☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 2ndシーズン・9

『Formula NeXXtream 2nd』
□第9戦 オランダ TTサーキットアッセン

f:id:pontsuka0729:20210331231622p:plain
 1周:4.55km
 特性:「低速」「常設」
 ターン数:26(72周)

前戦イタリアGPではリナルディのポルボローネが劇的な初優勝を飾り、ま
た新たなウィナーが誕生したNeXX。ランキング首位のバトラーが8位と
下位に沈んだのに対し、バトラーを追う選手権3位のファングが2位、2位
のラムダが3位と表彰台に上り、バトラーとファングの差は21、そしてバ
トラーとラムダのポイント差は6と大接近、選手権は中盤に入り混戦模様を
色濃くする。そして第9戦からは低速コースの続く三連戦、その1stラウ
ンドは今季からカレンダーインしたオランダGPだ。
ひとまず今季単年の開催契約を結んだオランダGP、来季以降の開催は不透
明だが古くからF1をはじめとするイベントが数多く開催され、モーターレ
ース人気は高い。さらにロムニ・ダキアから参戦するアレオ・ファーシマス
が、隣国ルクセンブルク人ということもあり、ファーシマスの大応援団がつ
めかけた。選手権も大混戦模様となり、スタンドは熱狂に包まれることが予
想された。
ドレンテ州アッセンにあるこのサーキットは、1955年に現コースの元と
なるコースが開設され、2006年のコース改修を受け現在のレイアウトと
なった。主に二輪の世界選手権の舞台となってきたが、今回2007年のチ
ャンプカー以来の四輪の選手権開催となる。ターン8とターン9の間の区間
が最長のストレートとなるが、加速性能の高いMotoGPのマシンをもっ
てしても最高速が300km/hに届かないという低速トラックだ。
180度まわりこむ低速コーナーも多く、ツイスティで抜きどころのない難
コースである。また地理的要因から天候の変化が激しく、晴天が広がってい
たと思ったら突然曇天になり、雹が降り出すこともあるという。この「ダッ
チウェザー」がレースにどう影響するかも注目だ。
ちなみにサーキット近くには教会があり、日曜にミサが行われるために決勝
レースは土曜日に開催された。


<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20210331231741p:plain
セッション別リザルト↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20210331231812p:plain
予選落ち(DNQ)

f:id:pontsuka0729:20210331231848p:plain

f:id:pontsuka0729:20210331231911p:plain
PP:デイヴィス・ファング(クラークソン)
PPは今季初めてクラークソンのファングが獲得した。ここまで4度の2位
表彰台を記録しており、そろそろ今季初勝利を飾ってバトラーに肉薄したい
ところ。フロントローは今季ベストグリッドのゲラ。決勝では苦戦が続くが
低速トラックは得意とするところ、上位進出を狙いたい。3番手にはロッソ
4番手には ここ数戦好調のリヴィエールがつけ、バトラーを追う選手権2
位のラムダは5番手につけた。隣国ルクセンブルクから応援団が大挙してつ
めかけたファーシマスは8番手と健闘、また7番手宋、10番手日向と低速
コースが得意なアジア勢も上位につけた。
一方でラスムッセンは21番手、そしてバトラーは22番手に沈み、選手権
争いに影を落とす。また前戦イタリアで初優勝をあげたポルボローネは15
番手と中段からのスタートとなった。
そして今回カブロン、ティルクム、セプター、サントス・フィリオの4台が
予選落ちとなった。サントス・フィリオとセプターは今季初の予選落ち、カ
ブロンは今季2度目。この3人は決勝でも苦戦が続いている。そしてティル
クムは今季4度目、3戦連続の予選落ちとなった。ティルクムについてはク
ラークソンのサポート体制も疑問視されており、ティルクムは早くも移籍を
画策しているとの噂。果たしてどうなるか?


<決勝レース>
猫の目のように変わる「ダッチ・ウェザー」が有名なアッセンだが、今回は
予選から終始快晴。決勝スタート前も雲一つない青空だった。しかし各チー
ムともいつどうなってもいいように、ウェットタイヤの準備は万端。天候を
含めたレース展開に注目が集まった。タイヤチョイスはメーカーで割れた。
ヨコスカ勢は全台がソフトをチョイス、一方のヴァシュロン勢は7割がハー
ドスタートを選択した。後方に沈んだ選手権上位勢、バトラーとラスムッセ
ンは後方からの上位進出を期し、ソフトスタートを選択した。


◆HARD
<ヴァシュロン>    <ヨコスカ>
Z.ゲラ
A.ロッソ
B.リヴィエール
N.ラムダ
R.マイネ 
A.ファーシマス
J.グーデリアン 
D.リンドホルム 
M.ポルボローネ
S.シエナ 
C.タンデイ 
J.カレッジ
A.ラ・ポルタ 

◆SOFT
<ヴァシュロン>    <ヨコスカ>
M.ハイデンフェルド  D.ファング
K.マルケーナス    宋 昇龍
A.バトラー     日向 俊郎
K.ラスムッセン    A.バーンズ
            T.ヴィックス
            J.チャップマン 
            J.カジワラ 
            J.バロン
            デ・ランジェリス

=ユーズドタイヤ

PPのファングがスタートで飛び出す。後続もミスなくスタートを決めるが
ダッシュスタートを決めたファングが頭一つ飛び出す格好だ。中段ではマル
ケーナスがいいスタートを決め、ハイデンフェルドの前に出ていた。
スタートで大きな混乱はなくレースは進む。ファングはスタートを決めたも
ののレースペース自体はさほど速くはなく、後続との差は広がらない。そん
ななか3番手のロッソに早くもトラブル発生。いくつかのギアをロストする
ミッショントラブルで、ペースが上げられない。

後方では宋、ファーシマス、グーデリアンが次々とマイネをオーバーテイク
レースセッティングがうまくいかなかったマイネは、ペースを上げられずに
どんどんポジションを落としていく。中段ではハイデンフェルドがコースア
ウト、無傷で復帰するも順位を1つ落とす。さらに後方では19番手走行の
タンデイにブレーキトラブル発生。抜きにかかったチャップマンと接触して
しまう。スタートでアクシデントは起こらなかったものの、2ターン目の中
段ではトラブルが続発していた。

ギアロストのトラブルを抱えるも、2ターン目はポジションを守り切ったロ
ッソだが、3ターン目にピットイン。ブレーキトラブルを抱えたタンデイと
もども、長時間のピットストップを余儀なくされる。これによりロッソは2
5番手、タンデイは最後尾に転落する。そうこうしている間に前方では5番
手スタートのラムダがポジションアップ。3番手に浮上しゲラとテイルトゥ
ノーズとなる。逆に4番手のリヴィエールはラムダにやや離される。
そんな中中段でスタートを決め、レースペースの良いマルケーナスがポジシ
ョンを6つあげて7番手に浮上してきた。かたやバトラーは後方集団でポジ
ションをあげられずに苦しんでいた。

ラムダは徐々にペースをあげ、ついにゲラをかわして2番手浮上。さらにマ
ケーナスも宋をかわして6番手浮上。マルケーナスはスタートから5ター
ンで、7つもポジションをあげていた。14番手スタートのバーンズも、序
盤から連続してファステストラップをマーク。7番手まで浮上してきた。

★5ターン終了時のトップ10
 1.デイヴィス・ファング
 2.ニコ・ラムダ
 3.ゾルタン・ゲラ
 4.ビル・リヴィエール
 5.ジャッキー・グーデリアン
 6.カーティス・マルケーナス
 7.アレン・バーンズ
 8.宋 昇龍
 9.日向 俊郎
10.アレオ・ファーシマス

トップ争いはしばし膠着。ファングのペースは上がらずも、2番手ラムダは
冷静に機をうかがう。4、5番手にはマルドゥークの2台。グーデリアン
しきりにリヴィエールの前をうかがうも、リヴィエールもいかせない。逆に
マルケーナスがグーデリアンをかわし、なんと5番手浮上。バトラーが後方
に沈んでいる分、マーキュリーのNo.2が奮闘を見せる。

7ターン目にはいってもトップはファング。しかし後方2番手のラムダの方
がレースペースは速い。しかしラムダはファングが次ターンにタイヤ交換す
るであろうことを見越し、バトルせずに静観の構え。3番手ゲラはラムダに
迫れず、リヴィエールがついにゲラをかわして3番手に浮上する。中段は大
混戦、4番手ゲラ以降マルケーナス、バーンズ、グーデリアン、宋、日向が
がポジションを入れ替えながら接近戦を展開する。

そんな中後方でアクシデント。どんどんとポジションを落としていったマイ
ネに、ハイデンフェルドがバトルをしかけマイネが単独スピン。グラベル
つかまったマイネは、脱出できずにリタイヤとなってしまう。
そしてここでヴァシュロンのソフト勢が、タイヤ交換の為ピットインし始め
る。ともに予選で後方に沈んだ16番手バトラー、18番手のラスムッセン
が揃ってタイヤ交換。それぞれハードにスウィッチしコース復帰。バトラー
はユーズドソフトを引っ張るつもりだったが、遅いマシンに前をふさがれ局
面打開のため早めのストップに踏み切った。

8ターン目にはトップのファングがピットイン。ソフトからユーズドハード
へ繋ぎ、最後のスティントはソフトで勝負する作戦だ。これでトップに浮上
したラムダはハードタイヤ。このまま次もハードに繋ぎ、こちらも最後のス
ティントにソフトで勝負に出る作戦だった。
ファングはゲラの前3番手復帰。後ろ4番手にはバーンズがつける、スター
トからポジションを10上げて、表彰台を狙える位置まで来た。

ハードタイヤのままステイアウトのラムダがトップを快走。同じくハードで
ステイアウトのリヴィエールが2番手につけるが、リヴィエールはラムダに
追いつくまでにいたらない。そんな中後続は続々と1回目のタイヤ交換。マ
ケーナス、バーンズ、宋、日向といった入賞圏内勢も次々とピットインを
こなしてゆく。後方に埋もれたバトラーだったが、フレッシュタイヤに換え
てもペースは上がらない。バトラーはタイヤに異常を感じていた。
11ターンにはハード勢で最初にリヴィエールがピットイン。ユーズドハー
ドへと繋ぐ。次ターンにはラムダ、ゲラ、グーデリアンといった面々がピッ
トイン。ヴァシュロン勢は全員が、2スティント目にもハードをチョイスし
ていた。

セッティングの決まらないマシンで苦戦するファングだが、ラムダのピット
インのタイミングで再びトップに立っていた。しかし、ヨコスカ勢のファン
グは低グリップのハードタイヤで苦戦。ラムダとテイルトゥノーズ状態が続
くが、ファングも全力でブロックしラムダを前に行かせない。そして3番手
には差のない状態でリヴィエールが続いていた。トップ3は熾烈なバトルだ。

★15ターン終了時のトップ10
 1.デイヴィス・ファング
 2.ニコ・ラムダ
 3.ビル・リヴィエール
 4.ゾルタン・ゲラ
 5.カーティス・マルケーナス
 6.アレン・バーンズ
 7.ジャッキー・グーデリアン
 8.宋 昇龍
 9.日向 俊郎
10.トゥーリ・ヴィックス

16ターン目、ついにラムダがファングをとらえトップに立つ。さらにファ
ングのすぐ後ろにはリヴィエール、そして4番手ゲラまでも含んでトップ4
が大接近戦だ。だがハードタイヤのファングは、ペースが上げられずじり貧
だ。後方ではラスムッセンがヴィックスをかわし、ついに10番手浮上。2
1番手からついに入賞圏内まで浮上してきた。かたやバトラーは足元に違和
感をかかえたままペースをあげられず、17番手と後方に封じ込められてい
た。17ターン目にはリヴィエールがファングをオーバーテイク。2番手に
浮上する。今季2度目の表彰台はおろか、初優勝も狙える位置につける。
18ターン目にはゲラがファングを捉え3番手、ファングはついに表彰台圏
外に追いやられてしまう。

20、21ターン目には各車最後のタイヤ交換。ゲラ、ファング、バーンズ
といった面々が先陣を切って20ターン目にピットイン。トップのラムダ、
2番手のリヴィエールは21ターン目にタイヤ交換し、それぞれソフトタイ
ヤでラストスティントにかける。ここでフレッシュソフトに履き替えたラム
ダが真骨頂を見せ、2番手リヴィエールとの差をぐんぐん広げにかかる。そ
の差はあっという間にマージン5差まで拡大していた。

一気にセーフティリードを築いたラムダ、リヴィエールも猛プッシュするが
ラムダとの差は縮まらない。2度目のタイヤ交換でソフトに交換したファン
グも、3番手で踏みとどまる。逆に4番手のゲラはファングとの差を詰めら
れず、後続のバーンズに先行を許す。ゲラは5番手に後退してしまう。
24ターン目にはラムダはクルージングに入る。後続のリヴィエールの猛プ
ッシュは続くも、タイヤにガケがきてしまい追い詰めることができない。一
方3番手ファングはリヴィエールにアタックするも、バトルで体勢を崩した
間に4番手バーンズに前に行かれてしまう。バーンズはここで表彰台圏内の
3位に浮上。

レースは最後のスティントでセーフティリードを築いたラムダが優勝。今季
3勝目をマークした。2位には前戦3位のリヴィエールが入り、連続表彰台
を記録。初優勝は近い。そして3位には最後の最後でファングをかわしたバ
ーンズ、今季2度目の表彰台だ。PPのファングは結局4番手フィニッシュ、
またも今季初勝利はかなわなかった。5位はゲラ、6位は日向、そして7位
にはグーデリアンが入り、マルドゥークは今季3度目のW入賞。20番手か
ら粘りの走りを見せたカレッジが10位に入り、今季2度目の入賞をはたし
た。かたや一時4番手を走行したマルケーナスは、2度目のピット作業で大
きくタイムロスしてしまい最終的には8番手フィニッシュ。中盤タイヤの内
圧低下によってペースを上げられなかったバトラーは17番手に沈み、ノー
ポイントに終わった。

心配された「ダッチ・ウェザー」も鳴りを潜め、予選・決勝すべてのセッシ
ョンで快晴だったオランダGP。この結果によりドライバー選手権はついに
逆転、ラムダがトップに立った。ラムダとバトラーのポイント差は19、前
半戦好調だったバトラーの流れがここ最近悪いのに対し、ラムダは第6戦以
降4戦2勝2度の表彰台と流れは上向きだ。またランキング3位のファング
もバトラーとの差は6ポイント。ここまで未勝利のファングだが、王者を狙
える位置にきっちりつけている。選手権は中盤に差し掛かり、今後のタイト
ル争いはひとまずこの3人を中心に進んでいきそうだ。
チームタイトルはピットブルが176ポイントで首位、2位のマーキュリー
が137ポイントと足踏み中。2台がきっちりポイントを稼いでくるチーム
はあいかわらずこの2チームのため、チームタイトル争いはピットブルとマ
ーキュリーに絞られた感がある。今後の展開はNo.2ドライバーの働き次
第だろう。
中盤に入ってようやく方向性が見えてきた各選手権。この先どのような展開
となるのか? 低速テクニカルラウンドはあとスウェーデンチェコの2戦、
今後の展開に注目してゆこう。

最終リザルト↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20210331232212p:plain

f:id:pontsuka0729:20210331232237p:plain

f:id:pontsuka0729:20210331232254p:plain
Winner:ニコ・ラムダ(ピットブル)

ラップチャート↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20210331232351p:plain

f:id:pontsuka0729:20210331232404p:plain

f:id:pontsuka0729:20210331232420p:plain

f:id:pontsuka0729:20210331232436p:plain

 

ドライバーズランキング↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20210331232508p:plain

 

チーム・マニュファクチャラーランキング↓↓↓

f:id:pontsuka0729:20210331232534p:plain

 


選手権は第9戦オランダで前半戦が終了。次戦第10戦は選手権の折り返し、
そして低速テクニカルラウンド第2戦のスウェーデンGPだ。昨季に続いて
舞台はオールドコースのアンデルストープ。森の中のツイスティなオールド
コースでどんな戦いが繰り広げられるか? こうご期待!!