☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 3rdシーズン・1

『Formula NeXXtream 3rd』

□開幕戦 オーストラリア サーファーズパラダイス市街地

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 1周:4.47km
 特性:「中速」「市街地」
 ターン数:25(68周) 
 Adv.:「1」

チームタイトルはピットブルが、そしてドライバーズタイトルは
アレックス・バトラーが共に連覇を達成し、大盛況のうちに幕を閉じた昨季から
約3か月半。ついにここ開幕の地オーストラリアで、NeXX3rdシーズンが
始まった。舞台は最早語るまでもなく、ここ世界有数のビーチリゾートである
クイーンズランド州ゴールドコースト。世界中のサーファーたちの憧れの地
サーファーズパラダイスのストリートコースからシーズンが始まる。
参戦チームは今季も15チーム30台。しかし決勝グリッドに並ぶことのできる
マシンが26台であることも変わりない。毎戦必ず4台の予選落ちが発生する状況は
有力ドライバーとて無関係ではいられない。マシン特性やセッション中のトラブル
などで有力ドライバーが予選不通過の憂き目にあうシーンが、昨季何度もあった。
今季はチーム間のドライバー移籍も活発に行われ、戦力バランスも変化した。
果たして今季ここから、どのような戦いが展開されてゆくのか?
3シーズン連続での開幕戦の舞台となるサーファーズパラダイスはコースレイアウト
も昨季と変わらず。ミューが低くバンピーな路面、いくつかの高速セクションを
3つのシケインで繋ぐレイアウトは、速度域もそこそこ高く非常にテクニカルだ。
全体的にコース幅も狭く、一つ間違えれば大きなアクシデントにつながるため
気が抜けない難所だ。
開幕戦は波乱の舞台、今季も早速予選から予想外の展開が続出した!!

<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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PP:ビル・リヴィエール(マルドゥーク)

3rdシーズン開幕戦の栄えあるポールシッタ―はリヴィエール。
PQを無難に突破したリヴィエールはその後Q1、Q2と全てトップ10タイムを
マーク。Q3では鬼気迫るアタックでPPを獲得した。そしてなんと2番手には
グーデリアンがつけた。チーム体制が大きく変わったシュトロゼックだが、
エンジンはピジョンのままで今季も苦戦が予想されていただけに、この予選結果は
驚きだった。そして3番手にファング、5番手セプターと、オフに大きく
チーム体制を強化したクラークソンの2台が3列目までに並んだ。
4番手には移籍初戦の地元出身マルケーナス。これも大きな驚きだった。
更には6番手にガジャクのNeXXルーキー、ルーツェン。7番手にはマルケーナス
のチームメイトバロンと、トップ10は大方の予想を裏切る面々が並んだ。
他にもバーガーが12番手、ノーマンが16番手とルーキー3人は揃って予選突破。
一方でマルドゥークへ移籍し躍進が期待されるゲラは15番手とふるわず。
また今季もタイトル争いの主役を演じると予想されるバトラーとラムダはともに
17番手、18番手と沈む。19番手にラスムッセン、ロッソが22番手
日本期待の日向23番手、そしてラムダのチームメイトボナパルトは24番手と
期待の実力者達が揃って後方に沈む波乱の予選となった。
そしてこの予選いちばんの波乱は、アントネッティ移籍で活躍の期待される
カレッジの予選落ちだろう。PQのアタック最中にマシンをウォールにヒット
させたカレッジは、マシンの修復が間に合わず無念の予選落ちとなった。
また他はアルバノビッチに移籍した『F1四天王』の一角バーンズ、
そしてリナルディの2台が予選不通過となった。

<決勝レース>
スタート直前の天候は晴れ。青空の元でのスタートとなった。しかしレーダーには
大きな雨雲の影、レース中の突然の降雨も考慮し、スタート前からマシンセッティ
ングを雨よりにするドライバーもあった。はたしてレースはどうなるか?

<タイヤチョイス>
◆HARD
<ヴァシュロン>  <ヨコスカ>
ボナパルト     マイネ 
バトラー     ノーマン 
ティルクム     宋
ハイデンフェルド  ファーシマス
リヴィエール              
タンデイ

◆SOFT
<ヴァシュロン>  <ヨコスカ>
ラムダ       マルケーナス
グーデリアン    バロン 
バーガー      日向
ラスムッセン    チャップ
ラ・ポルタ     ヴィックス 
フィリオ     ファング
ロッソ       セプター 
ゲラ 
ルーツェン


スタートはアクシデントなく決まるが、2列目の2台の蹴りだしが良い。特に
ファングのスタートが抜群で、フロントローの2台をかわしトップで1コーナー
へと入っていく。中団では7番手バロン、10番手ラ・ポルタ、11番手マイネが
ポジションアップ。一方で9番手のフィリオがスタート失敗、12番手まで後退
してしまった。

レースはファングが引っ張る展開。後ろではセプターがマルケーナスをかわし
4番手に浮上する。3ターン目、リヴィエールに異常発生。ギアがスタックし一瞬
のペースダウン、6番手までポジションを下げてしまう。その後ペースは回復、
リヴィエールは一瞬のトラブルでPPスタートをフイにした。
フロントロースタートのグーデリアンも、レースペースに苦しむがなんとか後続を
抑え込み2番手で走行。後方では18番手スタートのラムダが13番手まで浮上
していたが、ディフェンディングチャンピオンのバトラーはチャップマンに阻まれ
16番手。さらに後方からオーバーテイクを仕掛けてきたハイデンフェルドと接触
双方ボディに大きなダメージを負い、大きくポジションダウンしてしまう。

トップのファングは快調に飛ばし、2番手グーデリアンとの差を大きく拡げてゆく。
2番手のグーデリアンは後ろのセプターにつつかれ、たまらずポジションを譲る。
これでクラークソンの1-2体制が出来上がった。
4ターン目、ここで前のターンに接触したバトラーとハイデンフェルドが
緊急ピットイン。バトラーはボディに応急修理を施してピットアウトしてゆく。
これで最後尾まで後退してしまった。一方のハイデンフェルドはここでマシンを
停めた。レーススチュワードからは失格が通達されており、ハイデンフェルドは
ここでレースを辞めざるを得なかった。

レースは5ターンを消化。以前トップはファング、2番手セプターで
クラークソン勢が1-2体制を形成。オフの大改革が早くも実を結んだか。
しかしタイヤもタレ、レースペースが保てなくなってきたグーデリアンがずるずる
と後退。大きく見せ場を作ったものの6番手まで沈んでしまう。
後方ではラムダが12番手まで浮上していた。

★5tn終了時点のトップ10
 1位:デイヴィス・ファング(クラークソン)
 2位:ジョリー・セプター(クラークソン)
 3位:カーティス・マルケーナス(エヴァー・グラハム)
 4位:ジェストン・バロン(エヴァー・グラハム)
 5位:ビル・リヴィエール(マルドゥーク)
 6位:ジャッキー・グーデリアン(シュトロゼック)
 7位:アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ(SLO)
 8位:ティモシー・ルーツェン(ガジャック)
 9位:ゾルタン・ゲラ(マルドゥーク)
10位:トゥーリ・ヴィックス(プルトン)

6ターン目に入ってもファングは快調。2番手セプターは差を詰められない。
そしてここで地元マルケーナスが仕掛ける。セプターをかわして2番手浮上、地元で
躍動する。しかし7番手争いでアクシデント発生。8番手のルーツェンが
ラ・ポルタに仕掛けた際にブレーキをロックさせ単独スピン。ルーツェンのマシン
はウォールに激突しパーツが散乱した為、ここでセーフティカーが出動。
ソフト勢、特にヴァシュロン勢には絶妙のタイミング、しかしこれでファングの
独走態勢はリセットされてしまった。
ルーキーのルーツェンもイキの良い走りを見せつけたが、あっけないリタイヤと
なってしまった。

セーフティカー出動を利して各車続々とタイヤ交換を敢行。
ファング、マルケーナス、セプター、バロンと上位集団はほぼ全員ピットイン。
一方でユーズドハードでスタートした10番手のマイネはステイアウト、
ここでマイネはトップに立つ。後方でもノーマン、タンデイ、ボナパルトなどが
ステイアウトしたが他はほとんどがピットイン。最初のタイヤ交換を済ませた。
しかしここでセプターのタイヤ交換作業で、クラークソンのクルーが手間取り
大きくタイムロス。セプターはなんとここで12番手まで後退してしまう。

レースは9ターン目にリスタート、タイヤ交換で2番手に下がったファングが
マイネに並びかけるがマイネはトップを守り1コーナーへ。さらに4番手のバロンが
ロケットスタートを決めファングの前2番手に、タイヤを変えたグーデリアン
4番手で1コーナーへ。トップはマイネ、2番手にバロン、そして3番手には
ファングが付ける展開。以下グーデリアンマルケーナスの順で1コーナーへ。
マイネはタレたハードタイヤでトップを死守。ユーズドソフトの2番手バロンだが
じりじりとマイネに差をあけられていく。

12ターン目、1セット目のユーズドハードを引っ張ったマイネがついに
ピットイン。ソフトへ換えて出てゆく。これで前のターンに2番手に浮上していた
マルケーナスがトップに立つ。バロンが2番手に続き、なんと今度は地元の雄
エヴァー・グラハム勢が1-2体制を形成。満場のスタンドから大歓声があがる。
トップを走っていたマイネは、タイヤ交換でセプターの後ろで復帰。
トップのマルケーナスはペースが良い。2番手に浮上したファングが追うが
差は詰められない。逆にファングにポジションを譲ったバロンがまたファングを
かわし2番手浮上。エヴァー・グラハムの初優勝、地元での1-2フィニッシュは
あるか??

14ターン目、逆にハードに換えてからペースの上がらないファングは、後ろの
ラ・ポルタにかわされて4位後退。タイヤ交換とリスタートで順位を上げていた
ラ・ポルタが、なんと表彰台圏内まで浮上していた。
そしてここで5番手走行中のリヴィエールがゆるゆるとピットに入ってきた。
リヴィエールはそのままマシンを降りリタイヤ、原因はミッショントラブルだった。
さらに後方では9番手争いであわやの場面が。グーデリアンがチャップマンに
オーバーテイクをしかけチャップマンがハーフスピン。しかしチャップマンは
そのまま体制を立て直し何事もなかったかのようにレースに復帰していった。
チャップマンの抜群のマシンコントロールが際立った場面だ。

レースは15ターンに入ってもマルケーナスがトップをゆく。
2番手も依然バロンがキープでエヴァー・グラハムの1-2体制は続く。
バロンはラ・ポルタの仕掛けをなんとか抑え込んでいる。
4、5番手のクラークソン勢は様子見か、ひとまず静観の構え。後方では18番手
から追い上げていたラムダがついに入賞圏内10番手に浮上。その一方でここまで
見せ場を作っていたグーデリアンは、ついに入賞圏外まで後退してしまった。

★15ターン終了時点のトップ10
 1位:カーティス・マルケーナス(エヴァー・グラハム)
 2位:ジェストン・バロン(エヴァー・グラハム)
 3位:アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ(SLO)
 4位:デイヴィス・ファング(クラークソン)
 5位:ジョリー・セプター(クラークソン))
 6位:ルドルフ・マイネ(トライアンフ
 7位:トゥーリ・ヴィックス(プルトン)
 8位:ゾルタン・ゲラ(マルドゥーク)
 9位:ジョンブル・チャップマン(アルバノビッチ)
10位:ニコ・ラムダ(ピットブル)

レースは後半戦に入り、空には突然灰色の雲が垂れ込めてきた。残り10ターン
だが、果たして終盤の降雨はあるだろうか。
レースは依然エヴァー・グラハムの1-2体制で進む。その後ろにはラ・ポルタと
クラークソンの2台が続く。ピット作業に手間取り大きくポジションを落とした
セプターだが5番手に浮上。そしてペースの上がらないファングをここで追い抜き
セプターは4番手までポジションを回復してきた。
後方では序盤戦を盛り上げたグーデリアンが2度目のピットイン。しかしここで
シュトロゼックのクルーが作業に手間取り、グーデリアンは大きくポジションを
落としてしまう。18番手まで後退したグーデリアンは、後半完全にレースから姿を
消してしまった。

17ターン目、トップのマルケーナスが2度目のピットイン。ソフト2セットで
繋いできたマルケーナスは最後にユーズドハードを持ってきた。一方追いかける面々
は最後にソフトを持ってくる連中がほとんど。マルケーナスは最後までトップを
守れるか? トップに立ったのはバロン、NeXX2年目で初のラップリードだ。
36歳大ベテランのラ・ポルタが仕掛けるがバロンも行かせない。相変わらずスタンド
からは大歓声が上がる。
そして後ろでは4番手のセプターが動いた。最後のピットイン、セプターは
ユーズドソフトからソフトへと繋ぎ、最後もソフトとオールソフト作戦を敢行。
1回目の作業ではモタついたクラークソンのクルーも、今回は素晴らしい作業で
セプターを送り出す。マルケーナスは3番手、セプターは8番手でコースに復帰した。

翌18ターンにはバロンもピットイン、バロンもオールソフト作戦を採った。
ここで一時的にトップはラ・ポルタに。昨季NeXX初優勝を果たした大ベテランは
3rdシーズンを迎えても好調のようだ。
バロンはチャップマンの前7番手でコースに復帰する。
後方ではラムダとチャップマンの9番手争いが激化。今季悲願のタイトル獲得を
狙うラムダだが、チャップマンに抑え込まれ前へ行けない。ラムダはストレスの
溜まる展開が続く。

19ターン目にはラ・ポルタが2度目のピットイン。これで再びマルケーナスが
トップに立つ。2番手には2度目のピットストップも引っ張るマイネ。
後続ではファング、ゲラ、そしてヴィックスもピットイン。各々最後のスティントは
ソフトへ換装してコースへ出てゆく。ラ・ポルタはバロンの後ろでコースに復帰。
20ターン目にはマイネが最後のピットイン、いよいよエヴァー・グラハムの1-2
フィニッシュが見えてきた。

しかしここでラ・ポルタがバロンを追い落とし、バロンは3番手後退。1-2体制が
崩れてしまう。バロンは果たして表彰台圏内を守れるか?
後方ではアクシデントが発生。ファーシマスがバトラーに追抜きをしかけた際に
バトラーが不自然にファーシマスの進路をふさぐ動きをし、2台は激突。
マシンは絡み合ったままエスケープに引っ込んでしまい、2台ともリタイヤとなった。
事故後ファーシマスはバトラーに詰め寄り、バトラーが力なく応対する場面が
捉えられた。マシンはエスケープへ入り、パーツの飛散も最小限だったため
セーフティカー出動には至らず。しかしバトラーには事故の原因となる危険な走行を
したとして、レース後に何らかのペナルティを科すとの裁定が下された。

22ターン目、レースは残り4ターン。トップは依然マルケーナス、2番手には
ラ・ポルタ。そして3番手には一時12番手まで沈んだセプターが浮上していた。
4番手には15番手スタートのゲラが浮上しており、地元でのW表彰台を狙った
エヴァー・グラハムだったが、どうやらその野望は潰えたようだ。
後方ではラムダとラスムッセンが入賞圏内ギリギリを争っていたが、チャップマンが
ピットインで入賞圏外に後退したためラムダ9番手、ラスムッセン10番手と
入賞圏内を走行していた。

レースはいよいよフィニッシュ目前、途中うすぐもりとなった天候も結局崩れる
ことはなく降雨はなかった。
トップのマルケーナスはハードタイヤのため思うようにペースをあげられない。
2番手のラ・ポルタがジリジリと迫ってくる。
後方4番手以下はもう無理にプッシュせずポジションキープ。9番手争いのラムダと
ラスムッセンは変わらずやりあっていた。

ラ・ポルタは最終ターンにファステストラップをたたき出し、マージンを1まで
つめたがマルケーナスには届かず。3rdシーズン開幕戦、オーストラリアGPは
地元エヴァー・グラハムの地元出身ドライバー、カーティス・マルケーナスが
1stシーズン第8戦フランスGP以来の2勝目をあげ、2シーズン苦戦が続いた
エヴァー・グラハムにチーム初優勝をもたらした。
2位には昨季第13戦アゼルバイジャンGPでNeXX初優勝をあげたラ・ポルタ
3位にはマルドゥークへ移籍し活躍が期待されるゲラが入った。
期待されたクラークソンの2台は4位セプター、6位ファングとひとまずW入賞を
決め、一時は表彰台圏内を走ったバロンもなんとか5位入賞。エヴァー・グラハムも
W入賞を決めた。7位にはプルトンのヴィックス、そして8位には今季トライアンフ
へ移籍したマイネが入り、最後まで激しくやりあっていたラムダとラスムッセン
共に9位、10位となんとかポイント圏内でレースを終えた。
日本期待の日向は終始精彩を欠き15位フィニッシュ、またラムダのチームメイト
としてフルシーズンを戦う期待の若手ボナパルトも、途中でDRSにトラブルを
抱え17番手と後方に沈んだ。
フロントロースタートで前半レースを盛り上げたグーデリアンは、ピット作業のミス
もあり結局19位フィニッシュとなった。

チームランキングでは1位5位のW入賞を果たしたエヴァー・グラハムが
35ポイントでトップにつけた。2位にはやはりW入賞を果たしたクラークソン、
そしてラ・ポルタが2位+FLで20ポイントを獲得。クラークソンと同点で
並んだ。

またファーシマスとバトラーの接触事故について、レーススチュワードは
バトラーに対して危険走行のペナルティとしては最も重い「2戦出場停止」を科す
とレース後に発表。マーキュリーチームはこれについて猛抗議。
今後の展開が注目される。


最終リザルト↓↓↓f:id:pontsuka0729:20220112121801p:plain

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Winner:カーティス・マルケーナス(エヴァー・グラハム)

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓
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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓f:id:pontsuka0729:20220112122145p:plain

 


次回第2戦の舞台は、東南アジアはインドネシア
ハイスピードトラック、セントールでのインドネシアGPだ。
雨期のインドネシアは天候が不安定、灼熱のグランプリとなるか、それとも
スコールの降り注ぐウェットレースとなるか!? こうご期待!!

 

 

★Formula NeXXtream 3rd 開幕戦速報★

Formula NeXXtream、通称”NeXX”の
開幕戦オーストラリアGPが先ごろ、オーストラリアはクイーンズランド州
ゴールドコーストサーファーズパラダイス市街地コースで行われ
地元オーストラリア出身のカーティス・マルケーナスが
1stシーズン第8戦フランスGP以来2年ぶりの2勝目をあげた。

マルケーナスは今季、マーキュリーから地元オーストラリアのチーム
エヴァー・グラハム・レーシングへ移籍。
1st、2ndと未勝利に終わっていたチームに嬉しいNeXX初優勝を
プレゼントした。またチームメイトのイギリス人ジェストン・バロンも
5位入賞し、チームは嬉しいW入賞を果たした。

2位にはサントス・ロコ・オリベイラ・レーシングのベテランポルトガル
アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタが入り、3位には今季マルドゥークへ
移籍したハンガリーゾルタン・ゲラが入った。

日本期待のトライアンフの日向俊郎は、予選から調子が上がらず決勝15位。
今季からチームメイトとなったドイツ人ルドルフ・マイネが8位入賞した。
また、2季連続チャンピオンのマーキュリーのアレックス・バトラーは
他車と接触しリタイヤ。この接触事故のペナルティとして次戦から2戦の
出場停止処分が下された。

 優勝:カーティス・マルケーナス (エヴァー・グラハム)
 2位:アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ(SLO)
 3位:ゾルタン・ゲラ(マルドゥーク)
 4位:ジョリー・セプター(クラークソン)
 5位:ジェストン・バロン(エヴァー・グラハム)
 6位:デイヴィス・ファング(クラークソン)
 7位:トゥーリ・ヴィックス(プルトン)
 8位:ルドルフ・マイネ(トライアンフ
 9位:ニコ・ラムダ(ピットブル)
10位:ケリー・ラスムッセン(ノルディック)
15位:日向 俊郎(トライアンフ
リタイヤ:アレックス・バトラー(マーキュリー)

※詳報は今少しお待ちください。


NeXXtream Press 開幕直前号(4)

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開幕直前号(4)
12チームの陣容が全て決定し、いよいよ開幕まで待ったなし状態となったNeXX3
rdシーズン。今季も昨季同様15チーム30台のエントリーとなり、激戦は必至だ。
昨季「オリジナル12」に加え3チームが加わったことでNeXXの景色は初年度と大
きく変わったが、今季は躍進した新参チームや大きく戦力補強をした既存チームなどの
台頭が予想され、NeXXの戦力バランスが大きく変わるであろうことが予測されてい
る。またレースの展開を大きく左右する新たなデバイスの導入など、今季も目が離せな
い今号は、そんな今季3rdシーズンがどういう展開を見せるのか、選手権の展開を大
胆に予想してみたいと思う。

 

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◇大幅戦力アップのチームや、1シーズンを戦い抜いた"新参3チーム"
       戦力バランスが大きく変わることが予測されるチームタイトル戦線!!

開幕から2シーズンを消化したNeXX。これまでの2シーズンはドライバー・チーム
ともタイトルの決着が最終戦までもつれ込む、大接戦の展開を見せ大いに盛り上がった
がそれは今季も同様だろう。しかし今季、最終的にタイトルを争う役者たちは、過去2
シーズンとはいささか異なるキャスティングとなるかもしれない。
チームタイトルはこれまで1st、2ndとピットブルが連覇を達成した。F1で3度
王座を獲得した『F1四天王』の一人ニコ・ラムダをエースに据え、2ndシートには
F1では中堅以下で燻っていたルドルフ・マイネを起用。1stシーズンは293ポイ
ントを獲得し、マーキュリーを8ポイント差で退け初代王者となった。昨季はマイネの
戦績が期待値以下と見るや、シーズン途中の第13戦からリザーブのミシェル・ボナパ
ルトをレギュラードライバーへ昇格させる荒療治を敢行。結果1stを上回る305ポ
イントを獲得し、タイトル連覇を決めた。1stでの2位マーキュリーとの差はわずか
だったが、昨季は39ポイント差をつけての勝利だった。
今季もチームタイトルに最も近いチームはピットブルだろう、しかし今季は300ポイ
ントの大台を超えた昨季のような展開にはならないと見られている。その要因は"第4
の勢力たち"の躍進にある。
これまでの2シーズン、チームタイトル争いはピットブル、マーキュリー、そしてノル
ディックの3チームが主に主役を務めてきた。特に1stシーズンはこの前述3チーム
の所属ドライバーの6人が揃って活躍を見せた。それぞれ所属のエースドライバー、ニ
コ・ラムダ、アレックス・バトラー、そしてケリー・ラスムッセンが最終的なポイント
差10という超僅差のドライバーズタイトル争いを展開。2ndドライバーも安定した
活躍を見せ、チームタイトルもピットブル293ポイントに対しマーキュリー285、
ノルディック259とこちらも最終戦までもつれる超接戦だった。しかし昨季はマーキ
ュリーは2ndのカーティス・マルケーナスが不調でポイントが伸び悩み、ノルディッ
クもラスムッセンが未勝利に終わったことでポイントを伸ばせず、最後の最後でピット
ブルがやや突出する展開となった。しかしそんな中昨季、ポテンシャルの高さを発揮し
たのがアントネッティとマルドゥークという、新規参戦チームだった。

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今季もチーム体制は盤石のピットブル。総合力は昨季よりも上か。
一方でマーキュリーはNo.2の活躍がチームタイトル奪取のカギだ。

昨季エースが未勝利に終わったノルディックは184ポイントでかろうじてランキング
3位を確保、しかし4位には168ポイントでアントネッティが、144ポイントでマ
ルドゥークが続き"3強"の末席に肉薄したのだ。その新参2チームは今季上位進出へ向
けて体制を強化してきた。アントネッティは昨季1勝をあげたエースのアレンザンダー
・ロッソに加え、"驚異の新人"と騒がれたファン・カレッジを獲得。さらにマルドゥー
クは、弱小ロムニ・ダキアでデビューイヤーに1勝を上げ、大きな注目を集めていたハ
ガリー人ドライバーのソルタン・ゲラと、ロビー・ハーンという天才エンジニアを獲
得。この2チームの体制が機能すれば、今季も体制変化のなノルディックを上回る可能
性が十分考えられる。この2チームは間違いなく今季、大きく躍進するだろう。
そして更なる"第4の勢力"というのが、今季体制を強化した既存チームの面々。中でも今季大きく躍進すると見られているのがトライアンフと、そしてクラークソンである。
これまでNeXXのチームタイトル争いに加わってきたのは、所属する二人のドライバ
ーが双方とも安定してポイントを持ち帰ることのできるチームだ。NeXXでなくとも
複数のドライバーがチームを組むレースカテゴリであれば、それは当然のセオリーであ
り当然の真理である。それゆえトライアンフやクラークソンはトップ3に肉薄できずに
いた。しかしこの2チームは決して下位に甘んじていたわけではない。トライアンフ
1st7位、2nd6位、クラークソンは1st5位、2nd7位とそれぞれ年間3ケ
タのポイント数を稼ぎ中位置を確保しているのだ。そしてこの2チ―ムに共通するのが
「チームのポイントの9割以上をエースドライバーが一人で稼ぎ出している」という点
だ。トライアンフでは日向俊郎が2シーズンで3勝をあげ227ポイントを、クラーク
ソンではデイヴィス・ファングが2勝で249ポイントをあげているのだ。先述の通り
2チームとも2ndドライバーの獲得ポイントはエースのそれを大きく下回っており、
それゆえトップ3には手が届かなかった。その2チームが今季、ドライバーラインナッ
プにテコ入れを実施してきたのだ。

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今季クラークソンとトライアンフの2チームは大躍進が期待される。クラークソンは共同オーナーの3人
が体制発表会に集結(写真左)。一方トライアンフのオーナー山本氏(写真右)は今季オーナー業に専念。
2チームともエンジンのパワーアップに実力派の2ndドライバー獲得で一躍タイトル戦線浮上を狙う。

トライアンフはエース日向に加え、ピットブルでリザーブ降格の憂き目にあったマイネ
を獲得。そしてクラークソンはファングのパートナーに、ドラゴンフォースを離脱した
『F1四天王』ジョリー・セプターを獲得した。
トライアンフはこれまで日向が2シーズンで3勝をあげており、戦闘力のあるマシンパ
ッケージであることは実証されている。そこに初年度ピットブルでPP3回1勝で11
5ポイントをあげたマイネが加入する。各々が3ケタのポイント数を持ち帰る実力を有
するコンビに、今季から大幅な戦闘力アップが噂されているSUGO-カムイエンジン
と、トライアンフは躍進が期待される二つの大きな要因を持っている。
またクラークソンもファングが初年度に2勝をあげ、クセのあるマシンパッケージでは
あるが勝てる力を有している。そこにセプターが加入したのだ。クラークソンは『F1
四天王』のうちの二人を有する存在となり、NeXXでも屈指の布陣となった。さらに
チームは50人以上のスタッフ入れ替えを断行し、エンジンまでを変更してきた。現状
"NeXX最強"と言われるスプレンダーエンジンの獲得に成功したのだ。これはクラー
クソンにとって"大改革"と呼べる規模の戦力アップだ。
新進気鋭の日本人と職人肌のドイツ人を抱えるトライアンフ、そして元F1王者コンビ
がNeXX最強パッケージを駆るクラークソン。どちらも選手権の主役になり得る戦力
を有している。

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昨季の「1年生チーム」マルドゥークとアントネッティもタイトル候補だ。マルドゥークはファン・
ドット監督(写真左)の意向をオーナーであるダムハン皇太子が最大限汲み取り大型補強を展開、ア
ントネッティは会長のドナルド(写真右)に代わり今季もドジャー蓮川氏がチームを束ねる。カレッ
ジの加入で意気上がる。

逆にこれらのチームの台頭によって、現在の立ち位置を脅かされるのがマーキュリーと
ノルディックの2チームだ。大きな上積みが期待される"第4の勢力たち"に対し、チー
ム体制の変わらないこの2チームは、今季の苦戦が予想されている。
マーキュリーは2年連続ドライバーズ王者のアレックス・バトラーを有し、文字通りの
チャンピオンチームではある。しかし昨季から指摘されていたのがチームの運営体制。
F1の中堅コンストラクターが出自であるマーキュリーは現在の運営体制もF1時代の
それと大きく変わっておらず、バトラー優先主義のチーム運営で2ndドライバーへの
サポートが手薄になりがちだ。マルケーナスがチームのサポート体制に不満を抱き、エ
ヴァー・グラハムへ移籍したのは周知のとおり。関係者たちの間では、マーキュリーは
チームの体制強化に金を使うべきだとの意見が大半を占めているが、当のマーキュリー
側がビッグチームへの"進化"を望んでいるのかは不明だ。そのため、"第4の勢力たち"
の躍進が確実な今季、マーキュリーはトップチームの座から陥落するのではないかと予
想されている。
さらにノルディックも"トップ3"の地位を守れないのではないかと目されている。ノル
ディックは初年度こそ最終局面までタイトル戦線に踏みとどまったが、昨季は早い段階
でタイトル戦線から脱落。結果ランキング3位は確保できたものの、トップ2とは大き
く水をあけられる格好での3位となった。エースのラスムッセンも11度の入賞で3度
表彰台にあがったが未勝利におわり、チームとの不協和音も聞こえ始めている。2nd
ドライバーのミック・ハイデンフェルドが1勝をあげたものの、彼はそれ以外で表彰台
に上がることができず、獲得ポイントもラスムッセンを大きく下回りシーズンを終えた。チーム体制もマシンパッケージにも大きな変化はない今季、ノルディックも苦戦が予想される。

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ノルディックは今季が正念場といえる。”第4の勢力”の台頭でトップ3陥落
の危機だ。4thシーズンからのロンバルディアとのPU供給契約では力強
く将来の展望を語ったチーム監督のミコ・ハンクネンだがはたして・・・

となると、今季のタイトル戦線はどう展開してゆくのか? タイトル戦線の主役はピッ
トブルだ、これは揺るがないだろう。2年連続でドライバーズタイトルにあと一歩とい
うところまで肉薄しているラムダ、そして今季は全戦でステアリングを握るボナパルト
のタッグは速さに加えて安定感も抜群のコンビだ。ピットブルが悩まされたのがメカニ
カルトラブルで、過去2シーズンともこの解決に手間取ったことが原因でラムダがドラ
イバーズタイトルを逸している。しかし総合力が最も高いのは今季もピットブルだろう。そこに肉薄してくるのはクラークソンとマルドゥークではないかと本誌は見る。
クラークソンはこれまで「オーナーとファングがドタバタ劇を繰り広げるチーム」とい
う、スキャンダラスな面が目立つチームだったが、今季の体制強化は本気でタイトルを
狙っていることの証。マネージャーに就任したスティラノ・ドミニコルとリチャード・
デヴィッズ監督が、意欲的にそして極めて論理的に体制強化へ動いている。これまでの
マシンの問題を解決すべくエンジン変更を断行し、スタッフ入れ替えにより旧F1チー
ム経験者を数多く雇い入れた。ビッグスポンサーの資金力をフルに活かし、スプレンダ
ーエンジンだけではなくセプターをも獲得。体制が問題なく機能すれば、ピットブルに
匹敵する戦闘力を発揮することは間違いない。
またマルドゥークもトップ3に食い込んでくる可能性は大きい。昨季デビューイヤーで
初優勝をあげランキングトップ10入りを果たしたビル・リヴィエールに、弱小チーム
で光る走りを見せファン・ドット監督がオーナーに獲得を直訴したというゾルタン・ゲ
ラのラインナップ。そして首脳陣はF1でフェラー〇を常勝軍団へと仕立てた面々だ。
タイトル争いはこの3チームを主役として展開するのではないか。
トライアンフアントネッティにも期待はかかるが、トライアンフについてはSUGO
-カムイエンジンの戦闘力がまだ未知数なこと、そしてアントネッティについてはロッ
ソとカレッジのコンビはやや安定感に不安があることが懸念材料か。
マーキュリー、ノルディックといった"現・トップ3"を構成する面々の奮起にも期待し
たい。何にせよ今季も大混戦の選手権となること間違いなしだ。


◇今季こそ初戴冠を狙うラムダ、3連覇で"絶対王者"となるかバトラー
       日向、ファング、セプター、そしてボナパルトと伏兵も多数!!   

過去2シーズンでは、ドライバーズタイトル争いも決着が最終戦までもつれ込む大接戦
となってきたが、これまでの主役はやはりニコ・ラムダとアレックス・バトラーの二人
だった。結果バトラーがこれまで2連覇を果たしてきたわけだが、今季はラムダが初戴
冠へ向けて不退転の覚悟で臨む。今季もバトラーvsラムダの図式は変わらないと見ら
れるが、しかし今季は大混戦になるのではないかとの見方もある。

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今季もタイトル戦線の主役はこの二人。しかし盤石のパックアップ体制で挑む
ラムダ(写真左)に対し、バトラー(写真右)は今季もローンバトルの予感・・・

まずは今季、前述のとおり既存のチームで大きく体制を強化してきたチームがある。ト
ライアンフとクラークソンの2チ―ムがそうだ。本誌で何度も記載している通りトライ
アンフは2ndドライバーにマイネを起用し、クラークソンはセプターを獲得した。両
チームとも主にエンジン面での戦闘力向上が期待され、それにより日向、ファング、そ
してセプターといった面々が、よりタイトル戦線に近い存在となると見られている。日
向とセプターは2シーズンで3勝、ファングは2勝をあげており、昨季は不振を理由に
シーズン途中でリザーブへと降格させられたマイネも1勝をあげている。この2チーム
のドライバーは今季、各々が大きなチャンスを得る。
また昨季躍進した新参チームの面々にも、大きなチャンスがある。アントネッティのロ
ッソは1st、2ndと1勝ずつをあげており、レースに安定感が出てくればタイトル
戦線に絡めるだろう。第100回インディ500のウィナーは伊達じゃない。カレッジ
についてはもう少し経験が必要だろうが、ロッソと同じように安定感が身に付けば同じ
くタイトルを狙えるタレントになるだろう。

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トライアンフはエンジンの改良によって戦闘力向上が期待できる。日向(写真右)も昨季ランキング
4位に入っており、今季はより期待がかかる。クラークソンは王者を狙えるタレント2名を抱え目下
タイトル候補筆頭に浮上。ファング(写真左)、セプター(写真中央)の布陣は”最強”の声も。

また昨季NeXXへのアジャストが最も早かったルーキー、リヴィエールも近い将来の
チャンピオン候補だ。ゲラについてはチームがどういう役割を彼に臨むかによって変わ
るため、タイトル戦線に絡む存在にはならないかもしれない。しかし力量的には充分と
言っていい。今季はこういった面々がタイトル戦線に絡んでくることになるだろう。
このように今季はチーム力が強化されたことにより、チャンスを得るドライバーが数多
くいる。他にも昨季未勝利に終わったものの、さすがの安定感を発揮しドライバーズラ
ンキング3位を死守したラスムッセンにもチャンスはある。しかし本誌はやはり今季も
タイトル戦線の本線はラムダvsバトラーだろうと予想する。
単純な速さの部分ではこれまであげたドライバー達にも充分チャンスがあるが、これま
でラムダとバトラーが見せてきた"強さ"と同様のものを他のドライバーが発揮できるか
または持ち合わせているかとなればまた話は別だ。これまであげてきたドライバー達は
ラムダとバトラーに比べたときに、レースでの安定感やモチベーションの維持、そして
逆境で見せる底力といった部分でやや劣る。それは長くモーターレーシングを、そして
熾烈なタイトル争いを経験したものでなければ身につかないものだからだ。ラムダには
圧倒的な速さに加え明晰な頭脳と強靭な精神、そしてどんな状況でも最小限のリスクで
できうる最善を尽くすという揺るぎない「帝王学」がバックボーンにある。またバトラ
ーに関していえばトップフォーミュラでのタイトル争いはNeXXが初体験だったもの
の、2シーズン連続で"それ"を経験しメンタルのタフさを身に着けた。また市街地や雨
といった難しいコンディションでこそ実力を発揮し、昨季は完走17回中入賞15回と
驚異のポイント回収率を誇った。ラムダをして「理屈では語れない強さがある」と言わ
しめたのだ。この二人に挑んでタイトルを奪い取るには、挑む側にもそれ相応の"資質"
が必要だろう。
この二人に真っ向から挑めるほどの器を持つ者は、いわゆる『F1四天王』とほか何人
かではないか。そのなかでも勢いに乗った時に強さを発揮するファングか、あるいはク
レバーに闘志を燃やすセプターか。やはりクラークソン勢がこの二人のマッチレースに
割って入れる存在なのではないだろうか。

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ロッソ(写真左)やリヴィエール(写真右)も王者候補ではあるが、彼らにはもう少し
”経験”が必要かもしれない。ポテンシャルは充分、”流れ”と勢い”を掴めばあるいは?

日向やロッソ、リヴィエールといった面々は、速さは持つものの"強さ"という点では未
知数だ。若さゆえの勢いは侮れない、勢いに乗り流れを掴んだときには一気に初戴冠の
可能性も否定派できない。しかし最後の最後にはやはり"経験"と"強さ"が物を言うので
はないか。そうなるとやはり今季のドライバーズタイトルの主役はやはりラムダ、バト
ラー、そしてクラークソンの二人ということになろう。
そこで問題になるのが、チャンピオンを狙うドライバーに対するサポート体制だ。ラム
ダを擁するピットブルは昨季、最終戦ボナパルトがバトラーの前に立ちはだかり、全
力でラムダをサポートする戦略で戦った。マーキュリーやクラークソンにこれができる
かどうかが問題となってくる。NeXXでは理不尽なチームオーダーはレギュレーショ
ンで禁止されているが、チームメイトも同意の上でのオーダーはこの限りではない。昨
季マーキュリーは最終戦マルケーナスが予選で後方に沈み、バトラーはピットブルの
二台を独りで相手にするしかなかった。結果バトラーはそのピットブルの「バトラー包
囲網」をかいくぐって逆転王座を射止めたわけだが、レース後のバトラーの疲弊ぶりか
らは、ピットブルのチームプレイに対しローンバトルを強いられたレースの壮絶さが如
実に読み取れた。しかし、今季のバトラーのチームメイトは未だその実力は未知数な若
手のアリエル・ティルクムだ。3連覇を目指すバトラーだが大きなサポートは期待でき
ないのではないか。

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ボナパルトは昨季最終戦でラムダを全力サポート。今季もサポート
約を担う。しかし本人も虎視眈々とタイトルを狙う。今季は”勉強の
1年”と割り切るが、成績次第では・・・?

またチームプレーという意味では、クラークソンの布陣にも不安がないわけではない。
個性と自己主張の強いF1王者経験者同士のコンビが、どちらかをサポートする或いは
どちらか優先するというチームの決定に最後まで素直に従うかという不安だ。最悪この
"最強コンビ"は内部崩壊という結末を迎えかねない。
そう考えると今季のタイトル候補筆頭はニコ・ラムダということになるだろう。3シー
ズン目となる今季、ラムダは悲願の戴冠を果たすのだろうか。現時点でラムダは最もタ
イトルに近いところにおり、チームメイトのボナパルトを含めたサポート体制も万全で
ある。ボナパルトも実質今季はもう1年勉強の年だと位置づけており、ラムダをサポー
トしながら力を蓄えていくことになる。本誌は今季ラムダが悲願の初戴冠を達成すると
予想する、従順なチームメイトが反旗を翻さなければの話ではあるが・・・。

 

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◇レースをよりエキサイティングにするデバイスとなるか!?
            今季より試験導入の『エクストリーム・ブースト』とは!?

これまでの2シーズン、文句なしのエキサイティングな展開で大人気を博したNeXX
だが、今季さらにレースをよりエキサイティングにするための新デバイスが試験導入さ
れることとなった。それが『Exxtream Boost』(エクストリーム・ブー
スト)だ。このエクストリーム・ブーストはレース中に一定時間、エンジン出力を上げ
ることのできるデバイスである。
NeXXは現在「持続可能なモーターレーシング・エンターテインメント」を標榜し、
水素エンジンを主動力としたレーシングカーで選手権を展開している。またエンターテ
インメントとしてのバランスやコスト面を考慮し、シャシーやエンジンなどのメインコ
ンポーネンツについては各チームが独自に開発することを禁じている。それにより、モ
ターレ―スの最高峰であるF1が長い間課題として直面してきた"運営・開発コストの高騰"と"チーム間の戦力の不均衡"とは無縁の選手権として存在しているNeXXだが、今季からさらにレースでの追抜きを含めた駆け引きのためのデバイスとして、エクストリーム・ブーストの採用が決まった。
NeXXのエンジンは現在、液体水素を燃料とする自然吸気水素エンジンにMGU-K
(Motor Generator Unit Kineteic)とバッテリーを組
み合わせた『水素ハイブリッドエンジン』だ。そして来季からはエンジンをダウンサイ
ジングさせ、過給機を追加した水素ターボエンジン+ハイブリッドユニットのいわゆる
『水素パワーユニット』となる。燃料はフランスのTATOL社と、オランダのロワイ
ヤルダッチ・シェール社が共同開発し実用化にこぎつけた『e-Fuel』で、ターボ
化で搭載燃料の総量が今季までにくらべて減少する。これによりエクストリーム・ブー
ストは来季から正式なレギュラーデバイスとしての搭載が決定していた。その前に今季
、数レース限定で現行エンジンに類似デバイスを搭載し、正式採用となる来季以降への
準備を図るのがNeXXを運営するFNOの目的ということだ。NeXXはこのレース
数限定での先行導入により、システム面よりもレースのエンターテインメント面におい
て、どのような効果があるのかを確かめたいようだ。
このエクストリーム・ブーストだが、今季使用されるものと来季より正式導入となるも
のとはシステム自体が異なるデバイスだ。そもそも先ほど述べた通り、今季と来季では
マシンの動力源たるエンジンのコンポーネントが大きく異なるからだ。そのため今季は
システムの完成度よりも、システムの導入によるレース展開への影響を確認したいとい
うのがFNO側の思惑だ。

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『エクストリーム・ブースト』はフォーミュラeの『ファン・ブースト』やインディカーにおける『プッシュ・トゥ・パス』のような一時的なエンジン出力アップを図るデバイスだ。NAエンジンに搭載する今季型は、かつてはF1でも使用されていた『オーバーテイクボタン』に近い。デバイスの作動は他カテゴリと同
様ステアリングのスイッチから操作。

来季はエンジンに1つないし2つの過給機(ターボチャージャー)が付くこととなる。
そのため来季から正式採用されるエクストリーム・ブーストは、文字通り過給圧(ブー
スト圧)を一時的に上げることによって出力アップを図るものとなる。しかし今季まで
はNeXXの動力源は自然吸気(NA)エンジンである。NAエンジンの出力を一時的
に引き上げようとするならば、燃料流量の一時的な増加がその手段となる。今季は特定
の数レースでマシンにブースト用の追加燃料タンクを設置することとなり、そのためブ
ースト採用レ―スではマシンの重量は他レースより数10kg程度重くなるとのことだ。今季は全18戦中6戦で試験導入される、対象の6レースは以下の通りだ。

 第3戦 ドバイGP
 第5戦 メキシコGP
 第8戦 イタリアGP
 第9戦 オランダGP
第11戦 チェコGP
第18戦 アメリカGP 

このラインナップを見る限りでは、高速コースより中低速もしくはテクニカルな高速コ
ースが採用されており、純粋に追抜きのしにくいコースでどれだけの効果があるのかを
FNO側は検証したいようだ。ドバイ、オランダ、チェコなどはまさにその"追抜きの
難しい低速コース"の部類に入るが、メキシコ、アメリカといった追抜きの難しい区間
と追抜きに適したロングストレートが同居するコースや、イタリア(今季はイモラ)の
ような中高速テクニカルコースなども含まれ、純粋な高速コース以外での導入効果を検
証したいというFNOの意図が垣間見える。
また、試験導入するデバイスが選手権争いの最終局面で必要以上にレース結果に影響し
ないための配慮か、シーズン終盤戦での導入レ―スは極端に少ない。しかし、今季から
インディアナポリスへと舞台を移す最終戦アメリカGPが今季最後の導入レ―スとい
う点にはFNOの、このデバイスに対する期待が現れていることが見て取れる。
エクストリームブーストは前述のとおり一時的に燃料流量を増やすことにより出力アッ
プを促すデバイスだが、当然その分レース中の燃料消費もブーストを使用した分激しく
なる。つまりブースト導入レ―スはこれまでよりシビアな燃費管理を求められる。各チ
ームはタイヤのマネジメントに加え、燃費のマネジメントも計算しながらレースを戦い
ライバルに勝たなくてはならない。
今季のタイトル争いは言うまでもなく、このデバイスを最もうまく使いこなしたチーム
とドライバーが獲得するだろう。果たしてこの新デバイス『エクストリーム・ブースト』を制してタイトルを獲得するチーム、ドライバーは? 差し当たりシーズン開幕後、最初の導入レ―スは第3戦ドバイだ。 


◇今季は3名のルーキードライバーが参戦!
             3rdシーズンのNeXX1年生はどこまでやれるか!?

今季は3名のルーキードライバーが参戦するNeXXだが、果たして今季の1年生ドラ
イバーはNeXXでどれだけ活躍できるだろうか。
1stシーズンは『NeXX1年生』という意味では参戦全ドライバーが1年生状態だ
ったが、そんな中でもトップフォーミュラルーキーという意味ではスポット出走したド
ライバーも含め14名がトップフォーミュラ初体験だった。そんな中で当時マーキュリ
ーに在籍したカーティス・マルケーナス、そしてロムニ・ダキアに所属のゾルタン・ゲ
ラがそれぞれ1勝をあげ、SLOのサントス・フィリオがPP1回表彰台2回と活躍し
た。昨季2ndシーズンは新規参戦が3チームあり、アントネッティへ移籍したのアレ
ンザンダー・ロッソ以外はNeXX初体験だったが、その中でもトップフォーミュラデ
ビューとなったルーキーはジェストン・バロン、アリエル・ティルクム、カストル・エ
ルドラード、そしてファン・カレッジの4名。この中で最も活躍したのはPP1回表彰
台1回の戦績で"驚異の新人"の異名をとったカレッジだった。
そういった意味で今季3rdシーズン、F1やインディなどのトップフォーミュラ未体
験ドライバーはメロディ・パトリシア・ノーマン1名だけだ。他の2名は1シーズン以
上のF1出走経験がある。しかし3名のルーキーで最も年長なのは25歳のティモシー
・ルーツェンで、3名ともが20代前半の若者だ。マルケーナスやゲラ、カレッジとい
った面々が活躍した一方で、目立った船籍を残せずフェードアウトしたルーキーも多い。
果たして今季NeXXデビューの3名は、インパクトをのこせるのだろうか。

No.55 メロディ・パトリシア・ノーマン(USA・AUT) 24歳

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幼いころ父親に連れられて観戦したインディ500に衝撃を受け、レース界に足を踏み
入れたノーマン。10歳からはじめたカートではIKFのグランドナショナル王者を2
度獲得し、その後カナダF4でもシリーズチャンピオンに輝く。その後学業に専念する
ため3年間レース活動を中断するが、4年前に活動再開するやフォーミュラ・リージョ
ナル・アメリカで2年間で7勝をあげ、昨季インディライツでも3勝をあげる活躍を見
せた。
今季は地元アメリカのインディカーからもオファーを受けていたが、最終的にNeXX
進出を選択したノーマン。デイ〇・コ〇ン・レーシングとレイ〇ール・レターマ〇・ラ
〇ガン・レーシングという名門からオファーを受けていたが、大学で環境学とサステナ
ビリティ学を学んだ彼女は、未だに環境対策面で目立った動きを見せない母国のカテゴ
リではなくNeXXを選んだのだ。
彼女のドライビングの特徴は、スムーズなスロットルワークと修正の少ないステアリン
グワーク。そしてそれに由来するタイヤ使いの巧さだ。下位カテゴリでは他のドライバ
ー達がタイヤ交換を余儀なくされるようなレースを、無交換で走り切り優勝したレース
が何度もあり、無駄のないライン取りと修正の少ないステアリングワークからついたあ
だ名は"マエストラ"。
ノーマンが選んだプルトン「レラ+カムイ」ののパッケージは、そんな彼女のドライビ
ングスタイルにはうってつけではないだろうか? レラシャシーのクセを掴みさえすれ
ば、彼女の流れるような走りが見られるだろう。

No.28 ベルナルド・"バッドアス"・バーガー(AUT) 23歳

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バーガーは1昨年の終盤戦にF1デビュー、後述するティモシー・ルーツェンとは同じ
アロ〇ズでチームメイトとして昨季1年を戦った。
オーストリアはチロル州ベルグル出身のバーガー。ベルグル村にモーターレーシングの
環境はなかったが、村で2人だけ週末にヒルクライムやラリーをやっている人物がおり
その車を組み上げる作業などを見ているうちにレースに興味を持ち始める。
それからは2輪をメインに小さなレースイベントに出場していたが、友人から「俺のフ
ォード・エスコートでレースに出てみれば?」と話しを持ちかけられ、人生で初めて出
場したピットブル・リンクでの4輪のレースに優勝してしまう。「初めて出場した4輪
のレースで、地元で連戦連勝の男に勝っちゃったんだ。奇跡が起きたんだよ。」と笑っ
て話すバーガーだが、その後は本格的にレースの道に進み始める。
その後参戦したドイツF3では初年度に年間3位となり、この時点でバーガーは数多く
のレース関係者の目に留まる存在になった。
バーガーのドライビングの特徴は、なんといっても高速コースでの外連味の無い走り。
無類のスピード狂である彼は昨年F1日本GPで、舞台である鈴鹿サーキットの名物コ
ーナー「130R」を唯一フルスロットルで駆け抜けたドライバーだという。タイプ的
には昨季マルドゥークで走ったヴィル・リヴィエールやジャッキー・グーデリアンのよ
うな、ファイタータイプのドライバーだと言っていい。しかし、それゆえタイヤや燃費
などのマネジメントにはやや難ありか。今季からはエクストリーム・ブーストの限定導
入レースもあり、そういったレースでタイヤ・燃費のマネジメントをしながらどう走る
かが注目だ。天性のスピードを持つバーガー、今季は戦闘力の低いマシンで苦戦を強い
られそうだが、思い切りのよい走りには注目だ。
ちなみに彼の登録名『バッドアス・バーガー』の"バッドアス"は、英語で"悪ガキ"のこ
と。これは無類のいたずら好きであるバーガーにつけられたあだ名で、本人が気に入っ
てしまい登録名にしたもので、本名は『ベルナルド・バーガー』である。

No.19 ティモシー・ルーツェン(BEL) 25歳

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昨季F1〇ロウズチームでバーガーとチームメイトとして走ったルーツェン。ルーツェ
ンはバーガーより2年先にF1デビューを果たしており、昨季はNeXXでも使用され
るイモラで行われたF1サンマリノGPで2位表彰台に上がっている。
ベルギーはブリュッセル出身のルーツェンは、ベネルクス・フォーミュラ・フォード1
600で18戦15勝と、圧倒的な戦績を残して本格的にF1の下位カテゴリへ進出し
たドライバーだ。その後欧州F3では3勝をあげ年間2位となり、F2では2年間で5
勝をあげランキングも2位、3位と活躍しする。
F1に昇格してからは3シーズンをアロウ〇で過ごし、中堅以下にありながら3シーズ
ンで7度の入賞。昨季は前述のとおり2位表彰台に上がるなど活躍し、F1でも将来を
嘱望されていた。
しかしその〇ロウズが昨季いっぱいでF1撤退を発表し、他チームのシートにも既に空
きがなかったことからNeXXに転戦。ガジャックチームに加入した。
ルーツェンの走りは"堅実で速い"、これに尽きる。F1で3シーズン戦いリタイヤは1
2回と非常に少ない。2シーズン目はトラブルも多く8度のリタイヤを喫したが、昨季
は4回、デビューイヤーは最も少なく2回と抜群の安定感がウリだ。それもただただ慎
重に走っているわけではなく、スキあらば一つでも前へという姿勢も崩さない。
普段は物静かで穏やかな笑みを浮かべる好青年も走りはアグレッシブで、雨のレースで
も速さを見せる。
今季ガジャックからデビューとなるが、バーガー同様戦闘力の低いマシンで苦戦を強い
られることは免れないだろう。しかし雨での速さはルーツェンの大きな武器、降雨のレ
ースでは彼の速さのいったんを見られるかもしれない。

3名ともいずれ劣らぬ経歴の持ち主で、すぐにでも活躍しておかしくないタレントだ。
しかしマシンの戦闘力面ではピジョンエンジンの伸び悩みから苦戦を強いられている2
チームに所属するバーガー、ルーツェンの二人は苦戦が予想される。一方でマシンの面
では今季躍進が期待されるプルトンにあって、女性ドライバーがどこまでやれるのかと
いう面でノーマンの実力は未知数だ。
今後のNeXXの将来を背負ってゆくかもしれない若い力の活躍に、注目しながら今季
の選手権を楽しもう。


さて、開幕まであとわずかとなったNeXX3rdシーズン。既存チームの体制強化や
2年生チームの躍進、そしてルーキーの活躍など見どころ満載だ。また先述のとおり今
季は『エクストリーム・ブースト』というデバイスが試験的に導入され、選手権を盛り
上げるファクターとして注目されている。最後に今季の全18戦のスケジュールを改め
て振り返って今号の締めくくりとしたい。


 開幕戦 オーストラリアGP  サーファーズパラダイス市街地 25tn
 第2戦 インドネシアGP   セントール          27tn
      <ポール・リカール合同テスト>
 第3戦 ドバイGP      ドバイ・オートドローム    24tn ※EB
 第4戦 ブラジルGP     サンパウロ市街地       27tn
 第5戦 メキシコGP     エルマノス・ロドリゲス    25tn ※EB
      <エストリル合同テスト>
 第6戦 イギリスGP     ブランズハッチ        24tn
 第7戦 フランスGP     ポール・リカール       23tn
 第8戦 イタリアGP     イモラ            27tn ※EB
 第9戦 オランダGP     TT・アッセン        26tn ※EB
第10戦 スウェーデンGP   アンデルストープ       25tn
第11戦 チェコGP      ブルノ            24tn ※EB
      <ホッケンハイム合同テスト>
第12戦 ルーマニアGP    ブカレストリンク       25tn 
第13戦 アゼルバイジャンGP バクー市街地         22tn
第14戦 タイGP       チャーン           25tn
第15戦 マカオGP      ギア市街地          25tn
第16戦 日本GP       小樽市街地          28tn
第17戦 カナダGP      エキシビジョンプレイス市街地 28tn
第18戦 アメリカGP     インディアナポリスGPコース 26tn ※EB

※EB=エクストリーム・ブースト対象レース

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今季も開幕戦はサーファーズパラダイス。開幕戦開催限定の5年契約
だが、すでにファンや関係者の間では「開幕戦=サーファーズパラダ
イス」の認識が浸透している。


今季はイタリアGPがイモラでの開催、そして最終戦アメリカGPの舞台がインディア
ナポリスへと移るが、カレンダーの構成は基本的に昨季と変わりなし。開幕の舞台は3
年連続で南半球、オーストラリアのサーファーズパラダイスだ。新デバイスの試験導入
もあり、昨季以上に混戦模様となるであろう3rdシーズンの開幕まではもう少しの辛
抱だ。では次回はオーストラリアGPでお会いしよう。
今季もどうぞお楽しみください!!    

 

 

NeXX3rdシーズン 新設補正値項目

今回は3rdシーズンを迎えるにあたって、各ドライバーに新設した能力値
「ブロック」「危機回避」について公開します☆

ブロック・・・バトル判定時、前を走るマシンが判定値にプラスできます。
       ブロックの上手い下手を表す補正値です。0~2で設定します。

危機回避・・・走行、バトル双方の判定時に、アクシデント系の目が出た際
       そのアクシデントを回避できるかの目安にする値です。
       A、B、Cの3段階で設定し、1Dを振りそれぞれの基準値を   
       出た目が上回れば、アクシデント回避となります。

       ※基準値 A=3 B=4 C=5

 

                     ブロック  危機回避
ニコ・ラムダ                  1     B
ミシェル・ボナパルト              1     B

アレックス・バトラー              1     B
アリエル・ティルクム              0     C

カーティス・マルケーナス            0     A
ジェストン・バロン               1     B

日向 俊郎                   2     B
ルドルフ・マイネ                1     C

ジョン"ブル"・チャップマン           0     A
アレン・バーンズ                1     B

トゥーリ・ヴィックス              0     B
メロディ・パトリシア・ノーマン         0     C

ミケーネ・ポルボローネ             0     B
スティラノ・シエナ               0     C

デイヴィス・ファング              1     C
ジョリー・セプター               1     B

ジャッキー・グーデリアン            0     B
バッドアス・バーガー              0     C

宋 昇龍                    0     B
アレオ・ファーシマス              1     C

リー・ラスムッセン              1     C
ミック・ハイデンフェルド            1     B

アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ      2     B
アンドレアス・サントス・フィリオ        0     B

アレンザンダー・ロッソ             1     C
ファン・カレッジ                1     C

ビル・リヴィエール               2     A
ゾルタン・ゲラ                 1     B

セドリック・タンデイ              0     C
ティモシー・ルーツェン             1     C

NeXXtream Press 開幕直前号(3)

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開幕直前号(3)

■エントリーリスト

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■参戦チーム紹介(3)

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チーム監督:ミコ・ハンクネン
マネージャー:チチ・ソルベルグ
TD:オラ・トイヴォネン

シャシー:シグマテック S-TEC01X/C
エンジン:スプレンダー GL103hy V10
タイヤ:ヴァシュロン

ミコ・ハンクネンとチチ・ソルベルグというフィンランド出身のF1王者二人が
率いるチーム。昨季は初年度同様ドライバーズタイトル、チームタイトル争い共に3位で終え、トップ3としての地位を維持した。
しかし、ドライバーランキング3位のケリー・ラスムッセンは結局未勝利に終わり
No.2のミック・ハイデンフェルドが1勝をあげたもののチーム、ドライバー共にトップ2に水をあけられての3位に甘んじた。
捲土重来を誓う今季だがチーム体制、ドライバーラインナップ、そしてマシンパッケージ全て変わらず。2nd新規参戦チームやクラークソン等が台頭してくることが予想され、下手をすればトップ3陥落ということも十分にあり得る今季だ。
特にエースのラスムッセンは昨季未勝利に終わったことに対して、チームのサポート体制に不満を抱いており、実際チームのミスで優勝を逃したレースもあった。
一方チーム側はラスムッセンの昨季通してのパフォーマンスに満足しておらず、
チームとエースドライバーの信頼関係は微妙なものとなっている。
チームは4thシーズンから新規参戦するエンジンサプライヤーロンバルディアと供給契約を結んだことを先ごろ発表しており、トップ3としての戦力を担保して戦えるのは今季までかもしれない。
初年度にタイトル争いを経験したラスムッセンは、今季タイトル争いに絡めなければ移籍も辞さないだろう。またハイデンフェルドも昨季1勝をあげたものの、
表彰台はその1度のみ、獲得ポイントはラスムッセンの半分以下にとどまっている。今季はチームとしての正念場を迎える。

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14:ケリー・ラスムッセン
初年度はランキング2位のニコ・ラムダと同ポイントで3位と、最後までタイトルを争ったが昨季は未勝利とフラストレーションの溜まるシーズンを送ったラスムッセン。チームのミスなどに足を引っ張られたのも事実だが、自身のパフォーマンスにも満足はしていない。今季はもう一度タイトル戦線に食い込みたい。

91:ミック・ハイデンフェルド
昨季エースが未勝利に終わる中、ノルディックに虎の子の1勝をもたらしたハイデンフェルド。しかし彼の昨季のハイライトはその1勝のみで、ノックアウト方式の予選に苦戦し決勝でも中位以下に甘んじることが多かった。今季はエース、ラスムッセンを食う速さを見せたいところ。

 

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チーム監督:ハウルモーゼル
マネージャー:マット・ティモンズ
TD:エンリケ・スカボローニエ

シャシー:レラ RNX-01/03
エンジン:DMW P82H30/3 V10
タイヤ:ヨコスカ

SLOは今季から使用するタイヤをヨコスカタイヤへと変更した。
3名の共同オーナーのうちの一人、リカルド・オリベイラ氏がヨコスカの主要株主となりブラジルに現地法人を設立したことに端を発するものだが、所属ドライバーが
2人ともタイヤ使いに定評のあることからこのタイヤチェンジはSLOにとっては
戦略の幅を広げる選択になると見られている。
新規参戦チームが大活躍した昨季は、SLOのような中堅チームにとって苦しい展開と
なったが、そんな中でもアイウトン・フィリップス・ラ・ポルタとアンドレアス・
サントス・フィリオの二人は計4回表彰台に上がった。ラ・ポルタは第13戦
アゼルバイジャンでSLOに念願の初優勝をもたらし、フィリオも初の小樽市街地での
開催となった日本GPで2位表彰台をゲットした。
しかし、優勝を記録したラ・ポルタは初年度とほぼ変わらない80ポイントを記録した
ものの、サントス・フィリオは41ポイントで初年度の半分と苦戦。
ノックアウト方式の予選では二人とも度々20番手以下に沈むなど全体的に苦戦した。
今季36歳を迎えるベテランのラ・ポルタには引退の噂もあったが、オフにチームと
単年契約を結び今季もSLOから参戦することが決定。
ラ・ポルタとサントス・フィリオの師弟タッグは3シーズン目を迎える。
初年度に4位をマークしたチームランキングは昨季、8位へと後退した。
今季は8位からの浮上を目指したい。

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50:アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
今季36歳を迎えるポルトガル人のラ・ポルタ、昨季限りで引退の噂もあった彼だがひとまず今季もSLOから参戦することが決定した。昨季は入賞5回と大苦戦するも、シングルグリッドスタートのレースは確実に入賞に繋げて初優勝もあげた。今季は入賞回数を伸ばし100ポイントの大台越えを目指す。

3:アンドレアス・サントス・フィリオ
初年度81ポイントをあげランキング11位を記録したサントス・フィリオも、昨季は41ポイントと大苦戦。新規参戦チームの台頭に割を食い入賞も5度に止まった。しかしそんな中でも2位表彰台を1度記録、展開さえハマれば優勝できる力を持っていることを証明した。ラ・ポルタに次いでの初優勝が今季の最大目標。

 

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チーム監督:ドジャー 蓮川
マネージャー:ボブ・ローマス
TD:フランツ・ガーニー

シャシー:シグマテック S-TEK01X/C
エンジン:シェブロン B3/H8 V8
タイヤ:ヴァシュロン


NeXXは度々我々ファンや関係者にサプライズを提供してくれるが、昨季の
サプライズは開幕戦にこのチームからもたらされた。昨季から新規参戦をはたしたこの
アントネッティのアレンザンダー・ロッソが、ポールトゥウィンを達成したのだ。
アントネッティは世界的なレーシングコンストラクターとして有名だが、とはいえ
参戦初戦でのポールトゥウィンは大きなサプライズだった。
ロッソとデイヴィス・リンドホルムのラインナップは、2人で1勝ずつ計2勝をあげ
表彰台も7度登壇。リンドホルムが前半絶不調をかこっていたが、彼がコンスタントに
入賞を重ねていればチームランキングはノルディックを逆転し3位に食い込んだはずだ。2シーズン目となる今季はエースのロッソに加え、昨季"驚異の新人"と騒がれた
ファン・カレッジを獲得。戦力はより一層アップしている。
ロッソ、カレッジともややムラのあるタイプだが、うまく機能すればタイトル戦線に
絡んでくることは間違いない。またムラのあるタイプとは言っても二人は昨季
NeXXにおいても数少ない予選落ち未経験ドライバー。
優勝含め6度表彰台に上がったロッソと、昨季ガジャックチームでパワー不足のマシンに苦戦しながらも2位表彰台、予選PPまで獲得したカレッジのラインナップは
大いに活躍が期待できる布陣だ。
今季はピットブル、マーキュリーの2強に加えトライアンフ、クラークソンなどが
戦力を大幅に強化してきているが、このアントネッティも充分タイトル戦線に
食い込める力を持っている。

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77:アレンザンダー・ロッソ
初年度はアルバノビッチから参戦したロッソ、前半は信頼性不足で苦戦したものの後半に入り第10戦スウェーデンで初優勝。昨季は開幕戦でポールトゥウィンをやってのけ、大いに活躍した。予選でもシングルグリッドを9回記録、安定感が増してくればタイトル戦線へ名乗りを上げてくる存在だ。

16:ファン・カレッジ
昨季は非力なガジャックのマシンで5度の入賞を記録。2位表彰台、予選PPをそれぞれ1度記録した"驚異の新人"だ。デビュー2戦目のインドネシアでいきなり初入賞。それも雨の予選でセカンドロー4番手を獲得しての入賞で、将来性の高さを示した。今季は初優勝もあるぞ。

 

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チーム監督:ファン・ドット
マネージャー:ボス・グラウン
TD:ロビー・ハーン

シャシー:レラ RNX-01/03
エンジン:シェブロン B3/H8 V8
タイヤ:ヴァシュロン


昨季新規参戦を果たした3チームのうちの一つマルドゥークは、
アントネッティと並んでNeXXに大きなサプライズをもたらした。
ドバイ王族であるマルドゥーク家が率いる同チーム。以前にA1GPを主催していた
ことはあるものの、レーシングチームを率いるのは初めて。しかし昨季は
所属ドライバーのビル・リヴィエールとジャッキー・グーデリアンがそれぞれ1勝をあげ既存チームを押しのけてアントネッティに続くランキング5位を記録した。
今季はグーデリアンに替わり新生シュトロゼックからゾルタン・ゲラを引き抜き。
さらにアルバノビッチからテクニカルディレクターのロビー・ハーンまで引き抜き
万全の体制を築いた。チーム監督にファン・ドット、マネージャーにボス・グラウン、
そしてTDにロビー・ハーンという体制は、F1でフェラ〇リを常勝軍団に仕立て上げた首脳陣。そこに昨季1勝含む3度の表彰台を記録したリヴィエールと、
弱小ロムニ・ダキアにあって1勝をあげ2シーズンで132ポイントをあげたゲラが
加入しコンビを組む。
クラークソンやトライアンフが体制を強化してシーズンに臨む今季、混戦模様が
予想されるチームタイトル争いだがこのマルドゥークはかなりの戦力でこれに臨むこと
となる。参戦2戦目でのタイトル奪取も充分考えられる状態だ。
潤沢な資金力に物を言わせ、一気にタイトルを狙える体制を整えてきたマルドゥーク。
アントネッティと共に来季のタイトル戦線を賑わすことは間違いない。

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27:ビル・リヴィエール
昨季F1から転入してきたカナダ人のリヴィエール、序盤はNeXXへのアジャストに苦労したようだが4戦目にして初入賞で3位表彰台を記録。第6戦イギリスからは6戦連続入賞を記録し、その間第10戦スウェーデンで初優勝を記録した。"華麗なるファイター"の異名は、今季もNeXXに轟く。

4:ゾルタン・ゲラ
ロムニ・ダキアで2シーズン苦しいシーズンを戦ったが、そんな状況においても初年度に1勝をあげ2シーズンで132ポイントを獲得。その実力はファン・ドット監督がオーナーのダムハン皇太子に獲得を直訴したほど。戦えるマシンを手にしたハンガリーの異能に今季は大きな注目が集まる。

 

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チーム監督:ジェロームルルーシュ
マネージャー:リッシェル・メス
TD:ジェロームブルゴーニュ

シャシー:シグマテック S-TEK01X/C
エンジン:ピジョン A6/H V8
タイヤ:ヴァシュロン


初年度にプルトンからNeXXに参戦していたフランス人ドライバー、
イワン・ガジャックがみずからチームを立ち上げ滑り込みでエントリーを果たした
ガジャック。旧F1ルルーシュ・チームの首脳陣をそのままチーム首脳として迎え、
急ごしらえで参戦を果たしたが、新参3チームにあって唯一苦戦を強いられた。
"オールフレンチ"を標榜し首脳陣、ドライバー、そしてシャシー、エンジン、はては
タイヤまで全てをトリコロールに染め抜いて参戦したが、開発競争で後れを取っている
ピジョンエンジンに足を引っ張られ大苦戦を余儀なくされた。
信頼性も上がらずシーズン通してセドリック・タンデイ、ファン・カレッジの
2人のドライバーで計15回のリタイヤを記録。
それでもF1で"跳ね馬"のタイトル獲得に貢献したタンデイと、"驚異の新人"カレッジはそれぞれ1度表彰台に上がり、ウェットコンディションとなった日本GPの予選では
カレッジがPPを獲得するなど随所で光る活躍を見せた。
カレッジをアントネッティに奪われた今季だが、堅実なドライビングが信条のタンデイは今季も残留。そしてF1から期待の若手ベルギー人ティモシー・ルーツェンを獲得。
昨季は開幕まで時間がなくドタバタでの参戦となったが、充分に準備に時間が取れた
今季は昨季以上の活躍が期待される。
懸案事項は、開発競争で後れを取るピジョンエンジンか。

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25:セドリック・タンデイ
F1でフェラー〇のコンストラクターズタイトル獲得に貢献したタンデイ、今季32歳を迎える彼はベテランの域に入る。カレッジをパートナーとして戦った昨季同様、今季もチームリーダーとしての働きを期待されるタンデイ。今季もルーキーにその背中を見せながら、昨季を上回るポイント獲得を目指す。

19:ティモシー・ルーツェン
ベルギー出身のルーツェンはF1で既に2年半戦ってきた。〇ロウズという弱小チームにあって昨季は4度の入賞を記録、うち1度は2位表彰台という期待の若手だ。ピジョンエンジンで苦戦するチームは、今季も苦しい戦いが続くことが予想される。物静かな青年の内に秘めたる速さに期待大だ。

 

さて、いよいよ参戦15チーム全ての陣容が整って、開幕まで待ったなし状態となった
NeXX。開幕戦まではあと少し!!

 

 

 

NeXXtream Press 開幕直前号(2)

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開幕直前号(2)

■エントリーリスト

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■参戦チーム紹介(2)

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チーム監督:ティム・ウォーキング
マネージャー:シリル・テルアビブ
TD:セルジオ・リーンランド

シャシー:レラ RNX-01/03
エンジン:SUGO-カムイ SG-XX803 V8
タイヤ:ヨコスカ

初年度は12チーム中11位、そして昨季は15チーム中最下位に終わったプルトン。
マシンの心臓部である水素エンジン開発競争で後れをるピジョンエンジンが足かせと
なり思うように成績を伸ばせずにいる。しかしそのプルトンは今季密かに注目を集めている。プルトンは今季からはエンジンをSUGO-カムイへとスイッチ、レラシャシーとの相性が良いエンジンの獲得は戦闘力アップに大きく貢献するはずだ。
また、今季プルトンが注目されている理由は、メロディ・パトリシア・ノーマンという
ドライバーの加入にある。彼女は、そう"彼女"はNeXX初の女性ドライバーなのだ。
今季プルトンはトゥーリ・ヴィックスとノーマンというフレッシュな体制で臨む。
マレーシアの自動車メーカーであるプルトンは、自動車事業での業務提携を想定して
ピジョンとパートナーシップを結んでいたが、その話が昨季の早い段階でご破算となり
SUGO-カムイへのエンジンスイッチを決断した。しかしそれ以外でチーム体制に大きな変更はなく、現体制は3季目に入る。
初年度はアレンザンダー・カブロンの活躍もあり表彰台にも登壇したが、昨季は新規参戦チームの加入、活躍もありプルトンの立ち位置はかなり苦しいものとなった。
今季はフレッシュなドライバーラインナップ、そしてエンジンチェンジによって躍進が期待されるが、はたしてどうか?
アジア圏のモビリティ産業、そしてモーターレーシング活性化のため、SUGO-カムイはトライアンフプルトンとのトライアングル体制を強化させたいと考えている。
我々日本のファンも、プルトンの躍進を応援したい。

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17:トゥーリ・ヴィックス
実質のルーキーイヤーとしてNeXXでフルシーズンを戦った昨季。ヴィックスはまずまずのインパクトを残した。苦しい状況にあって4度の入賞を記録し、第13戦アゼルバイジャンでは表彰台まであと一歩と肉薄した。マシンの戦闘力が上がると見られる今季は、初めての表彰台が目標か。

55:メロディ・パトリシア・ノーマン
昨季インディ・ライツで3勝をあげた才女は、トップフォーミュラへの到達点としてインディカーではなくNeXXを選んだ。10歳からカートを始め各カテゴリで結果を出してきた彼女が、はたしてどんな走りを見せるのか。『ダニカ・パトリックの再来』と言われるノーマンの活躍に注目だ。

 

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チーム監督:パウロリベロ・ラルディニ
マネージャー:佐々木 正史
TD:アドリアーノ・デ・コンスタンツ

シャシー:レラ RNX-01/03
エンジン:SUGO-カムイ SG-XX803 V8
タイヤ:ヴァシュロン

F1参戦時からかわらず親しみを込めて"プロビンチャーレ"と呼ばれるリナルディ。
しかし昨季はなんと、F1でもついぞ手が届かなかった表彰台の真ん中に立つことが
叶った。母国イタリアGP、ムジェロでミケーネ・ポルボローネが初優勝をあげたのだ。イタリア人のポルボローネにしてみれば、ムジェロは勝手知ったる自分の庭。
見事なポールトゥウィンだった。
しかしそれ以外の成績については、"プロビンチャーレ"そのものだった。
ポルボローネと、そしてスティラノ・シエナの二人は要所で速さを見せたものの
それぞれ入賞は3回にとどまり、ランキングも12位と"らしい"結果に終わった。
ポルボローネは優勝以外に6位と9位が1度ずつ、対するシエナは6位、7位、8位。
唯一勝利を挙げたのはポルボローネだったが、しかし予選結果ではシエナが圧倒。
第11戦チェコで獲得したPPを含めシングルグリッドを6度記録した。
完走率では決勝でのポルボローネが上、しかしシエナはリタイヤこそ多かったものの
予選落ち2回と、決勝出走率ではポルボローネを上回る。
チームの運営体制故安定した上位進出は望めないものの、バランスのいいラインナップは随所で見せ場を作った。
リナルディは来季ガヤルドとエンジン供給契約を締結した旨を発表、SUGO-カムイ
とのパッケージは今季が最後となる。しかし今季大幅な性能向上が噂されるSUGO-
カムイ、ラインナップの変わらないリナルディだが昨季の二人の走りを見る限り
今季はさらなる活躍が期待できそうだ。
偉大なる"プロビンチャーレ"リナルディには、今季も選手権をかき回してほしい。
プロビンチャーレ=規模の小さい地方都市のスポーツクラブを差すイタリア語。

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26:ミケーネ・ポルボローネ
かつてF1で"跳ね馬"を駆りチャンピオン争いを演じたこともあるポルボローネは、ポールトゥウィンでチームに勝利の栄光をもたらした。しかし入賞はと言えば優勝含め3度に留まり、苦戦した予選ではチームメイトの後塵を拝した。マシンの戦闘力が上がる今季はもっと上位に顔を出したい。

34:スティラノ・シエナ
チームメイトと変わらず3度の入賞を記録したが、優勝には手が届かなかったシエナ。予選ではPP含む6度のシングルグリッドを記録も、表彰台にも手は届かなかった。決勝では9度のリタイヤを喫しながら、DNQ2回と予選では安定した速さを発揮。決勝での安定感が増せば初優勝も見えてくるはずだ。

 

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チーム監督:リチャード・デヴィッズ
マネージャー:スティラノ・ドミニコル
TD:エイドリアン・オールドロード

シャシー:シグマテック S-TEK01X/C
エンジン:アシュトン・バーキン ABR-DB123H V12
タイヤ:ヨコスカ

今季のクラークソンは本気だ。マネージャーの交代に始まりチームスタッフ
50人規模での入れ替えを実施。さらのこのオフにNeXX最強エンジンと名高い
スプレンダーとの契約にこぎつけ、極めつけは『F1四天王』ジョリー・セプターの
獲得である。チーム監督のリチャード・デヴィッズと新マネージャーの
スティラノ・ドミニコルがチームの実権を握り、チーム改革の大ナタを振るったのだ。
初年度すでに『F1四天王』の一人デイヴィス・ファングを擁していたチームはこれで
四天王の二人をコンビとして抱えることとなった。
エースのファングは2シーズンをこのチームで戦ったが、初年度4位、昨季は6位と
年間ランキングでは今一歩タイトル戦線に絡めず。初年度は2勝をあげたファングも昨季は未勝利に終わり、シーズン終盤にはオーナーのジェレミー・クラークソンと
ひと騒動起こしている。フラストレーションの溜まるシーズンを送っていたファングに
しても、このチーム体制強化は大きな転機のはずだ。
シグマテックとスプレンダーのパッケージは、現在おそらくNeXX最強と言って
差支えはない。そこに『F1四天王』のうち2名が加入し、さらにF1で"跳ね馬"を
率いたドミニコルも加わったクラークソンは、体制発表会でセプターが公言したとおり
まさに"最強"の布陣を揃えたと言って過言ではない。
チーム力ではチームタイトル連覇のピットブルと比較しても遜色ない。
あとはデヴィッズ監督はじめとする首脳陣が、それをどうまとめ率いるかが問題だ。
うまく機能すればピットブルからのタイトル奪取、そしてファング、セプターの
いずれかのドライバーズチャンピオン獲得も夢ではない。

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11:デイヴィス・ファング
2シーズンをこのチームと共にした『F1四天王』のひとりファング。2年連続で直接タイトル争いに絡めなかった彼だが、今季は有力なタイトル獲得候補となる。現在望みうる最強のパッケージを手に入れた今季は、大きなチャンスだ。と同時にチーム内にも強敵を抱えることになる。ファングにとっては正念場だ。

9:ジョリー・セプター
チャイナドラゴンチームで2シーズン3勝をあげながらも、移籍を余儀なくされた今季。しかし彼にとってこの移籍は大きくプラスに働きそうだ。最強パッケージのマシンを手に入れた『F1四天王』の一角は、本格的にタイトル獲得へ動くだろう。最大のライバルはチームメイトか。

 

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チーム監督:アンドリウス・ザイグル
マネージャー:ココ・フォルツ
TD:デイヴィス・カー

シャシー:シグマテック S-TEK01X/C
エンジン:ピジョン A6/H V8
タイヤ:ヨコスカ


『ロムニ・ダキア』のチーム名で戦った昨季までとは、大きく体制が変わる今季。
ドイツのシュトロゼックの買収を受け、今季は共同経営体制で選手権を戦うことになった。しかし、ロムニ・ダキア時代の首脳陣はそっくりチームを離れ、新首脳陣は全て
シュトロゼック側の人選で組織されている。共同経営とは名ばかりの実質上は"シュトロゼック体制"といってよく、今季のロムニ・ダキアはまったくの新チームという様相を呈している。
関係者の間ではチーム名の『シュトロゼック・ロムニダキア』の頭文字を取った
『SSRD』が、早くも通称として用いられている。
組織体制は変わったもののマシンパッケージは変わらす、シグマテック+ピジョン
戦う今季は昨季同様苦戦は免れないだろう。エンジン開発で後れを取っている
ピジョンには今季も劇的な戦闘力アップは望めない。
また今季はドライバーラインナップが一新され、初年度に戦闘力の劣るマシンで
1勝をあげたゾルタン・ゲラはマルドゥークへと移籍してしまった。
替わりにマルドゥークより加入したジャッキー・グーデリアンと、F1より転入の若手
バットアス・バーガーに期待がかかるが、2人とも高速コースが得意なドライバー。
低速寄りの性格であるエンジンで苦戦の続くチームでどう戦うか?
体制はビッグコンストラクターの"それ"となり、ビッグスポンサーも獲得した今季を、
チームは来季以降への準備期間としてとらえている。
苦戦が予想される今季、若いドライバー二人は見せ場を作れるだろうか。

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18:ジャッキー・グーデリアン
ファイタータイプのアメリカンは、マシンを振り回しながらのアグレッシブな走りが魅力。そのスタイル故タイヤ使いに苦労した昨季だったが、第15戦マカオではセーフティカー出動を利して初優勝をあげた。今季は苦戦が予想されるが、ルーキーがチームメイトとなるため、チームリーダーとしても期待される。

28:バッドアス・バーガー
NeXX1年生のバーガーだが、F1では昨季フルシーズンを経験した。なかなか走らぬア〇ウズのマシンを駆って2度の入賞を記録、能力の片鱗を見せた彼だがNeXXでもマシンの戦闘力面では苦労しそうだ。無類の高速コース好きと言われるバーガー、その才能が発揮されるのはいつか?

 

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チーム監督:ホータン・ピン
マネージャー:ウィニーエバ
TD:アレン・シェーキーズ

シャシー:レラ RNX-01/03
エンジン:DMW P82H30/3 V10
タイヤ:ヨコスカ

香港を代表するアクションスターのジャッキー・チュン氏(無天老師様ではない)を
共同オーナーに迎え、李舜英氏との二巨頭体制で3rdシーズンを迎える今季。
チームは名称を『チャイナドラゴン』から『ドラゴンフォース・チャイナ』へと変更し
新たなスタートを切る。
エースには若い中国人ドライバー宋昇龍(ソン・シェンロン)を据え、2ndシートには新生シュトロゼックを追われたアレオ・ファーシマスが加わった。
チームは4thシーズンへ向けて、自国のエンジンメーカーとの協力体制をとるとも
言われており、よりナショナリズムをアピールして行きたい思惑があるようだ。
これまで3勝をあげた『F1四天王』ジョリー・セプターと契約を更新しなかったのも
そこに要因があるもよう。オーナーの一人である李舜英は宋とファーシマスを高く
評価しているが、共に来季25歳という若い二人のラインナップには疑問を唱える
関係者も少なくない。
エースの宋は昨季開幕戦で表彰台に上がるも、その後は経験不足を露呈し失速。
またファーシマスは元来の荒っぽさが懸念材料だ。昨季はロムニ・ダキアとの契約に
クラッシュによる罰金規定を盛り込まれ、事故は減ったものの物足りない走りに終始した。それでもファーシマスは3シーズン目、NeXXでの経験では宋に勝る。
昨季は僅か1ポイントに終わったものの、苦戦するロムニ・ダキアにあって予選落ち
は1度のみ。決勝は17戦中15完走と高い安定感を示した。
予選では二人ともそれぞれ度々シングルグリッドを記録する速さは示しており、
今後の成長が楽しみなラインナップではある。しかし昨季までは期待できた優勝は
今季は望めないだろう。昨季のランキング維持が現実的な目標か。

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0:宋 昇龍
初年度の終盤戦にデビューし、実質昨季がフル参戦ルーキーイヤーだった宋。開幕戦でいきなり予選4番手、決勝2位表彰台に登ったが、その速さをフルシーズン通して発揮することはできず。5度の入賞に留まり予選落ちも4度喫した。セプターを放出した今季、宋にかかる期待は大きい。

33:アレオ・ファーシマス
ロムニ・ダキアで"暴れん坊"として鳴らしたルクセンブルク人も、昨季は意気消沈のシーズンを送った。移籍により罰則規定から解放される今季は、初年度に見せた一発の速さが甦るか? 初年度より2シーズンNeXXを戦っているファーシマスには、今季チームリーダーの立場も期待される。


次回は残りの5チーム・・・

・ノルディック・モータースポーツ
・サントス・ロコ・オリベイラ・レーシング
アントネッティオートスポーツ
・マルドゥーク・レーシング・ドバイ
・ガジャック・ルルーシュ・スポール

以上をご紹介します。

 

 

 

 

 

NeXXtream Press 開幕直前号(1)

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開幕直前号

■エントリーリスト

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■参戦チーム紹介(1)

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チーム監督:ウォルフ・ファイアジンガー
マネージャー:ヘルムート・マルコリーニ
TD:ニコ・バウムガルトナー

シャシー:シグマテック S-TEC01X/C
エンジン:アシュトン・バーキン ABR-DB123H V12
タイヤ:ヴァシュロン

F1やMotoGP、DTMなど様々なカテゴリに参戦するピットブル。
いまやレーシングコンストラクターとしては世界随一の規模を誇るこのチームは
NeXXでも強さを見せチームタイトルを2連覇して見せた。
F1で3度の王座を獲得したニコ・ラムダをエースに据え、そのラムダは2年連続で
ドライバーズタイトル争いを演じた。惜しくもタイトルを逸しているものの
2年連続で最終戦までもつれ込むタイトル争いを演じ、NeXXのトップコンテンダー
としての地位を揺るぎないものにしている。しかし、盤石に見えるチーム体制にも
問題がないわけではない。初年度はシャシーサプライヤーのシグマテック陣営を
レースに帯同させなかったことで開発やトラブルシューティングなどのリレーションに
問題をきたし、今季は序盤戦で発生した深刻なギアボックストラブルを解決するのに
時間を要するなど、ビッグチームらしからぬところも垣間見せる。
一方で昨季は2ndドライバーのマイネが開幕から不調に陥り、中盤戦を越えても
復調する気配がないと見るや第13戦から期待の若手、ミシェル・ボナパルトへと
ドライバーチェンジを断行。結果的にチームタイトル防衛を果たした。
今季は昨季後半同様ラムダとボナパルトでシーズンイン。2年連続タイトル逸のラムダは悲願のタイトル奪取に執念を燃やしており、またチームもボナパルト含め全力で
ラムダの初戴冠をサポートする覚悟だ。2ndシートに座るボナパルトも昨季終
盤6戦で入賞3回、3位表彰台2回を記録。最終戦では2連覇を狙うマーキュリーのバ
トラーの前に立ちはだかり、彼を大いに苦しめポテンシャルの高さを示した。
シグマテックとアシュトンバーキンのパッケージは3年目。
マシンとしての熟成度も高い。
今季も当然タイトル戦線の主役を演じるだろう。狙うはチームタイトル3連覇、そして
ラムダの悲願の初戴冠。Wタイトル獲得だ。

f:id:pontsuka0729:20211024212533p:plain12:ニコ・ラムダ
昨季は5回の予選PP、そして決勝4勝をあげながら僅か3ポイント差でタイトルを逃
したラムダ。序盤にギアボックストラブルで大きくポイントを失ったが、入賞11回中9回で表彰台に上がるという戦いぶりで王座にあと一歩まで迫った。今季は宿敵バトラーを倒しての悲願の初戴冠を狙う。

8:ミシェル・ボナパルト
昨季第13戦アゼルバイジャンよりチームの2ndシートに座ったフランス人。F1参戦時から評価の高かった彼だが、シーズン途中いきなりの参戦で3位表彰台を2度記録。最終戦では王者バトラーを大いに苦しめた。今季は全力でラムダの初戴冠をサポートするか。実力的にはタイトルも狙えるレベルだ。

 

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チーム監督:ブライアン・マーキュリー
マネージャー:イアン・アンダーソン
TD:ゲドラフ・ライフソン

シャシー:シグマテック S-TEC01X/C
エンジン:スプレンダー GL103hy V10
タイヤ:ヴァシュロン

アイルランドの中規模コンストラクターだが、エースのアレックス・バトラーが
ドライバーズタイトルを2連覇。F1で中堅以下だったチームがNeXXに転戦し一躍
チャンピオンチームとなった。初年度は2ndシートに座ったカーティス・マルケーナスも1勝をあげる活躍をし、チームタイトル獲得まであと一歩と迫ったが、
昨季はそのマルケーナスが開幕から不調で、結局2年連続でピットブルに
チームタイトルを持っていかれた。
チャンピオンドライバーを擁するチームながら、ピットブルに比べると
「中規模コンストラクター」の域を出ないマーキュリー。今季はエヴァー・グラハムへ
移籍したマルケーナスに替わり、昨季途中でクラークソンを離脱した若手のアリエル・
ティルクムを2ndドライバーに起用したが、バトラー優先主義のチーム体制では
ティルクムの活躍は望めず今季もチームタイトルを逃すだろうというのが大方の見方。
NeXX最強ドライバーを抱えつつも、チームとしてやや未成熟な部分が目立つ
マーキュリー。マーキュリーがチームタイトルを目指すならば、組織力の強化にお金を使うべきだとの声も。
昨季はバトラーが4勝をあげながら、パートナーのマルケーナスは一度も表彰台にすら
上がれなかった。この戦績の不均衡をドライバーの実力と見るべきか、チームのサポート不足と見るべきか。
マシンはシグマテック+スプレンダーの、NeXX最強パッケージ。
3年目のマシンパッケージには不安はない。それを駆るのがNeXXチャンピオンと
F3マカオを連覇した期待の若手だ。ドライバーラインナップも決して悪くはない。
あとは組織力だ。ピットブルをはじめとするトップチーム達が着々と体制を強化する中、今季もトップチームの地位をキープできるか。マーキュリーのNeXXでの立ち位置は、実はそれほど盤石ではない。

f:id:pontsuka0729:20211024212813p:plain1:アレックス・バトラー
ラムダをして「理屈で説明できない強さを持っている」と言わしめた"魔術師"は、昨季最終戦で奇跡の逆転タイトルを決めた。18戦中17完走入賞15回は驚異の安定感で、まさに「王者の走り」をシーズン中体現し続けた。今季はラムダの他にファングやセプターなどもタイトルを狙いに来る。"魔術師"と言えど3連覇は容易ではない。

21:アリエル・ティルクム
昨季途中、第12戦ルーマニアを最後にクラークソンを離脱したティルクム。期待の若手もサポート不足にモチベーションを失い、6度の予選落ちを記録した揚げ句の途中離脱。F3マカオを2連覇した逸材も、大きく評価を落としてしまっている。未だ見ぬ彼の真の実力は如何に。マーキュリーのサポート体制にも注目が集まる。

 

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チーム監督:マーシュ・エヴァ
マネージャー:ピーター・ウォーニング
TD:フィル・デンハム


シャシー:レラ RNX-01/03
エンジン:DMW P82H30/3 V10
タイヤ:ヨコスカ

かつてF1で活躍した名門の名を冠したチームだが、開幕から2シーズンはやや
期待はずれに終わっている。『F1四天王』のひとりアレン・バーンズを擁したものの
結局バーンズは2シーズンで1勝も挙げられず、ピエトロ・モンテローザ
ジェストン・バロンといった若手も思ったほどの活躍はできていない。
昨季のチームランキングは10位と、中堅以下の位置に甘んじているのが現状だ。
昨季はバーンズが序盤からコンスタントに活躍し、初PPを獲得する等期待が高まったが後半戦に失速。2ndドライバーのバロンもアジャストに時間がかかり、タイヤ使いの巧さなどを随所に見せたものの入賞は5度にとどまった。
マシンはスプレンダー+レラというパッケージで2シーズンを戦った。しかしNeXX最強と謳われるスプレンダーを心臓に据えながらも、シャシーがそれを活かしきれていない状態。
それゆえチームは今季、エンジンをスプレンダーからDMWへスイッチするという
選択をした。今季は2シーズン期待はずれに終わったバーンズがアルバノビッチへ移籍し、かわりにマーキュリーからカーティス・マルケーナスが加入。エースに抜擢した。
しかし今季1シーズンは様子見のシーズン、大きな戦績アップは見込めないのではないか。
エヴァー・グラハムの躍進のチャンスは、来季まで持ち越しとなるだろう。
今季加入するマルケーナスには、そうした状況でどれだけ確実にポイントを持ち帰れるか期待がかかる。またバロンよりも年長のためチームリーダーとしての期待も。
まずは来季へ向け、昨季のランキング10位を上回ること。それが今季の目標だろう。

f:id:pontsuka0729:20211024213719p:plain7:カーティス・マルケーナス
マーキュリーから参戦した初年度は、実質初のトップフォーミュラ参戦で初優勝をあげたマルケーナスも、昨季は表彰台にすら上がれず。チームのサポート体制に不満を抱いての母国チームへの移籍だけに、今季はある意味真価が問われるシーズン。チームの手厚いサポートトを受け、実力を発揮できるか。

10:ジェストン・バロン
バロンも昨季が実質トップフォーミュラ初体験のシーズン。クセのあるマシンバランスに手を焼きつつも、随所で戦略性の高さとタイヤ使いの巧さを見せる。18戦12完走と安定感はあるものの3度の予選落ちを喫し、シングルグリッドも僅か1度だけ。予選順位が改善されれば入賞圏内の常連に。

 

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チーム監督:真田 幸治
マネージャー:ミア・ドーラン
TD:林 研吾


シャシー:レラ RNX-01/03
エンジン:SUGO-カムイ SG-XX803 V8
タイヤ:ヨコスカ

トライアンフは今季、躍進が期待されるチームの一つだ。日本期待のこのチームは
今季もNeXX通算3勝の日向俊郎を擁し、さらに2ndシートにピットブルと決別したドイツ人ドライバー、ルドルフ・マイネを起用。ここまで日向に大きく水をあけられていたジョー・S・カジワラが離脱し、マイネが加入したことにより戦績の大きな飛躍が期待されている。そもそもこれまで2シーズンのトライアンフのポイントは
9割が日向によるもの。そこに初年度1勝予選PP3回で115ポイントを獲得した
マイネが加われば、単純計算でタイトル争いに加わるだけのポイントを獲得する戦力を
有したことになる。またレラ+カムイのマシンパッケージも、今季大きな飛躍が期待される要因だ。昨季マシンバランスを大きく改善してきたレラシャシー、そしてカムイエンジンは今季日本の大手モビリティ企業SUGOと業務提携しSUGO-カムイとなった。ここまで報じられている情報によれば、SUGO-カムイエンジンはかなりのポテンシャルを秘めているとのこと。レラ+カムイのパッケージはトライアンフの他にも昨季、リナルディのポルボローネが優勝しておりベストパッケージであることは実証済み。そこにNeXX優勝経験のある2人のドライバーが乗るとなれば、いやがおうにも期待が高まる。
今季トライアンフはこれまで監督業を兼任していたオーナーの山本つかさ氏がオーナー業に専念、マネージャーの真田幸治が監督に昇格し、マネージャーにはスポーツカーチームでストラテジスト経験のある女性エンジニア、ミア・ドーランを招聘。本格的にチーム体制強化に乗り出している。エース日向は昨季ランキング4位に食い込んだ。トライアンフは着実にタイトル戦線に割って入るポテンシャルを秘めている。

f:id:pontsuka0729:20211024213737p:plain15:日向 俊郎
昨季はチェコGPで通算3勝目をあげた日向。また18戦中16完走で入賞11回と、課題だった安定感も身についてきた。中低速テクニカルコースの巧い日向とレラ+カムイのパッケージは相性抜群。高速サーキットでの戦績が改善されれば獲得ポイントももっと伸びるだろう。今季はトップ3に絡みたい。

30:ルドルフ・マイネ
昨季、開幕戦で新予選方式の餌食となってしまったのが、マイネの不運だった。もともと主張の少ないタイプのマイネは、あれ以降ピットブルでの居場所を失ってしまった。しかし初年度115ポイントでタイトル獲得に貢献、昨季も不調と言われたものの参戦12戦で54ポイントを獲得した仕事人。トライアンフは最高のNo.2を手に入れた。

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チーム監督:ヴィタレリ・フェドロフ
マネージャー:ニコライ・ボルコフ
TD:ターベイ・ロストネルフェイト

シャシー:シグマテック S-TEC01X/C
エンジン:DMW P82H30/3 V10
タイヤ:ヨコスカ

昨季、長期的な開発体制構築のためにテクニカルディレクターにロビー・ハーンを招聘、エンジニアリングの方向性のリセットに伴う苦戦を、甘んじて受け入れたアルバノビッチ。しかしそのロビー・ハーンをマルドゥークに引き抜かれた今季は、またゼロからの体制構築を余儀なくされている。代わりにマルドゥークからは交換トレードという形でターベイ・ロストネルフェイトを獲得した。ロストネルフェイトが有能なエンジニアであることはレース関係者ならば誰もが知るところだが、ハーンに託した開発プランが無に帰してしまったことには変わりはない。アルバノビッチは単純に1年の停滞をそっくり無駄にしてしまったのだ。
今季は昨季同様苦戦を免れないだろう。マシンパッケージも変わらないし、ドライバーに関してはジョンブル・チャップマンに加えエヴァー・グラハムから『F1四天王』の一人アレン・バーンズを獲得したものの、チームはこのほどシャシーとのマッチングを考えた結果の、4thシーズンからのエンジンチェンジを発表したばかり。マシンに関していえば今季は、言葉は悪いが「捨て」のシーズンと位置付けたも同然だ。
また新加入のバーンズは、若手のチャップマンの2ndシートに甘んじることになり
待遇面や戦闘力への不満などでのモチベーションの低下が心配されている。
またバーンズはそもそも『F1四天王』にあってこれまでたった一人の未勝利者・・・バーンズには既に往時の力はないと見る向きもある。
No.1シートに座るイキの良い若手チャップマンが、唯一の光明のように見える。
苦境のチームにあって昨季は3度の入賞。予選で6度シングルグリッドを記録し
そのうち一度はフロントローだ。安定感さえ増せば本来の速さを発揮するだろう。
昨季の停滞が無為ではなかったと証明するためにも、2人のドライバーの奮起に期待したい。

f:id:pontsuka0729:20211024213759p:plain5:ジョン"ブル"・チャップマン
26歳でF1よりNeXXに転戦してきたチャップマン。F1では2度表彰台に上がったがNeXXのデビューシーズンはほろ苦いものとなった。しかし予選アタックでは光る速さを随所に見せ、レースでは主にチェコやカナダといったテクニカルコースで実力の片鱗を見せた。今季は目指せ初表彰台だ。

2:アレン・バーンズ
『F1四天王』では最も苦戦しているのがバーンズ。2季在籍したエヴァー・グラハムでは未勝利に終わり、今季アルバノビッチに拾われた格好だ。今季も苦戦が予想されるチームにあって、しかし本人はチーム強化に粉骨砕身する覚悟を語る。果たしてバーンズはこのままチャップマンの控えに甘んじるのか?    

 

次回は・・・

プルトン・オートスポーツ
・スクーデリア・リナルディ
・クラークソン&メイ・ハモンド・レーシング
・シュトロゼック・ロムニダキア・AS
ドラゴンフォース・チャイナ・レーシングチーム

以上をご紹介します☆