☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 1stシーズン・8

『Formula NeXXtream』

□第8戦 フランス ポール・リカール・サーキット

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 1周:5.79km
 特性:「高速」「常設」
 ターン数:23(52周) 
 備考:1Lap/2tn換算

イギリスから始まったヨーロッパラウンドは、
第12戦のルーマニアまで続く長丁場だが、その中で
西ヨーロッパ地区での開催は第9戦まで。『西欧』セクションは
今回のフランスと、次回のイタリアのあと2戦となった。
フランスGPの舞台は、現代の超高速サーキットとして名をはせる
ポール・リカールだ。ヘルマン・ティルケの手による改修が加えられ
現在の姿になったのは2002年だが、開業は1970年と歴史は古い。
旧レイアウトでも90年まではF1が開催されていた歴史と伝統あるトラックだ。
現在は様々なテストにも使用できるよう、100通りに及ぶ組み合わせが
あるとされるコースレイアウトを使用可能だが、F-NeXXでは
その中でも最もハイスピードなレイアウトを使用する。
改修前のオリジナルレイアウト(70年代にF1で使用したロングバージョン)
と同形状で、有名なバックストレート『ミストラル』は、
途中のシケインを使わない全長1.8kmの直線を使用するのだ。
真夏のプロヴァンスは猛烈な暑さに見舞われることもしばしば。
レースは過酷を極めることが予想された。


<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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PP:アンドレアス・サントス・フィリオ(SLO)

ここポール・リカールはエンジンパワーが物を言うサーキット。
そのためシグナテック+アストンのパッケージの2チーム、レッドブル
クラークソンが有利と見られていたが、予選で好調だったのはBMW勢。
SLOのフィリオがなんと今季初のポールポジションを獲得。
2番手にはセプター、そしてチームメイトのアファルが3番手と大躍進。
10番手にはSLOのもう1台、ラ・ポルタが入り、
トップ10のうち4台をBMW勢が占めた。
他4番手マルケーナス、5番手リンドホルム、7番手バトラーと
スプレンダー勢が続き、アストン勢はラムダ6番手、マイネが9番手。
『高速コースの申し子』ファングに至っては11番手にとどまった。
かたやプジョー勢、カムイ勢は軒並み中段から後方に沈んだがそんな中
『暴れん坊』ファーシマスが8番手、プジョー勢唯一のシングルグリッドと健闘した。


<決勝レース>

レースはスタートで2番手のセプターが飛び出し、
PPのフィリオを抑えてトップに立つ。フィリオは初のPPで
気負ったか、2番手で1コーナーへ。
しかしその直後に1コーナーで接触事故が発生。
バトラー、リンドホルム、マイネ、ラムダの多重接触により
早くもセーフティカーが出動する。
ウイングをとばしたラムダ、バトラーはこの間にピットイン。
ラムダは16番手、バトラーは最後尾まで転落してしまう。
リスタート後のレースはセプターが引っ張り、フィリオ、アファルが追う展開も、
5tn目にはアファルがタイヤ交換のためにピットストップ。
これによりマイネが3番手に浮上する。さらに4番手スタートのマルケーナスが
順位を上げており、7tn目にはさらに2位まで順位を上げる。

<5ターン終了時点のトップ10>
 1.ジョリー・セプター
 2.アンドレアス・サントス・フィリオ
 3.ルドルフ・マイネ
 4.カーティス・マルケーナス
 5.アレオ・ファーシマス
 6.カタル・アファル
 7.コリー・ダナーン
 8.デイヴィス・ファング
 9.ニコ・ラムダ
10.デイヴィス・リンドホルム

順調にトップを行くセプターだったが、9tn目以降やや失速。
ギアトラブルの兆候が見られトップを明け渡してしまう。
そしてそれ以降レースを引っ張ったのが期待の若手マルケーナスだった。
上位陣ではまず6tn目に、スタートでの多重接触の原因を作ったとして、
バトラーにペナルティが課せられる。
レーススチュワードはここ数戦の多重事故多発を重く受け止め、
なんとバトラーには『レース失格』という重い裁定が下る。
さらにそのスタートでの事故でマシンにダメージを負ったラムダが、
マシン起因でのスピンでリンドホルムを巻き込み、
スチュワードからペナルティを言い渡されたのちピットに入りマシンを降りる。
第3戦以降の悪い流れは断ち切れないまま、ラムダも姿を消した。

8tn目、前のターンでタイヤ交換したばかりのフィリオが
タイヤに異物を拾いパンク。これによりPPスタートのフィリオも、
優勝争いからは脱落してゆく。前半10tn消化時点でトップはマルケーナス。
以下2番手セプター、3番手マイネ、4番手にアファルと続き、
5番手にはロムニ・ダキアのファーシマス、以下SLOの2台と続いた。
そして、高速コースでの圧倒的な速さを生かし、ハード→ハードの
1ストップ作戦で上位進出を狙うクラークソンのファングが、8番手につける。
シグナテックシャシーアストンマーチンエンジンのマシン、
そして無類の高速コース好きという最強パッケージのファングが、
ここから怒濤のオーバーテイクショーを見せる。

<15ターン終了時のトップ10>
 1.カーティス・マルケーナス
 2.ジョリー・セプター
 3.デイヴィス・ファング
 4.カタル・アファル
 5.ルドルフ・マイネ
 6.アレオ・ファーシマス
 7.アレンザンダー・ロッソ
 8.アンドレアス・サントス・フィリオ
 9.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
10.ヴィンチェンツォ・ジョバナルディ

レース中盤から気温が上昇し、ミシュラン勢がタイヤライフを気にし始めても、
逆に熱が入ってドライバビリティのよくなったヨコハマ勢のファングは、
ぐんぐんポジションをあげ、なんと15tn終了時には3番手に浮上。
ギアトラブルをかかえ、ペースの上がらないセプターをもかわし、
ついに16tn目には2番手に浮上する。
この時点でトップのマルケーナスとファングにはかなりの差があったが、
ファングは猛プッシュを開始しこの差をぐんぐん縮めにかかる。

レースは途中猛暑とよべるまで気温が上昇するも、終盤にさしかかるにしたがって
雲がかかりはじめ気温、路面温度はやや落ち着きを見せる。
暑さの中のレースとなったが、思いのほかリタイヤ台数は少なく、
トラブルを抱えたセプターも「だましだまし」の走行を続け入賞圏内にとどまる。
低速ギアにトラブルを抱えていたセプターだったが、
高速域での全開区間の多いコースであったことが、粘りの走りを可能にしていた。

終盤に入ったレースはトップをマルケーナスが独走、離れた2位をファングが追走。
そのさらに離れた後ろにはマイネと、上位陣はばらけていたが、
21tn目に突然マルケーナスがペースダウン。
トランスミッションの油圧低下が原因だった。最後の最後に、
マルケーナスのトラブルを察知したファングがさらにペースアップ。
なんとファイナルラップにはテールトゥノーズ状態に持ち込むも、
すんでのところでマルケーナスが守り切り、今季初優勝を飾った。

2位にはファング、離れた3位にはマイネが入り、
15番手スタートのロッソが4位入賞。トラブルを抱えながら粘りの走りを見せた
セプターが5位、アファルも8位とチャイナドラゴンが
第6戦イギリス以来今季二度目のW入賞をはたす。
日本期待の日向は、不向きな高速コースで終盤10位を走行するも、
あと一歩のところでジョバナルディにかわされ入賞を逃した。

ドライバーズランキングはバトラーがリタイヤ、
マイネが3位入賞を果たしたことで、首位バトラーと2位マイネの差は
5ポイントに縮まった。また4、5位に続くノルディック勢がノーポイントに
終わったため、3位セプターとの差が若干開いてしまった。
そして初優勝のマルケーナスは、ラスムッセンと並び5位タイに浮上。
バトラーがノーポイントに終わったことによって、上位6人が
26ポイント差の中におさまる大混戦となった。

チームタイトルはマーキュリーが頭半分抜けた状態。
しかし、2位とのポイント差は18ポイントと僅差で、1レースで逆転可能な
ポイント差。しかもノルディック勢がノーポイントに終わったため
ノルディックとレッドブルが134ポイントで2位タイとなる。
チームタイトル戦線も、ドライバーに負けず劣らずの混戦模様だ。

最終リザルト↓↓↓

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優勝:カーティス・マルケーナス(マーキュリー)

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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次回第9戦は、イタリアはボローニャへ転戦。
度重なる改修をうけ、中高速テクニカルサーキットとして生まれ変わった
イモラより、イタリアGPをお送りします。お楽しみに!!!