☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 1stシーズン・10

『Formula NeXXtream』

□第10戦 スウェーデン アンデルストープ・サーキット

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 1周:4.03km
 特性:「低速」「常設」
 ターン数:25(76周) 

前回イタリアでカレンダーの半分を消化したF-NeXXは
第10戦スウェーデンで折り返しを迎える。ここから後半戦スタートだ。
後半戦最初の舞台となるのは、アンデルストープ・サーキットだ。
1968年開業と歴史は古く、73~78年にはF1も開催されたが、
地元出身のドライバー、ロニー・ピーターソンのイタリアGPでの死亡事故を受け、
以来F1の開催はなく、90年のロードレース世界選手権がこのサーキットでの
最後のレースとなっている。しかし昨今のスウェーデン人ドライバーの活躍や
今回のF-NeXX設立とノルディックチームの立ち上げなど、
スウェーデンを取り巻くレース事情の変化から、サーキットに改修を加え
F-NeXX誘致を政府が後押し。今回のGP開催に至った。
1周4kmちょっとのショートコースは、30年近くもの間ほぼ放置されて
きたが、今回のGP開催に向け舗装をすべてやり直し、
ロングストレートエンドと、大きく90度回り込むカーブの侵入に
あらたにシケインを設置。さらに70年代の開催当時とスタート位置を変更し、
コース上で最も長い直線をホームストレートとした。
旋回区間が多く最高速に乗りにくいため、追抜きの難しい
いわゆる『ミッキーマウス・サーキット』。
アンデルストープの静かな森に、エキゾーストノートが響き渡る。


<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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PP:アレックス・バトラー(マーキュリー)

北欧スウェーデンでも7月は夏。
とはいっても、この時期の一日の最高気温の平均は20度前後。
20度を下回った予選当日は、ハードタイヤに熱を入れることができず、
全チーム全車ソフトタイヤで予選に臨む異例の展開となる。
ポールポジションはなんと2戦連続、今季3度目となるバトラーが獲得。
チームメイトのマルケーナスも3番手につけ、チームタイトルを
争うマーキュリーとしても願ったりかなったりの予選結果だ。
そして2番手にはなんと、今季ベストグリッドのカブロン。
4番手にはロムニ・ダキアのゲラと、低速コースを得意とするプジョー勢が健闘する。
さらに5、7番手にはSLOの2台、そして6、8番手はノルディックの2台と続き、
マイネ10番手、ラムダ11番手のレッドブル勢は、またも予選で
出遅れる形となった。また、低速テクニカルコースが相性のいいパッケージの
トライアンフ日向は、期待されたが13番手と振るわず。
また超高速パッケ―ジのファングはマシンの挙動とトルク不足に大苦戦。
なんと予選21番手に沈んだ。また、アタックラップで失敗した
セプターも22番手と後方に沈んだ。
前戦で今季2度目の出場停止処分をうけたファーシマスに代わり、
ロムニ・ダキアは代役に再びオランダ人ケビン・クライングを起用。
今回は2戦出場停止のため、クライングは次回の第11戦チェコもステアリングを握る。


<決勝レース>
実に30年ぶりの世界選手権開催となるアンデルストープ。
久々の世界選手権開催にサーキットは華やかな雰囲気に包まれた。
しかしレースは、セーフティカーが3度も出動する波乱の展開となる。

アクシデントはまずスタート直後に発生。6番手スタートでやや立ち遅れた
ラスムッセンが、先行するSLOの2台の間に割って入り接触
コース上にパーツが飛びセーフティカーが出動する。5番手スタートのフィリオは
この事故でウィングをとばしてしまい16番手に後退。
ラポルタもボディカウルにダメージを受ける。そしてラスムッセンはリスタート後、
事故の原因を作ったとして10秒ストップのペナルティを受けてしまう。

PPスタートだったがレースペースの上がらないバトラーは、
5tn目には一時4位に転落。カブロン、マルケーナス、リンドホルムとの
接近戦となった上位陣は混戦の様相を呈していた。

<5ターン終了時点のトップ10>
 1.カーティス・マルケーナス
 2.アレンザンダー・カブロン
 3.デイヴィス・リンドホルム
 4.アレックス・バトラー
 5.ジョリー・セプター
 6.アレンザンダー・ロッソ
 7.ルドルフ・マイネ
 8.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
 9.ケリー・ラスムッセン
10.ニコ・ラムダ

7、8tn目にミシュランのソフト勢が1回目のピットストップを
済ませると、トップにはチェルシーのロッソがいた。
ミシュラン勢に比べタイヤのもちが良いヨコハマ勢のロッソは、
セーフティカー出動のタイミングにタイヤを温存し、
ソフトタイヤのみでつなぎ走り切る作戦を立てていた。

さらに7tn目にはセプターとヴァッセルが接触し双方リタイヤ。
スタートの事故でマシンバランスに異常をきたしたフィリオも
このターンでリタイヤしてしまった。さらに同tnにファングもリタイヤ。
突然ピットインしてきたファングは、特にトラブルもないのにおもむろに
マシンをガレージに入れ、困惑するクルーをよそにマシンを降りてリタイヤした。
超高速パッケージのため低速コースが苦手のクラークソンのマシン、
予選から全くと言っていいほど戦闘力を発揮できなかったマシンに対し、
モチベーションを失っての自主的なリタイヤだった。
怒り狂ったオーナーのJ.クラークソンはファングに罰金2万ポンドを言い渡した。

ソフトタイヤを10tn引っ張ったロッソは11tn目にようやくピットイン。
予選で使用したユーズドソフトでコースに出る。この時点でトップはマルケーナス、
2番手バトラーとマーキュリーの1-2体制になる。
しかしマルケーナスは13tn目にハードへチェンジ、バトラーは14ターン目に
ソフトへチェンジし、ロッソは再びトップに立つ。
優勝争いは事実上ロッソとマーキュリーの2台、そしてプジョー勢で
一人気を吐くカブロンの4台に絞られた

<15ターン終了時のトップ10>
 1.アレンザンダー・ロッソ
 2.アレックス・バトラー
 3.アレンザンダー・カブロン
 4.カーティス・マルケーナス
 5.日向 俊郎
 6.デイヴィス・リンドホルム
 7.ルドルフ・マイネ
 8.ケリー・ラスムッセン
 9.ゾルタン・ゲラ
10.アレン・バーンズ

ロッソは17tn目に、ソフトに交換したバトラーにかわされ2番手に後退。
3セット目のソフトへの交換を図るが、なんとこのタイミングで
本日2度目のセーフティカー出動。5番手争いの中での多重クラッシュ。
これによりマイネ、リンドホルム、マルケーナスと、チームタイトルを争う
3チームのNo.2ドライバー3人がそろって消えた。またこの3台の前
5番手を走行していた日向もリタイヤ。日向のブロックが多重事故を引き起こした
として、のち罰金のペナルティが課された。
ロッソはこのタイミングで最後のタイヤ交換を果たす。
翻ってバトラーは、セーフティカー明けにもう一度タイヤ交換をしなければいけない。
ロッソに勝機が見えはじめる。

しかし22tn目、ラスムッセンとゲラが接触し本日3度目のセーフティカー。
選手権を争うラスムッセンは、この事故でなんとレース失格の裁定を受ける。
バトラーが優勝争いを展開するなか、痛いノーポイントとなってしまった。
タイヤを温存でき、マージンも0となった2番手バトラーがロッソにおそいかかる。
さらに後ろには、ロッソ同様ヨコハマタイヤの耐久性を計算し、
ソフトのみでつないだカブロンとバーンズが3番手、4番手まで上がっていた。

最後は2ターンのウルトラショートスティントとなったが、
ロッソがバトラーの追撃をふりきって今季初優勝を飾る。
速さを評価されながらも、トラブルと不運にたたられていたロッソが、
ようやくつかんだ初勝利だった。予選から気温が低く、ハードタイヤでの
レーススピードが確保できなかったこのレース、全チームがソフトタイヤで
予選を戦う異例の事態となったが、レースではセーフティカー出動のタイミングと、
ソフトタイヤのライフが勝敗を分けた。
上位5台のうち実に4台がヨコハマユーザーであった。

ポイントリーダーのバトラーがしぶとく2位、
3位には開幕戦以来の表彰台のカブロン。4位にはバーンズが入り、
なんと5位にはトライアンフのカジワラが入った。これまで2度の10位入賞を
記録したのみだったカジワラだが、マシン特性を活かし粘りの走りで上位入賞。
パートナーの日向がいいレースをしながらリタイヤしただけに、
自身にとってもチームにとってもうれしい5位入賞となった。

表彰台に上がった面々はバトラー以外タイトル争いには
直接絡まない面々だったため、このレースはバトラーの独り勝ち。
バトラーは2位ラスムッセンとのポイント差を43まで広げる。
さらにランキング3~6位が全員リタイヤし、唯一ラムダが7位入賞しただけと、
今回のリザルトはバトラーへの大きな追い風となった。

チームランキングでもマーキュリーが2位ノルディックとの差を
38ポイントと拡げ、ノルディックと3位レッドブルの差は4ポイントと縮まった。
相変わらず予断は許さないがドライバーはバトラー、チームはマーキュリーが
それぞれようやくアタマ一つ抜きん出た格好だ。
しかし選手権はまだ折り返し地点、あと8戦が残っている。
今後のタイトル戦線の展開に注目だ。

最終リザルト↓↓↓

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優勝:アレンザンダー・ロッソ(チェルシー

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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唯一の北欧でのレースを終えたF-NeXXは東欧へ向かう。
次回はブルノでのチェコGP。アンデルストープ同様に抜きどころのない
低速テクニカルサーキットでの攻防を、お楽しみに!!!