソ、セプターにもかわされ6番手に後退してしまう。
また中団に埋もれる格好のバトラーもリスタートに失敗。なかなか上位に
進出できない。9ターン目にはハイデンフェルド、ロッソもピットイン。
しかしバーンズ、セプターといったヨコスカ勢はまだ入らない。ヨコスカ勢得意の
セーフティカーを利したオールソフト作戦か? 
はたして10ターン目、ようやくバーンズとセプターがピットイン。
さらにチャイナドラゴンのクルーが会心の作業を見せ、2番手でピットインした
セプターは4番手でコース復帰。セプターには久々に勝機が見え始めた。
思うようにペースを上げられないラムダを先頭に、以下ロッソ、ラスムッセン
セプターと続く。

11ターン目にはユーズドハードを引っ張ったバトラーがピットイン。
ソフトへ換装してコース復帰。これでバトラーは12番手まで後退。
上位勢がすべてタイヤ交換を消化しトップはラムダだったが、すぐ後ろに
ラスムッセンが迫っていた。そして3番手にはセプターがひたひたと忍び寄る。
13ターン目、ついにラムダ、ラスムッセン、セプターのトップ3の差は
1秒以内に接近。そして2番手ラスムッセンがラムダを抜きあぐねている隙をつき
セプターがラスムッセンオーバーテイク。そしてついにラムダまでをもかわし
セプターがトップに立つ。ここでまたもアクシデント発生。
4番手争いの中でラ・ポルタにしかけたハイデンフェルドが、後続のバーンズ
をも巻き込んだ多重接触を引き起こし、ここで2度目のセーフティカー出動。
ラ・ポルタ、ハイデンフェルドはこの間に応急修理のためピットイン。
ダメージの小さかったバーンズは、そのままステイアウトする。

2度目のリスタートとなった15ターン目、セプターは良いリスタートを決めるも
ラムダがついていけず。しかし3番手のラスムッセンがそのあおりを受け
スピードが乗らずロッソの先行を許す。これでラスムッセンは4番手後退。
トップ3はセプター、ラムダ、ロッソの順に。
その後もセプターは順調に後続とのマージンを築いてゆく。そして後方では
ソフトに換装したバトラーが徐々にペースを上げつつあった。
さらにポイント圏内の10番手付近の争いが激化。ティルクム、シエナ、そして
チャップマンが熾烈な入賞争いを繰り広げる。

★15ターン終了時のトップ10
 1.ジョリー・セプター
 2.ニコ・ラムダ
 3.アレンザンダー・ロッソ
 4.ケリー・ラスムッセン
 5.セドリック・タンデイ
 6.アレン・バーンズ
 7.ミケーネ・ポルボローネ
 8.アリエル・ティルクム
 9.アレックス・バトラー
10.スティラノ・シエナ

先頭グループはセプター、ラムダ、ロッソが僅差で接近戦を展開。
しかしハード→ハードでつないだ4番手ラスムッセンは、若干水をあけられ始めた。
後方ではソフトタイヤに交換したバトラーが7番手に浮上、
そしてリナルディのシエナがティルクムをかわして9番手に浮上していた。
リナルディはポルボローネシエナが共に入賞圏内におり、W入賞での
初ポイント獲得のまたとないチャンスを迎える。
ソフトタイヤし交換したバトラーは俄然ペースが良い。前を行く6番手バーンズが
ピットインし、さらにタイヤのタレが顕著なタンデイにも追いつき5番手浮上。
『魔術師』が本領を発揮し始めた。

18ターン目、2番手ラムダ、3番手ロッソが相次いでピットイン。
最後のタイヤ交換を済ませる。2人とも最後のスティントはソフトで挑むが
それぞれクルーが交換に手間取りややタイムロス。はたしてこれが今後の展開に
どう影響してくるか? 後続の上位陣も続々とピットイン。
タンデイ、ポルボローネ、ティルクム、バロンと、全車最後のスティントは
ソフトに履き替えて出てゆく。そして19ターン目、先頭を行くセプターも
満を持してピットイン。2番手に浮上していたラスムッセンともども
ソフトに交換してピットアウトしてゆく。ここから上位勢は全車ソフトで
ラストスティントが始まる。そしてアウトラップでタイヤにうまく熱の入らない
ラムダをついに、ロッソがオーバーテイクし2番手に浮上する。

そのとき後方でビッグアクシデント発生!!
バロンにオーバーテイクを仕掛けたハイデンフェルドが接触
接近していた後続を巻き込んで大クラッシュを引き起こしてしまう。
これにより当事者のバロン、ハイデンフェルドに加え、後ろに連なっていた
マイネ、ヴィックス、ゲラまでもが巻き添えを食う羽目に。
事故に絡んだ上記5台は全てリタイヤを喫し、レースは最終盤にきて
セーフティカーが出動する展開となる。今レース3度目のセーフティカーだ。

13ターン目のラ・ポルタとの接触に引き続き
このレース2度目の事故当事者認定をされてしまったハイデンフェルド。
今度の事故はブロックしたバロンも体勢を崩しており、状況としては微妙で
あったものの被害台数の多い複合事故のためレーススチュワードは
仕掛けたハイデンフェルドを当事者認定。次戦第4戦での5グリッド降格ペナルティ
の裁定を下した。1度目の事故後にはマシンの応急修理に時間を費やし、
その上でピットスルーペナルティまで受けながらも18番手を走行していた
ハイデンフェルドだったが、報われない結果でレ―スを終えた。

そしてこのセーフティカーラップで、2スティント目のソフトを引っ張った
バトラーが最後のタイヤ交換でピットイン。マーキュリーのクルーも最高の作業で
送り出し、バトラーはタンデイの前6番手でコース復帰する。
レースは21ターン目にリスタート。
残り3ターンのウルトラショートスティントとなった。

リスタートを決めたのはトップのセプターとロッソ。
セプターは集団から頭一つ抜け出し、ロッソもそれに続く。
一方ラムダはやや立ち遅れる。しかし後ろのラスムッセンは何とか抑え3番手を死守。
さらに22ターン目にはセプターがレースファステストを記録。
ロッソとの差を拡げにかかる。そのすぐ後方で白煙!!
なんと、3番手走行のラムダのマシンからであった。ラムダはゆるゆると
コース脇にマシンをとめてリタイヤ。ミッションがブローしレースを終えた。
ポールトゥウィンでの連勝を目論んでいたラムダが、終盤で消えた。

レースはセプターがトップを死守。
しかしその後ろではやや水をあけられたロッソに、ラスムッセンをかわして
3番手に浮上したバトラーが追いつく。バトラーは22ターン目に
レースファステストをマーク。そしてついに23ターン目にはロッソをもかわす。
さらにレースファステストを更新したバトラーは、怒濤の追い上げで
ついに2番手に浮上してきた。

しかしレースはセプターがトップを守り切り、昨季開幕戦以来の優勝。
13ターン目にトップに立ってからは、一度も他車にポジションを譲らなかった。
2位は終盤怒濤の追い上げを見せたバトラー。3位には開幕戦の覇者ロッソが入った。
以下4位ラスムッセン、5位は3戦連続入賞のバーンズ。そして6位ポルボローネ
7位シエナとリナルディの2台が揃って初入賞。チームに14ポイントを持ち帰った。
8位には宋が入り、チャイナドラゴンもW入賞。そして9位タンデイ、
10位カブロンは今季初入賞となった。

前戦の覇者ラムダだったが、開幕戦と第3戦をリタイヤし
ノーポイントでランキングは4位。開幕戦の覇者ロッソが43ポイントで2位も
3位のバーンズ、そしてトップのバトラーは未勝利。昨季王者のバトラーは
高い安定性を発揮し、第3戦を終えて未勝利もポイントランキングのトップにいる。
またセプターはこの優勝でランキング7位に登場、宋の活躍もあり
チャイナドラゴンはチームランキング2位につける。実質セプター一人で戦っていた
昨季とは大きな違いだ。また、昨季の王者ピットブルはノーポイントで4位に後退。
トップはマーキュリーで、それを4ポイント差でチャイナドラゴンが追う展開。
3位にはアントネッティがつけ、好調バーンズの活躍でエヴァー・グラハムが
5位につけている。

第3戦が終わって、昨季同様に3戦で3人のウィナーが誕生。
今季も混戦模様がデフォルトのNeXX。昨季は不振におわったリナルディや
エヴァー・グラハムなどの躍進も光る。またドライバーでは、昨季前半不調だった
ロッソが新チームで躍動している感がある。シーズンはまだまだ序盤、
あと15戦で展開がどう変わるかは、現時点では全く予測のつかない状態だ。

最終リザルト↓↓↓

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Winner:ジョリー・セプター(チャイナドラゴン)

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャラーランキング↓↓↓

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次戦第4戦は、開幕戦以来3戦ぶりの市街地レース。
ブラジルはサンパウロ市街地でのブラジルGPだ。
相も変わらず混戦模様のチャンピオンシップは、情熱の国でどんな展開を迎えるか?
こうご期待!!