☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 1stシーズン・11

『Formula NeXXtream』

□第11戦 チェコ アウトモトドローム・ブルノ

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 1周:5.40km
 特性:「低速」「常設」
 ターン数:24(56周) 

選手権もいよいよ大詰めに近づいてきた第11戦の舞台は
東欧チェコ。首都プラハに次ぐ第2の都市ブルノで行われる。
チェコの東側、モラヴィア地方の中心都市であるブルノには、レース用の
パーマネントサーキット『アウトモトドローム・ブルノ』がある。
古くは1930年代からF1の前身であるGPカーレースが行われており、
近年ではモトGP、スーパーバイクの2輪の2大台世界選手権をはじめ
4輪ではDTMやGTカーレースなども行われている。
いくつかのショートストレートをS字でつなぎ合わせたレイアウトは、
全体としての速度域は低くテクニカルで、タイヤにもシビアだ。
一番長いホームストレートでも640m弱しかなく、抜きどころもない。
熾烈を極める選手権争いの後半戦に控える舞台としては、非常に難しいトラックだ。
はたしてどのようなレースが展開されるのか。


<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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PP:ケリー・ラスムッセン(ノルディック)

マーキュリーのバトラーがついに頭一つ抜けた選手権、
舞台をここチェコに移しても予選から熾烈な争いが展開された。
今回ポイントリーダーのバトラーは2番手、バトラーを43ポイント差で追う
ランキング2位のラスムッセンポールポジションを獲得した。
バトラーはこのレースを含む直近3戦でPP2回、2番手1回と抜群の安定感。
対するラスムッセンも直近3戦は2番手→6番手→PPと速さを見せる。
また、欧州ラウンドは第6戦イギリスのフロントロー以降精彩を欠く日向が
5戦ぶりのシングルグリッドを獲得。5番手スタートとなった。
セカンドローには3番手マルケーナス、4番手マイネとチームタイトルを争う
面々がしっかりと食い込み、一方でラムダは14番手とまたも停滞。
いまだランキング上位に残るセプターも16番手に沈み、前回スウェーデン
低速コースでのマシンのあまりの戦闘力の低さに戦意を喪失しリタイヤした
ファングは今回も21番手に沈んだ。フォーミュラ世界選手権初開催となるブルノ、
レースは例によって波乱の展開となる。


<決勝レース>

過去にA1GPやF3などフォーミュラの開催はあるものの、
世界選手権は初開催となるブルノはスタートから大混乱で幕を開ける。
フロントローの二人はうまくスタートしたものの、
2列目のマルケーナスとマイネが1コーナーで接触。チームタイトル争いも
激化するなかライバルチームのNo.2同士が接触でポジションを落としてしまう。
後方ではファング、ニニアディス、リンドホルムの3台が多重接触
さらにラムダとヴァッセルもヒット。追抜きの難しいレイアウトに各車四苦八苦し、
序盤からセーフティカーが出動する波乱の展開となる。

ファングとヴァッセルは1tn目でリタイヤ、
クラークソンの2台は0周で姿を消す。さらに双方とも事故の原因を作った
当事者とされ、それぞれ1レースの出場停止裁定がのちに下る。
クラークソンは次戦、なんとドライバー二人に代役を立てなければならなくなった。
さらに混乱は続く。セーフティカー明けの3tn目、
リスタートでまたしても事故発生。中段でガジャック、カジワラ、モンテローザ
3台が絡み再びセーフティカー出動へ。この事故の原因をつくったカジワラには
なんと2戦出場停止のペナルティが課せらてしまう。

アクシデントに次ぐアクシデントで
3名がペナルティを受ける大混乱の序盤戦。
前半の1クールは5tn中4tnがセーフティカーラップという
前代未聞の展開となった。
車体にダメージを残しながらレースを続行するマシンもありつつ、
早くも1クールで5台のマシンがストップした。

<5ターン終了時点のトップ10>
 1.ケリー・ラスムッセン
 2.アレンザンダー・ロッソ
 3.日向 俊郎
 4.アレックス・バトラー
 5.ルドルフ・マイネ
 6.ヴィンチェンツォ・ジョバナルディ
 7.カーティス・マルケーナス
 8.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
 9.アレン・バーンズ
10.ゾルタン・ゲラ

混乱の序盤戦を過ぎさらに混迷を深めるレースは
セーフティカー明け後の6tn目になんと小雨が降りだす展開に。
これにより各車は6、7tn目に一斉にタイヤ交換。
今後の状況を鑑み、ひとまず全車インターミディエイトでコースに出る。

ここで上位陣に順位変動有り。スタートでジャンプアップしたものの
雨を苦手とするロッソ、選手権を争うラスムッセンがやや後退し、
代わりに雨が大得意なバトラーが2位、そして同じくレインマスターとして知られる
日向がトップに立つ。レースは中盤までトップに日向、2番手にバトラー、
その後ろ3番手ラスムッセン、4番手ロッソの態勢で進む。
あとにはマルケーナス、マイネ、ジョバナルディ、バーンズが続く。
各車いつ雨がやんでもいいように準備をしていたが、
強くはならないものの一向に止む気配もない。トップの日向と2番手のバトラーは
つかず離れずの攻防を続けているが、そんな中で選手権2位のラスムッセン
やや水をあけられる。さらにその後ろのロッソは、次第にポジションを下げてゆく。
12tn目には、序盤の接触で足回りにダメージを負ったリンドホルムがストップ。
選手権序盤は好調だったリンドホルムだったが、直近5戦では第7戦スペインの
8位入賞4ポイントのみと大きく失速。タイトル争いに影を落とす。

<15ターン終了時のトップ10>
 1.日向 俊郎
 2.アレックス・バトラー
 3.ケリー・ラスムッセン
 4.カーティス・マルケーナス
 5.ルドルフ・マイネ
 6.ヴィンチェンツォ・ジョバナルディ
 7.アレンザンダー・ロッソ
 8.アレン・バーンズ
 9.ゾルタン・ゲラ
10.アンドレアス・サントス・フィリオ

振り続ける雨はアクシデントも誘発する。
19tn目には入賞圏内のジョバナルディとゲラが接触
ジョバナルディは下位ながらも10戦中5戦で入賞。堅実にポイントを重ねていたが
雨に足をすくわれクラッシュ。対するゲラは度々予選でシングルグリッドを獲得
するなど速さも見せるがいまだ上位入賞はなく、お隣の母国ハンガリーから
応援に駆け付けたファンの期待に応えることができず、ともにリタイヤとなった。
徐々にコース上のマシン台数も減ってきていた。
22tn目にはここまで6位をキープしていたマイネがスピンアウト、
一瞬のミスでポイント圏内をフイにする。

6tn目以降降り続いた雨は結局本降りにはならず、
しかし止むこともなく最後までコースを濡らし続ける。
終盤トップは変わらず日向、僅差でバトラーが2番手に追随、3番手にラスムッセン
4位にはウェバーブラバムのバーンズが浮上していた。

バトラーはタイトル争いで43ポイントの差をつけているラスムッセンの前を走り、
チームメイトのマルケーナスが5位。ドライバー、チーム両選手権を考えれば
マーキュリーとしては無理をする必要はなく、この体制で問題なかったのだが、
最終ターンでそれまで日向に抑え込まれていたバトラーがなんと勝負に出る。
9tn以降ずっとつかず離れずで日向のテールを拝まされてきた格好の
バトラー、同世代のライバル日向への対抗心を抑えきれずに追抜きを仕掛けたが、
バランスを崩してスピン。なんと2位をフイにしそのままリタイヤしてしまう大失態。
最終tnに起こった衝撃的なアクシデントに、バトラーは茫然自失。

レースは日向が今季2勝目、終盤猛プッシュをみせたバーンズが2位に入り
第3戦アブダビ以来の表彰台。そして選手権2位でバトラーを追うラスムッセンは、
ノーポイントに終わったバトラーを尻目にきっちり3位表彰台を獲得。
日向はこの時点で、今季においてバトラー以外の複数回優勝者となり、
ラスムッセンはバトラーとのポイント差を25まで縮めた。
さらに16番手スタートで、途中接触やピットでの作業ミスなどありながらも
ベテランのラムダが7位入賞。実力者がひそかに反撃態勢を整えつつあった。

自身の大失態により痛いノーポイントに終わったバトラーだが、
以前ランキングトップは変わらず、追随するセプター、マイネ、マルケーナスには
トップをとらえきるような勢いはない。選手権はやはりこのままバトラー中心に
進みそうだが、ひそかに今回7位入賞のラムダが挽回しつつある。
優勝すれば25の選手権ポイント、まだあと7レースを残した状態では
少しの波乱でも充分に逆転可能だ。
チームタイトルにしても1位~3位はいつ入れ替わってもおかしくない。

とはいえ現状ドライバーはバトラーが25ポイント、
チームランキングはマーキュリーが33ポイントリードしトップをキープ。
選手権はいまのところマーキュリーのWタイトル獲得の流れが優勢だ。
残すところあと7戦、タイトルの行方はどうなる!?

最終リザルト↓↓↓

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優勝:日向 俊郎(トライアンフ

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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次回はついに7戦にわたるヨーロッパラウンド最終戦
ブカレスト市街地を舞台に行われる、欧州戦線唯一のストリートレース
第12戦ルーマニアGPを、お楽しみに!!!