☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 2ndシーズン・6

『Formula NeXXtream 2nd』

□第6戦 イギリス ブランズハッチサーキット

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 1周:4.21km
 特性:「高速」「常設」
 ターン数:27(73周)

第5戦メキシコは、今季から参戦したハイデンフェルドの初優勝で幕を閉じた
NeXX。第5戦を終了した時点で選手権は、バトラーがトップにいるものの
まだまだ予断を許さない展開が続いている。チームランキングにいたっては
ノルディックが2位浮上、そしてピットブルが一気に4位転落と、こちらは
ドライバーズ選手権以上に混沌としてきた。そんな状態でNeXXは
いよいよ中盤戦ヨーロッパラウンドを迎える。第6戦は伝統のクラシカル
トラック、ブランズハッチで行われるイギリスGPだ。
全長4.21kmのショートコースだが、森と丘を舞台に敷設された
トラックは起伏に富んだテクニカルなレイアウトが特徴。長い直線などは
ないものの、ショートストレートの入り口やホームストレートエンドが
下り勾配となっており、スピードに乗りやすい高速トラックだ。
ホームストレートからターン1「パドックヒル・ベンド」を経由して、唯一の
低速コーナー「ドルイドヘアピン」に向かって一気に下り降りるセクションは
1番の難所。またホームストレートが直線形状をしておらず、やや右に傾斜
しながらゆるやかにカーブしているのもこのコースの特徴だ。
現代のサーキットにはない自然の地形を生かしたアンジュレーションが
このトラックを難所足らしめている。まさにヨーロッパラウンドの開幕を
飾るのにふさわしい舞台だ。またNeXXには現在英国圏にルーツを持つ
ドライバーが6名参戦しており、イギリスをホームGPと捉えるドライバー
も多い。そういった意味でも特別な意味を持つのがNeXXイギリスGPだ。
果たして今回はどんなレースとなるのか?

<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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セッション別リザルト↓↓↓

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予選落ち(DNQ)↓↓↓

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PP:ルドルフ・マイネ(ピットブル)
PPを獲得したのは前戦メキシコで予選落ち、今季すでに2度の予選落ちを
喫しているピットブルのマイネ。予選での速さに相変わらずムラは大きい
ものの高速コースでの速さは折り紙付きだ、昨季PPを3度獲得した実力は
伊達ではない。そしてこれでピットブルは第3戦以降4戦連続PP獲得と
なった。フロントロー2番手には、前戦20番手に沈んだバトラーがつけた。
3番手にはラムダ、今度こそトラブルなしで決勝レースを走り切りたい。
4番手には前戦フロントローのラ・ポルタがつけた。3列目5番手には
ファング、4列目8番手にはチャップマンと地元の雄がつける。
また12、13番手にはファーシマス、ゲラのロムニ・ダキア勢。今季
ここまで8ポイントで15チーム中14位に沈むチームに、ポイントを持ち
帰りたい。一方第3戦の覇者セプターは17番手、唯一の日本人日向は20番手
と苦戦。さらには3戦ぶりに予選を通過したバーンズは24番手、前戦の
覇者ハイデンフェルドは25番手、開幕戦の覇者ロッソは最後尾と実力者が
後方に沈む。また前戦で接触の原因を作ったとしてペナルティを科された二人
のうちシエナは、5グリッド降格で22番手スタート。そして今回含め2戦の
出場停止処分を科されたガジャックのタンデイは、リザーブドライバーの
フェリック・ロハスにシートを譲ったが、ロハスの予選通過はならなかった。

<決勝レース>
予選では晴れていたブランズハッチだが、決勝レースは雲が厚く垂れこめ
いまにも降り出しそうな天候でのスタート。今回は序盤から勝負に出る
ドライバーはほとんどおらず、8割以上のドライバーがハードタイヤを選択。
しかも、その多くがユーズドタイヤでのスタートを選択した。上位陣では
PPのマイネだけがソフトをチョイス。バトラーは新品ハード、ラムダは
ユーズドハードをチョイスした。

<タイヤチョイス>
◆HARD
<ヴァシュロン>  <ヨコスカ>
ラムダ      日向
バトラー      ヴィックス
マルケーナス   ファング 
ポルボローネ   ティルクム 
シエナ
ゲラ
ファーシマス 
ラスムッセン
ハイデンフェルド 
ラ・ポルタ
フィリオ 
ロッソ 
リンドホルム 
リヴィエール 
カレッジ

◆SOFT
<ヴァシュロン>  <ヨコスカ>
マイネ       カジワラ
バーンズ     チャップマン 
          デ・ランジェリス
          カブロン
          セプター

=ユーズドタイヤ

スタートは2番手のバトラーが決める。PPのマイネがやや立ち遅れ
1コーナーはバトラーが先頭で下ってゆく。3番手ラムダはポジション
キープでスタート。中段ではリヴィエールがダッシュスタートを決め、
ポジションを二つ上げる。ブラジルでの表彰台で何かつかんだか、
リヴィエールは14番手に浮上する。バトラーが先頭でレースは展開、
序盤はマイネもバトラーの前をうかがうも、バトラーが要所でブロックし
前に行かせてもらえない。

序盤から早くもバトラー、マイネ、ラムダの前3台が飛び出す展開。
しかし2番手のマイネはバトラーに抑え込まれて前に出られず、後ろの
ラムダとの間に挟まれる格好。チームはここで早くもオーダーを発動、
マイネにポジションを譲らせラムダを前に行かせる。後方でははやくも
接触事故、地元英国のファングがラ・ポルタに仕掛けて接触
それぞれポジションを落とし、マシンにもダメージを負ってしまう。
各車とも序盤から難コースにてこずり、いたるところでスピン・接触事故
が発生。後方ではデ・ランジェリス、ハイデンフェルドが単独スピン。
デ・ランジェリスはマシンを大破させ序盤でリタイヤを喫した。

3ターンを過ぎると3番手マイネはやや先頭から離され、レースは
バトラーとラムダのマッチレースの様相を呈してくる。少し離れた4番手
には復調気配を見せていたリンドホルムがいたが、突然のペースダウン。
後ろにいた地元英国勢のファング、チャップマンに前に行かれてしまう。
リンドホルムはブレーキにトラブルを抱えていた。そして後方では、
久々に予選通過24番手からレースを進めていたバーンズの、左リアタイヤ
がバースト。コース序盤でのバーストだったため、ピットには戻れず
バーンズはそのままリタイヤした。

ラムダとバトラーのバトルはつかず離れず、接近することでのマシンへの
影響を嫌うラムダはときおりややバトラーと距離を取りながら、機を見て
接近しプレッシャーを与えるも、バトラーも動じる気配はない。
そんな中5ターンを終了したレース、コースにはぽつぽつと雨粒が落ちて
路面をうっすらと濡らし始めた。

★5ターン終了時のトップ5
 1.アレックス・バトラー
 2.ニコ・ラムダ
 3.ルドルフ・マイネ
 4.ジョンブル・チャップマン
 5.ケリー・ラスムッセン
 6.カーティス・マルケーナス
 7.デイヴィス・ファング
 8.アンドレアス・サントス・フィリオ
 9.ミケーネ・ポルボローネ
10.デイヴィス・リンドホルム

小雨がコースを濡らしはじめた6ターン目、トップのバトラーと2番手
ラムダが同時ピットイン。両者ひとまず浅溝のインターミディエイトタイヤ
へ交換する。マーキュリーの作業は速かったが、ピットブルが会心の作業で
ラムダを送り出す。順位はピットレーン内で逆転、ラムダが先頭でコースに
復帰する。ピットブルは先にラムダを入れたため、マイネは1ターン待たされる
ことになる。後続は続々とピットイン、全車がインターミディへと交換する。
そして翌ターンにマイネ、更にはバトラーのタイヤ交換でこちらも1ターン
待たされたマルケーナスがピットイン。しかしマイネ、マルケーナス共に
やや作業に時間がかかってしまう。

雨は徐々に強くなり、各車おいそれとバトルを仕掛けられなくなってくる。
そんな中地元で4番手まで浮上していたチャップマンが、マイネの前を
うかがって単独スピン。さしものチャップマンも雨では立て直しできず、
マシンはコースアウトしクラッシュ。母国でのレースをあっけなく終えた。
そんな中雨の得意な連中は積極的だ。ここまでいいところのないバトラーの
同僚マルケーナスが、ラスムッセンをかわして4番手に浮上。後方でも
11番手スタートのサントス・フィリオが7番手まで進出する。

先頭は相変わらずラムダとバトラーのマッチレース。雨が大得意のバトラーも
ラムダの巧みなブロックラインに抑え込まれる。3番手争いもピットブル
vsマーキュリー、マルケーナスが仕掛けるもマイネも行かせない。
そんな中もうひとり、雨が大得意なファングが5番手を取り返す。
中盤戦に入っても雨は降り止まず、「犠牲者」を増やしてゆく。
9ターン目にはヴィックスが単独スピン、10ターン目にはカレッジと
リンドホルムが接触し、それぞれリタイヤしていた。

そして12ターン目、ついにバトラーがラムダの前に。再びトップを
奪い返す。レースはやや荒れた展開になるも、危険度の高い大きな事故がなく
ここまでセーフティカーの出動はなし。中段では激しいポジション争いが
繰り広げられているものの、全体としては大きな動きのないまま
再びバトラーが引っ張るレースは後半戦へ。

★15ターン終了時のトップ10
 1.アレックス・バトラー
 2.ニコ・ラムダ
 3.ルドルフ・マイネ
 4.デイヴィス・ファング
 5.ケリー・ラスムッセン
 6.カーティス・マルケーナス
 7.ジョリー・セプター
 8.アンドレアス・サントス・フィリオ
 9.ゾルタン・ゲラ
10.アレオ・ファーシマス

16ターン目、やや雨脚が強くなり各車再びタイヤ交換の為ピットイン。
トップを争うバトラーとラムダが、またも同じタイミングで入ってくる。
今度はマーキュリーよりピットブルの作業にやや時間がかかり、バトラーに
少し遅れてラムダがピットアウト。後方でもファング、マルケーナス、
セプター、サントス・フィリオとポイント圏内にいる面々は続々とピットイン、
ヘヴィーウェットに交換しコースに出てゆく。バトラーとは大きく差が
あるため、マルケーナスはバトラーの作業が終了した直後にピットイン。
しかしマーキュリーの作業がやや手間取り、セプターに前に行かれてしまう。
2台立て続けの同ターン作業を敢行したマーキュリーだが、あとに入った
マルケーナスはやや割を食ったかっこうになってしまった。

17ターン目には、前ターンにピットインを待った連中が続々ピットイン。
順位が大きく錯綜する。トップ争いはここにきてバトラーが、ラムダとの
マージンを少し開きつつある。「雨のバトラー」の真骨頂だ。ラムダも
無理をして追いかけない、3番手とは大きく水をあけており、ポジション
キープの構えか。3戦連続ミッショントラブルでのリタイヤが続いている
ラムダは、雨に気を使いつつマシンをいたわりながらレースを進める。

中段ではこの雨でもバトルが激化、ラスムッセン、ファング、マイネ
マルケーナス、セプターらが目まぐるしく順位を入れ替えながら、綱渡りの
レースを戦う。しかし完走台数は確実に減っていき、18ターン経過時には
9台が姿を消していた。そして19ターン目にまた事故発生。後方集団
ティルクムとシエナのバトルでティルクムが体勢を崩しスピン。それに
端を発し後続のシエナ、そして日向が追突。3台の多重クラッシュにより
ここにきて、このレース初めてセーフティカーが出動する。

20、21ターンがセーフティカーラップとなり、21ターンにはピット
オープン。しかし結局最後まで雨は止まず、タイヤ交換などの動きもなく
リスタートへ。リスタートも「雨のバトラー」が決め、大勢は決す。
むしろバトルが激化したのは中段。17番手スタートのセプターは、この時点
で3番手まで浮上していた。逆にリスタート時に4番手にいたファングだが、
終盤徐々にポジションを下げ7番手まで後退する。
またポイント圏内確保の争いも激しい。ロムニ・ダキアの2台がギリギリの
位置で踏みとどまるも、リヴィエール、サントス・フィリオ、そして
序盤のスピンで最後方にいたハイデンフェルドも浮上し、熾烈な争いが
繰り広げられていた。

雨のため事故が多発、完走は14台のサバイバルとなったこのレース、
結局最後までバトラーが危なげなく首位を守り切り優勝。今季2勝目
をあげた。雨のため最後はバトラー追撃をあきらめたラムダが、ここ3戦の
不運を払しょくし2位表彰台、そしてポールスタートのマイネが3位表彰台
と、ピットブルはW表彰台をゲット。一方バトラーのチームメイト
マルケーナスは惜しくも表彰台ならず、4位フィニッシュとなった。
5番手には昨季ランキング3位のラスムッセン、今季は今一つ突き抜けきれ
ないレースが続くも確実にポイントは拾っている。地元ファングは序盤に
マシンに負ったダメージの影響もあり6番手。第3戦の優勝以外入賞のない
セプターが7位に入り、マルドゥークのリヴィエールが8位入賞。雨での
速さも見せつけた。9位にはサントス・フィリオが入り、最後までポイント
圏内を争ったロムニ・ダキアの2台は最後の最後で脱落。かわりに終始
最後方でレースを戦ったハイデンフェルドが、滑り込みで入賞をはたした。

一方で最後方スタートとなったランキング2位のロッソ、完走ははたした
ものの入賞ならず、ノーポイントでバトラーとのポイント差は39と
大きく開いた。

ラムダは今回の2位でランキング3位に浮上、一方ラスムッセンは4位
ファングは5位と後退。マイネは今回の3位入賞でランキング6位に浮上
してきた。現状バトラーが頭一つ半抜け出したかっこうだが、選手権は
18戦中6戦とまだ1/3が終了したところ。今後の展開は全く予測不能だ。
しかしトップのバトラーは2勝を含む6戦全戦入賞、いまだリタイヤのない
抜群の安定感が強みだ。一方2位以下は10位のセプターまでが27ポイント
差で、1勝で順位が大きく入れ替わる大混戦状態。はたしてバトラーの連続
入賞はどこまで続くか? 追いかける面々に付け入るスキはあるか?

チームランキングはマーキュリーが123ポイントとしトップ、しかし
今回W表彰台のピットブルもポイントを積み重ね91ポイントで2位、さらに
ノルディックが83ポイントで3位と続いている。こちらはトップ3が昨季
と同様の面々に。追いかけるアントネッティ、チャイナドラゴンはNo.2
の活躍次第でまだまだ逆転も有り得るが果たして?
いずれも今後の展開から目が名離せない。


最終リザルト↓↓↓

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Winner:アレックス・バトラー(マーキュリー)

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャラーランキング↓↓↓

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次回はヨーロッパラウンド第2戦にして、4戦続く西ヨーロッパゾーンの
2戦目である選手権第7戦フランスGPだ。全長1.8kmの長ロング
ストレートを擁するスーパーハイスピードトラック、ポールリカールで
行われる。NeXX随一の高速トラックで行われる、スーパーハイスピード
バトルをお楽しみに!!!