☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

NEXXTREAM PRESS 「2ndシーズン開幕号」

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◆シーズン開幕号

12チーム24台が選手権を戦った昨季から3チームが新たに加わり、30チーム
15台での激戦となる2ndシーズンのNeXX。これまで本誌では昨季オフから
年明け、そして開幕直前とチーム・ドライバーをはじめNeXXを取り巻く状況を
つぶさにお伝えしてきた。そして今号は、いよいよ開幕した2ndシーズンの進行
状況にあわせ、現在の選手権の模様ほか様々な情報を「シーズン開幕号」と銘打って
お伝えしていく。
ハイレベルのコンペティションの構築・確立とともに、環境負荷の少ない持続可能な
技術を開発・確立、そして駆使し自動車産業を「意義あるもの」として未来へ継承
させるべく始まったNeXXは、激しい戦いの一方で様々な新技術を生み出し、
これからも時代とともに変容してゆくだろう。近い将来にまたNeXXの技術規則を
大きく変えるであろう技術も生まれつつある。
今号では選手権の熱い戦いと、一方で行われている未来に向けた技術開発についても
紹介してゆく。ぜひお楽しみいただきたい。

■レースリポート
◇開幕戦 オーストラリアGP

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今季も開幕戦の舞台となったのはオーストラリア、サーファーズパラダイス市街地
コースだ。今季から3チームが新規参入、15チーム30台で争われることとなった
NeXX。そしてこの開幕戦では、そのニューカマーがビッグサプライズを演じた。
予選PPはなんと、新規参戦のアントネッティのロッソが獲得。バトラー、日向、
バーンズといった実力者が続く。その一方でピットブルのNo.2、実力者マイネが
予選落ちを喫する波乱の予選となる。ロッソは決勝でも速さを見せスタートから頭一つ
飛び出すも、直後に多重クラッシュが発生しセーフティカーが出動する展開に。
昨季王者バトラー、日本期待の日向が追走する展開も、昨季終盤にデビューした
中国人ドライバー宋昇龍が速さを見せ、レース中盤には2番手へ浮上する。
ラスムッセン、バトラーといった昨季選手権を争った実力者達を置き去りにし
快走を見せたロッソは、1度目のタイヤ交換で3番手にポジションを下げた以外は
終始トップを独走。終盤宋に差を詰められたもののトップを守り切り優勝。
なんと新参チームがデビュー戦でポールトゥウィンを達成してしまった。
2位の宋はデビュー4戦目にして初の表彰台と、高いポテンシャルを見せつけた。
ラスムッセンが3位、バトラーは5位と、昨季の主役は脇へと追いやられた開幕戦。
新たな展開の幕開けを予感させる、波乱含みの開幕戦となった。

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◇第2戦 インドネシアGP

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波乱の開幕戦に続き、第2戦インドネシアも波乱の展開となった。予選では1時間以上
も大雨が降り止まず、セッション開始を1時間遅らせたにも関わらずコンディション
は改善せず。大雨のなか行われた予選では、新規参入のマルドゥークの2台が揃って
予選落ちを喫した。PPは昨季とはうって変わって開幕から好調のバーンズ。スタート
も混乱なく、スムーズに飛び出したバーンズはしばしトップを行く。しかし1度目の
タイヤ交換をハードで引っ張った11番手スタートのラムダが、ソフトに履き替え
猛然とペースアップ。バーンズからトップを奪う。しかし、途中セーフティカーの出動
でタイヤを温存できたバーンズは、オールソフト作戦で終盤戦での巻き返しを
狙っていた。ラムダの後ろにはライバルファングがつけ、バーンズは3番手。開幕戦で
予選落ちの屈辱を味わったマイネが4番手と続く。バトラーは今回も精彩を欠き、
5番手に沈んでいた。しかしレースも最終盤に入った時点で、突然のスコール襲来。
全車泡を食ってピットインし、レインタイヤに履き替える。すでに2度のタイヤ交換を
済ませていたバーンズは、完全に計算が狂ってしまった。快晴で幕を開けたレースは
予想だにしなかったウォータースクリーンバトルで幕を閉じる。天候を味方につけた
ラムダが優勝し2位ファング、3位バトラー、5位日向と、雨を得意とする面々が
最終的には上位を独占。PPのバーンズは6位に終わった。

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◇第3戦 ドバイGP

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第3戦の舞台は中東、今季から新規参戦のマルドゥークチームの本拠地である
ドバイだ。今季は開幕から2戦とも何かと雨に祟られてきたNeXXだが、第3戦の
舞台は砂漠の国。今季初めて予選から決勝の全セッションが、ドライコンディションで
行われた。予選は前戦の覇者ラムダがPP、フロントローにはポルボローネが並んだ。
また今回の予選ではマルケーナス、リンドホルム、ファング、日向の実力者4名が
予選落ち。改めて予選の厳しさが浮き彫りになった。決勝は午後7時スタートの
ナイトセッション。ラムダが引っ張りラ・ポルタ、ラスムッセンといったあたりが
追いかける展開となる。また、開幕戦の覇者ロッソ、ペナルティによる出場停止明け
のセプターなどが追い上げる。レースはセーフティカーが3度出動する荒れた展開。
そんななかラムダはいずれのタイミングもリスタートで失敗、レース中盤には
セプターにとトップを明け渡す。レース終盤はセプター、ロッソ、ラムダが優勝圏内
を争う展開となったが、のこり2ターンというところでラムダのミッションがブロー。
リタイヤしたラムダに代わって、後半大きくペースアップしたバトラーがファステスト
連発で2位に浮上する。しかしレースはセプターがトップを守り切り優勝。2位
バトラー、3位ロッソ。4位にラスムッセンが続き、リナルディが6、7位とW入賞
を果たした。

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■テストリポート

開幕から2戦を消化し終えた3月第4週、2ndシーズンを戦う全チームはフランスに
集結していた。今季初の全チーム合同テストに参加する為である。マシンもエンジンも
カスタマー運用であるNeXXは、それぞれ購入後のチーム独自での開発は認められて
いるものの、マシンに関しては形状が大きく変わるような、エンジンについては大きく
出力アップにつながるようなアップデートをチームが施すことは、レギュレーションで
禁止されている。チームが許されているのは各パーツの信頼性向上を目的とした
アップデートが基本であり、マシンやエンジンの性能にかかわるような大きなアップ
デートを施せるのは各メーカーだ。
またNeXXではシーズン中のプライベートテストを全面的に禁止しているため、
アップデートの効果を検証する機会も決して多くはない。具体体に挙げるならば、
各GPで設けられている計3回のフリー走行と、年3回設けられているこの全チーム
合同テストだけだ。そういった意味で日ごろの開発の成果を確認し、トラブルシュート
をする重要な機会であり、メーカー同席のもとメーカーの施したアップデートを試し、
データを積み上げて長いシーズンを戦い抜くうえで、合同テストは各チームにとって
最重要のミッションなのである。

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★ポールリカール・サーキット全景

今季の合同テストは昨季同様3回組まれており、第1回はフランスのポールリカール、
第2回は5月の第2週にポルトガルエストリル、そして8月の第3周にドイツの
ホッケンハイムで3回目の合同テストが予定されている。2ndシーズン最初となる
今回は、ポールリカールで行われた。
プロヴァンス地方の中心都市マルセイユから東に40kmの地点にあるポールリカール
は、NeXXをはじめF1ほか様々なレースが行われているが、以前はテスト専用
サーキットとしてF1最高責任者であったバーニー・エクレストンが所有していた。
1970年開設のオールドコースだが、サーキットデザイナーのヘルマン・ティルケ
によって大規模な改修が施され、2002年にハイテク・テストトラックとして
生まれ変わった経緯を持つ。コースは1970年開設当時のレイアウトを元にしている
が本コースの内外にいくつものサブコースが張り巡らされ、様々なレイアウトに変更が
可能。人工的にウェットコンディションを再現するための散水装置まである。
今回は実際にNeXXのフランスGPでも使用されるロングディスタンスのレイアウト
に加え、「ミストラル」と呼ばれる1.8kmのバックストレッチの途中にシケイン
を追加した、F1で採用されるレイアウトで行われた。テストセッションは火・水・木
と3日間行われ、各チームとも精力的にロングディスタンスの走行をこなした。
またお抱えのリザーブドライバーを帯同させるチームもあり、ピットブルや
トライアンフなどはテストプログラムのメインを、リザーブドライバーがこなした。
その中で光る走りを見せたのがピットブルのボナパルトである。ボナパルト
ピットブルの長距離走行メニューの6割をこなし、セッション2日目にはトップタイム
をマークした。3日間のセッションで、ラップタイムトップ5に顔を出した
リザーブドライバーはボナパルトだけだった。全セッションの記録は以下の通り。

≪セッション別走行距離・タイムトップ5≫
◇1日目
<走行距離>             
1位:T.ヴィックス(プロトン)      379.73km   
2位:J.バロン(エヴァー・グラハム)   368.05km
3位:B.リヴィエール(マルドゥーク)   363.55km
4位:M.ボナパルト(ピットブル)     350.52km
5位:J.ノーデンバロウ(アントネッティ) 350.52km
<ラップタイム>
1位:A.バトラー(マーキュリー)     1:32:596
2位:B.リヴィエール(マルドゥーク)   1:32:789
3位:N.ラムダ(ピットブル)       1:33:214
4位:D.リンドホルム(アントネッティ)  1:33:691
5位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)     1:33:887

◇2日目
<走行距離>
1位:A.サントス・フィリオ(SLO)   408.94km
2位:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ)381.55km
3位:C.エルドラード(チャイナドラゴン) 379.73km
4位:柴嵜 みのる(トライアンフ)     350.52km
5位:K.マルケーナス(マーキュリー)   348.64km
<ラップタイム>
1位:M.ボナパルト(ピットブル)     1:30:356
2位:A.ロッソ(アントネッティ)     1:30:761
3位:N.ラムダ(ピットブル)       1:31:475
4位:J.チャップマン(アブラモビッチ)  1:31:556
5位:A.ティルクム(クラークソン)    1:32:412

◇3日目
<走行距離>
1位:S.バロシュ(マーキュリー)     412.55km
2位:C.タンデイ(ガジャック)      379.73km
3位:M.ポルボローネ(リナルディ)    374.05km
4位:M.ボナパルト(ピットブル)     368.72km
5位:柴嵜 みのる(トライアンフ)     350.52km
<ラップタイム>
1位:A.ロッソ(アントネッティ)     1:29:639
2位:N.ラムダ(ピットブル)       1:30:356
3位:B.リヴィエール(マルドゥーク)   1:31:002
4位:J.グーデリアン(マルドゥーク)   1:31:256
5位:M.ボナパルト(ピットブル)     1:32:991

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★2日目のセッションで全体トップのタイムをマークしたM.ボナパルト


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パドックプレス

◇ピットブル、期待のフランス人ドライバーをテストで起用

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★ピットブルのリザーブドライバーM.ボナパルト ★ボナパルトはテストの間中、ラムダと
                         綿密なコミュニケーションをとっていた

第2戦インドネシア終了後、フランスはポールリカール・サーキットで行われた
全15チームの合同テスト。そこで昨季王者チームピットブルは、今季からリザーブ
ドライバー契約を結んだ期待のフランス人、ミシェル・ボナパルトを起用した。
F1では名門マ○ラーレンでデビュー、その後ルノ○に移籍し3年目を迎える今季。
フランス人王者誕生の期待を背負いF1を戦っているが、今季はやや精彩を欠いており
ルノ○との関係悪化も噂されるボナパルト。しかし、テストではF1でも定評のある
極めてスムーズなドライビングを随所に見せ、3日間のうち2日目ではなんと
全体トップのタイムをマーク。関係者を驚かせた。
今回のテストでは全走行距離の6割以上をボナパルトがこなしたピットブル。
ガレージではエースのラムダとコクピットにおさまったボナパルトが、綿密に言葉を
かわすシーンが見られた一方で、2ndドライバーのマイネは初日に200km
程度を走行したあとはブリーフィングに時間を費やし、3日目はサーキットにすら
現れなかった。このことからプレスの間では、ピットブルは来季2ndシートに
ボナパルトを採用するとの憶測が早くも流れている。
チームは昨季初年度の王者に輝き、セカンドシートに座るマイネも1勝をあげ
王座獲得に貢献したが、今季は開幕戦でまさかの予選落ちを経験したマイネ。
高速トラックでは速さを見せるものの、戦績のムラが大きく首脳陣の絶対的な信頼を
勝ち取るには至っていない感があるマイネ。昨季の「寡黙な功労者」も2シーズン目に
して早くも正念場を迎えたか?

トライアンフ、カジワラの後釜をピックアップか?
日本のレースファンの期待を一身に背負いNeXXを戦う、純和製チーム
トライアンフ。その2ndシートをめぐる動きが活発化している。
トライアンフチームは、もともとF1に参戦していた日本系チームのレラが
北海道の企業グループSJBとタッグを組んで参戦したF1ゆかりのチーム。
そしてその2ndシートにおさまるのが、F1時代からチームと苦楽を共にしてきた
日系アメリカ人ドライバーのジョー・S・カジワラだ。しかし、初年度では
No.1シートに座った日本人日向俊郎との戦績で大きく水をあけられ、日向が2勝を
含む103ポイントを獲得したのに対し、最高位5位を含むわずか4度の入賞で
20ポイントに終わったカジワラ。今季は早くも開幕戦で予選落ちを喫してしまった。
F1時代からカジワラの面倒を見てきたマネージャーの真田幸治も、カジワラの
活躍には満足しておらず、去就についてのプレスの問いには歯切れが悪い。
チームは現在イタリア人のカペロと日本人の柴嵜という2人のリザーブを抱えている。
しかもカペロは昨季2戦のみスポット参戦し、デビュー戦で9位入賞をはたしている。
今後のカジワラの戦績いかんでは、シーズン途中での交代もありうるかもしれない。
また、昨年エヴァー・グラハムから途中参戦し活躍、今季はクラークソンの
リザーブにおさまっている英国人のワーノックと、ジュニアフォーミュラ時代から
親交のある真田が接触したとの噂もあり、更にはF1でカムイチームから参戦していた
マイネを招聘するのではとの憶測も飛び交っている。2ndシーズンはまだまだ
序盤戦だが、3rdシーズンのシートをめぐるストーブリーグは、春から活発だ。

アブラモビッチオーナーが、ここまでの戦績に不満をあらわ
開幕から3戦を終え(ドバイ終了時点)、ここまでノーポイントに終わっている
アブラモビッチ。ポールリカールでの合同テストに姿を現したチームオーナーの
ロマン・アブラモビッチ氏は、チームの現状に不満があるとプレスに向け語った。
NeXX初年度の昨季から参戦しているチームは、昨季も前半戦で躓き苦戦。
しかし後半戦でロッソが1勝をあげ、チームとして117ポイントを獲得。
ランキング8位につけたアブラモビッチ。トラブル続きで苦戦した前半戦も
第2戦ではロッソ、グリエコがW入賞をはたし、第3戦ではロッソがPP獲得、
2位表彰台と光る活躍は見せていた。しかし、ドライバーを一新した今季はいまだ
1ポイントも獲得できていない。1stシートにおさまる英国人チャップマンは
第2戦では予選5番手と一発の速さは見せるものの確実性に乏しく、第3戦では
予選7番手のタイムをたたき出しながらも、第2戦で受けたグリッド降格ペナルティで
17番手スタートを余儀なくされた。また2ndシートのデ・ランジェリスは予選、
決勝とも目立った速さを見せられていない。また昨季テクニカルディレクターを務めた
ジョン・オクスレイド=ライアンがチームを去り、ロビー・ハーンが加入したことも
少なからず関係があるだろう。既存のエンジニアスタッフたちはチームに残留したため
体制に大きな変化はないものの、開発の方向性が大きく変わったことが序盤の苦戦の
原因とみる向きもある。「我々は今季体制を大きく変更した。ロビーはよくやって
くれている。二人のドライバーも、初年度ということを考えればここまでは
及第点だろうね。でも私が目指すのはもっと高みだよ。こんな成績では到底満足は
できない。時間は必要だ、しかし同時に結果も必要だ。」とプレスを前に語った
アブラモビッチ氏。これまでほとんどメディアに対して公式には発言をしてこなかった
アブラモビッチ氏が、このように語るのは異例のことだ。チームの強化には時間が
かかることを承知しつつも、結果が欲しいとはっきり口にしたアブラモビッチ氏。
ロビー・ハーンは、そして二人のドライバーたちは今季中に、オーナーの求める
一定の結果を残せるのだろうか?

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アブラモビッチ氏は我々プレスの前で今季の戦績への不満を吐露

プルトン、3rdシーズン以降のカムイエンジン搭載で合意か?

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★現在カムイとリナルディの2チームへエンジンを ★プルトンの大株主であるペトロナスはマレーシ
 供給している日本のカムイ            の石油企業だ      

マレーシアに本拠を置くアジア系チームプルトン。初年度、今季と2シーズンに
わたってフランスのピジョンエンジンを使用しているプルトンだが、ここにきて
日本のカムイエンジンと3rdシーズン以降の使用契約に合意をしたとの情報が
入ってきた。マレーシアの自動車メーカーであるプルトン、昨季オフの段階で本誌は
かねてから進んでいたプルトンとピジョンの業務提携がご破算になったとの情報を
掴み、親会社であるマレーシアの石油会社ペトロナスが、NeXXにおいての
ピジョンエンジンの使用に難色を示している旨を掲載したが、話はどうやら本誌の
推測した通りの展開で進んでいたようだ。現状NeXXのエンジンサプライヤー
それぞれが特定の燃料メーカーと一体で開発を進めており、ペトロナスを使用する
サプライヤーは現状カムイエンジンである。そのため、ピジョンを使用できない場合
プルトンが取り得る選択はカムイとの契約に絞られる。ペトロナスが他のエンジン
サプライヤーとの契約に変更する可能性も考えられたが、どうやら来季以降も
ペトロナスはひとまずカムイとの供給契約を変更しないようだ。
さすがにまだシーズン序盤のためペトロナス側からの公式発表はないが、カムイの
神麗華社長は「来季から供給先が1つ増えるかもしれません。現段階ではどことは
言えませんがアジア圏のモーターレースが今以上に活気づくことになるでしょう。」
と語った。昨季はピジョンエンジンのパワー不足に苦しめられ、今季も状況に劇的な
改善は見られないプルトン。トライアンフや、今季のリナルディの活躍を見る限り
では、エンジン変更が来季以降の成績向上に作用する可能性は大いにある。
ピジョンとの業務提携解消から降って涌いたエンジン変更話だが、災い転じて福と
なせるか。また日本のカムイエンジンが供給先を拡大するのは、我々日本のレース
ファンにとっても悦ばしいことだ。今後の展開に注目しよう。

◇ノルディック、第3戦ドバイでのハイデンフェルドへのペナルティに抗議
第3戦ドバイ、予選6番手の好位置からレースを進めたミック・ハイデンフェルドに
とっては結果的に「踏んだり蹴ったり」のレースとなった。一時は表彰台圏内の
3番手を走行しながら、度重なる接触事故の当事者認定を受け、あげくリタイヤして
しまったのである。ノルディックチームは、昨季2ndドライバーのリンドホルム
の後半戦での大失速が原因で、チームタイトルを逃してしまった。この教訓をいかす
為、今季はF1でも活躍したハイデンフェルドを招聘し、必勝態勢で臨んでいた。
そのハイデンフェルドも開幕戦、トラブルでリタイヤに終わったものの予選Q2では
いきなりトップタイムをマークし、最終的には9番手を獲得。第2戦は予選15番手
とふるわなかったものの、決勝では7位入賞をはたし早速その速さを発揮していた。
そして第3戦では3番手を走行、チームメイトのラスムッセンとのW表彰台も狙える
位置で走行を続けた。しかし、レース中盤で前方のラ・ポルタにオーバーテイク
仕掛けた際に2台は接触。応急修理のため21番手まで後退を余儀なくされた。
その後レーススチュワードに事故当事者認定されたハイデンフェルドは、10秒の
ペナルティストップを科されたうえ、さらに終盤発生した多重事故の当事者としても
認定され、第4戦の5グリッド降格ペナルティを科されリタイヤした。
それぞれの事故状況を改めて動画で確認したという、ノルディックのマネージャーで
F1王者経験者でもあるチチ・ソルベルグは「あんなペナルティはバカげている!」
と語気を荒げた。「ミックは何一つアンフェアなことなどしていない! 画像を見れば
判る。いずれの事故もミックは無理な動きなどしていないし、追抜きのセオリーに
則ったフェアなものだ! 2度目の接触は、相手のバロンの方がかぶせてきている。
あれはいずれもレーシングアクシデントだ! この件はFNOに厳重に抗議する!」
と息巻いた。確かに2度目の接触は追抜かれるバロンも体勢を崩しており、見方の
分かれそうな状況ではある。また2度目の事故は5台が絡む大事故のため、誰かに
責任を科さねばならないとのFNO側の思惑もあったかもしれない。それがビッグ
アクシデントにも関わらず、次戦の5グリッド降格という軽いペナルティで収まった
理由との見方も。当のハイデンフェルドは「ついてないね、ハードラックだ・・・」
とのみ語り、肩を落としてサーキットを後にした。

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★ハイデンフェルドへの度重なるペナルティについて不満を訴えるソルベルグ

アメリモータースポーツの雄デンプシーが第3のシャシーメーカー?
3rdシーズンに向けNeXXを統括するFNOは、第3のシャシーメーカーとの
契約を検討しているようだ。ここまでの2シーズンはフランスのシグマテックと、
日本のレラの2メーカーが参戦しているが、FNO側としては3社のコンペティション
が理想と考えているようである。FNOの運営統括部長を務める元F1世界王者の
デイトン・ビルは、ポールリカールのテストウィークに米国に渡りいくつかの交渉を
行った。今季からアメリカの名門アントネッティが参戦し、それにあたって第6の
エンジンメーカーシェブロンが参戦を開始したNeXX。それに伴い、北米企業の
さらなる参画を促すため交渉に赴いたようだ。米国はインディカーやNASCAR
等独自のモータースポーツ文化を育んできたレース大国。F1ではハ○スチームが活躍
し、毎年30万人以上の観客が訪れるインディ500は、1日の集客では世界最大を
誇るビッグイベントだ。そんな米国で今回は主にシャシーコンストラクターとの
交渉を持ったようで、元インディカードライバーの日本人タカ竹下がCEOを務める
ツウィスト社や、米国最大のレーシングカンパニー、デンプシー社等と交渉を持った。
なかでもデンプシーはNeXXに強い興味を示したようで、第3のシャシーメーカー
として3rdシーズン以降の参戦も有り得るとされる。「今回の訪米では様々な交渉を
行ったよ。今後のレース開催の継続とその場所や、メディアの放映権について
などね。シャシーサプライについても話をした。ビッグカンパニーのひとつが大きな
興味を示してくれたよ。」とはデイトン・ビルのコメントだ。仮にデンプシーの
参戦が決定すれば、NeXXはより激しコンペティションの舞台となるだろう。
デンプシーは長くインディカーに参戦し、最強を誇るビッグチーム。NASCAR
等にも参戦し、F1参戦歴もある。また、創始者のドジャー・デンプシーは先ごろ
インディアナポリス・モータースピードウェイのオーナーとなり、北米モーターレース
の象徴とも呼べる存在となっている。  

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★デンプシーは長らくインディカーで「最強」チ ★デンプシーチームの「御大」ドジャー・デンプシー
 ームとして君臨してきたビッグカンパニーだ   現在は一線を退いている。

◇リナルディ、第3戦ドバイのW入賞で今季の手ごたえつかむ
昨季はシーズン通して34ポイントの獲得にとどまり、全12チーム中最下位に
終わったリナルディが、第3戦ドバイで今季初入賞をはたし、今季の躍進に手ごたえ
をつかんだようだ。第3戦終了時点で14ポイント獲得でのランキング9位は、昨季を
上回る躍進を予感させる。オーナーのカルロ・バニラは「ミケーネもスティラノも、
本当によくやってくれた。昨季は限られた予算で運営した為、ドライバー二人も経験の
浅い若手を起用し、開発ペースも上がらなかった。しかし今季は我々を支援してくれる
ビッグスポンサーもついたし、F1経験者の二人をドライバーに迎えることができた。
第3戦のW入賞は望外だよ。」と語った。レラシャシーとカムイエンジンの相性の良さ
は昨季トライアンフが2勝をあげたことで証明されている。躍進できる下地はあった
わけだが、F1経験者を2名招聘できたことで第3戦ドバイではそのポテンシャルが
発揮された形となった。開幕戦で予選落ちの屈辱を味わったNo1.ポルボローネ
第3戦では予選フロントローを獲得し、その実力の一端を見せつけた。一方シエナ
3戦ともきっちり予選通過を果たし、決勝でも度々入賞圏内に顔を出している。
「今季はもう少しやれそうだね。彼ら二人ならそのうち、表彰台にも登ってくれる
んじゃないかと思っているよ。」と語るバニラ。F1では果たせなかった野望に
向けて、リナルディは邁進する。

◇新鋭3チームのここまで
2ndシーズンより新たに3チームが参戦し、全15チームで選手権が争われる
今季のNeXX。アメリカのレース一家が率いるアントネッティ、中東はドバイの
王家が率いるマルドゥーク、そして昨季NeXXに参戦した元ドライバーの立ち上げた
フランスのガジャックが新たに加わり、激戦が繰り広げられている。
とはいえ新参3チームは、昨季1シーズンを戦った12チームと比べ経験、そして
開発の積み上げがない分、アドバンテージの無い状況であることは否めない。
そんな状況でも、果敢に初めてのシーズンに漕ぎ出している3チーム。
ここまで3戦を消化し、各3チームの戦いぶりはどうなのか検証してみよう。

アントネッティオートスポーツ

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★開幕戦で1年生チームにデビューウィンをもたらしたA.ロッソ

新参チームとしてはこれ以上望むべくもない、最高のスタートを切ったのが
このアントネッティだ。なんと開幕戦で、エースドライバーのロッソが予選PP
そして決勝で優勝と、デビュー戦でポールトゥウインを達成したのである。
ロッソは昨年アブラモビッチで1勝をあげているし、インディカーでも活躍した
ドライバー。チームはといえばアメリカのレース一家が率いて、インディカー
もちろんフォーミュラEなどでも活躍するレースのプロ集団ではある。
しかし、開幕戦で新参チームが優勝を飾ろうとは、誰しもが予想していなかった。
ロッソは第3戦でも3位表彰台と活躍。早くも今季の「台風の目」となっている。
問題は2ndシートのリンドホルムがポイントを獲得できていないこと。
昨季ノルディックのタイトル逸の戦犯扱いをされたリンドホルムだが、このままでは
今季もまた評価を下げてしまいそうだ。とはいえ、チームとしてみれば望外の活躍。
「デキる転校生」が、クラス全員を慌てさせている状態だ。

・マルドゥーク・レーシング・ドバイ
ドバイ王家の率いるチームとして大きな注目を集めたが、ここまではやや
苦戦している印象だ。リヴィエールとグーデリアンという華のある二人を揃えたが
入賞圏内までもう一つというところ、中団でややもがいている状態だ。
二人のドライバーとも決勝では光る走りを見せるものの予選が今一つで、
なかなかタイムを伸ばせずに中団グリッドに埋没してしまう状況が続いており、
第2戦では早くも揃って予選落ちを経験している。前にさえ出られれば戦える二人
であるだけに、予選での活躍が今後重要になってくる。シェブロンエンジンも
アントネッティの優勝で戦闘力は証明済みだ。リヴィエール、グーデリアンの二人には
予選での上位進出を期待したい。

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★「華麗なるファイター」リヴィエールもやや精彩を欠いている

・ガジャック・ルルーシュ・スポール
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★第2戦では大雨の予選でセカンドローを奪取したカレッジ
「驚異の新人」と、関係者の評価はうなぎのぼりだ

昨季NeXXに参戦したイワン・ガジャックが立ち上げたチームだが、参戦発表の
タイミングが遅かった為、チーム体制がなかなか整わず苦戦が予想されていた。
また、オールフレンチを標榜したため、昨季低迷したピジョンエンジンを採用。
それも苦戦は免れないとの予想が大勢を占めた要因だろう。そう考えるとここまで
4ポイント獲得は予想を上回る活躍と言っていいだろう。
しかもタンデイ、カレッジそれぞれが入賞をはたしている。所属ドライバーが二人とも
ポイントを獲得しているのは、新参3チームのなかでこのガジャックだけだ。
タンデイは開幕戦こそ予選落ちを喫したものの、第2戦の予選Q1ではトップタイム
をマークするなど速さを見せ、第3戦で9位入賞。また一方のカレッジはここまで
全戦予選通過、第2戦インドネシアでは大雨の予選でセカンドロー4番手を獲得、
決勝ではこちらも9位入賞し、タンデイ同様2ポイントを獲得している。
タンデイのベテランらしい勝負強さと、若いカレッジの一発の速さがこのままうまく
機能すれば、上位進出も夢ではない。

という具合にそれぞれここまで明暗は分かれているが、3チームともポテンシャルを
存分に発揮していることに疑いの余地はない。しかもシーズンはまだ序盤、あと15戦
もあるのだ。それぞれさらなる躍進の可能性を大いに秘めている。既存の12チーム
もうかうかしてはいられない。やはり今季もNeXXは混戦模様だ。

◇e-fuel、再来季には実用化の見通し
現在NeXXは、液体水素燃料を使用した内燃機関によって動力を得るマシンを
競技車として使用している。そしてその液体水素燃料は、水を電気分解する事によって
得られる水素で作られているわけだが、現状この液体水素燃料を生成するには
あくまでも「燃料生成」を目的とした「燃料資源としての水」を調達している状況だ。
しかし、今後はその燃料生成について、大きな変革がもたらされることになる。
かねてから望まれていたエコ水素燃料「e-fuel」が、NeXXにおいて実用化される
ことがこのほどFNOから発表されたのだ。

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★2017年1月のダボス会議で発足した「水素評議会」


2017年1月に開催された世界経済フォーラム(通称ダボス会議)で発足した
水素評議会はこれまで「より環境に負荷をかけない液体水素燃料の開発」を進めて
きたが、ついにその実用化にこぎつけた。それが「e-fuel」である。
「e-fuel」は、燃料生成を目的とした水資源の調達はせず、産業レベルで発生した
「余剰水素」を二酸化炭素と合体させ、更に再生エネルギーを使用して生成する
究極の「エコ水素燃料」だ。これにより「自然エネルギーの使用」+「廃棄物再利用」
=「CO2排出0の完全エコ燃料」という構図が実現でき、カーボンニュートラル社会
の実現に向けて大きく前進するとともに、「環境負荷の無いモーターレーシング」の
実現にも大きく貢献することとなる。今後は実際のエンジン、マシンを使用した
燃焼テスト、耐久テスト、そして事故での安全性の検証などテストを重ね、4th
シーズンにはレース用燃料としての採用を目指すという。また、FNOは「e-fuel」
実用化後のエンジンのターボ化も検討しているという。

 

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■今季導入の予選新システムを徹底解説!!

今季NeXXでは、予選システムを大きく変更した。初年度の昨季は24人の
ドライバー全員が制限時間内に2度のタイムアタックを行い、速い方のタイムを採用
してグリッドが決められた。しかし今季は参戦台数が30台に増えたこともあり
予選をよりエキサイティングなセッションにするため、FNOは予選方式を大きく
したのだ。採用したのはF1をはじめとするFIAの多くの選手権で採用されている
ノックアウト方式。だが、参戦台数の多いNeXXでは、セッション数や使用する
タイヤに関するルールなど、独自のものが設定されている。ここでは、今季から
新採用の予選システムについて解説してゆく。

◇予選セッション
予選は全4セッションで行われる。

PQ(プレ・クオリファイ)
参加30台全車が1回アタックし、下位4台が予選落ちとなる。

Q1
予選通過26台が全車1回アタックし、上位16台がQ2へ進出。
Q1の結果により17番手~26番手までの順位が決定。

Q2
Q1上位16台が全車1回アタックし、さらに上位10台がQ3へ進出。
Q2の結果により11番手~16番手までの順位が決定。

Q3
残った10台で上位グリッドを争う。PP~10番手までの順位が決定。

◇タイヤ使用に関するルール
・予選で使用するタイヤはハード、ソフトそれぞれ1セットずつとする。
・予選で使用できるセッション数はハード、ソフトそれぞれ最大2セッションとする。
・決勝では、予選で使用したタイヤを必ず1セット使用しなければならない。
・ハード、ソフトの両方を予選で使用した場合、決勝使用のために選択できるセットに
 制限は設けないものとする(どちらを選んでも良い)。

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ここまでの予選はドライコンディションで行われたセッションが1回しかないため
なんとも言えないが、ここまで実力者の予選落ちが相次いでいるため、各車とも今後は
まずPQ突破のためよほど自信のある状態でなければ、全車ソフトでPQに挑む
だろう。そのうえで残りの3セッションを戦うわけだが、決勝で使うユーズドタイヤ
をハードにするか、ソフトにするかでQ1以降どのセッションにグリップの良い
ソフトを持ってくるかも、悩みどころになるはずだ。ヴァシュロン勢とすれば
予選はソフトで好タイムを目指したいものの、予選でソフトを酷使すると決勝での
タイヤ戦略にも影響する。一方でヨコスカ勢は、ソフトの耐久力が高いため決勝での
戦略に幅は出るが、ハードタイヤのグリップ力が劣るため予選での苦戦は免れない。
昨季は後方グリッドからの上位進出もしばしば見られたものの、やはり予選ポジション
が決勝レースに大きく影響するのは揺るがぬ事実だ。
第3戦ドバイでは今季初めて予選がドライで行われ、好位置から発進したリナルディ
の2台がW入賞を果たすなど、予選ポジションの重要さが改めて浮き彫りになった。
第4戦以降も、予選から激しい戦いが見られそうだ。

シャシーメーカー2社、新型は4thシーズンから

現在NeXXにシャシーを供給しているシグマテック、レラの2社は、現在の
コンセプトを一新した完全新型の投入を4thシーズンとすることで合意したと
FNOが公式発表した。昨季オフに会合を持ったFNO、シグマテック、レラの3者は
第2戦終了後、ポールリカールでのテストウィークにFIA本部のあるフランスは
パリで会合を持ち、この条件での合意に至ったという。会合にはFNO側からは
会長のラックス・ロズレイ、技術部長のコルトン・バーレイが出席し、シグマテック
CEOのビショップ・ミノー、レラの社長兼技術部長である森崎智恭が出席。
前述のとおり新型シャシー投入について昨オフに両メーカーと一度会合を持っていた
FNOはその際両メーカーには3rdシーズンに合わせて新型シャシーを用意するには
開発期間とデータが不足しているとの見解を示されていた。FNOとしては今季新たに
3チームの新規参入を容認したこともあり、3rdシーズンからの新型投入により
一度全チームの戦力のリセットを図りたいとの思惑があったが、両メーカーの見解は
前回の会合の時から変わらず。昨オフの会合での両メーカーからの提言を、FNO側が
受け入れた形となった。また、当初FNO側が見込んでいた第3のシャシーメーカー
の参入の可能性が4thシーズンにずれ込みそうな状況を鑑み、4thシーズンから
3社が足並みを揃えられるようFNO側が配慮したとの見方もある。
「今季の改良はうまく機能しています。第3戦でセプターが勝ってくれましたからね、
開発が進んでいることをいい形で証明してくれました。我々は確実にシグマテック
との差を縮められていると確信しています。しかし、今後のことを考えるとFNO側
が提示する予算に適合する開発ペースではやはり、シャシーコンセプトの刷新には
最短でも3シーズンの開発期間が必要だと考えます。ミノーさんともその点では
前回の会議の時に意見が一致していますし、そのときから現在まで互いの認識は
変わっていません。」とはレラの森崎氏。
両メーカーはそれぞれ初年度の昨季から、すでに新型シャシーの開発に着手しているが
来季もう1シーズン現行シャシーに細かな改良を加えた状態で使用し、4thシーズン
に新型を投入する。また新型と呼ばれるシャシーも基本的には現行のコンセプトに
基づいて開発されていると言われており、シャシー自体の持つ性格は基本的に
現行モデルのものを色濃く受け継いでいるといわれる。そのため、本当の意味での
「新型」が登場するのは6thシーズン以降だと予測する向きもある。
今回のデイトン・ビル運営統括部長の訪米でアメリカのデンプシーが第3のシャシー
メーカーとなることが確実視されているが、それも本来FNOは3rdシーズン
からの参入を思い描いていたため、参戦時期が後ろ倒しになったことで本当に4th
シーズンから第3のシャシーメーカーの参戦があるのか疑問視するジャーナリストも
少なくない。いずれにせよ新規参入があるかないかは別として、新型シャシーの投入は
最低でももう1年待たなければならないのは確実のようだ。

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★新型シャシの投入時期についての「トップ会談」に参加した
 レラ・エンジニアリング社長兼技術部長の森崎智恭氏


■中・南米ラウンド展望  

3戦が終了し3名のウィナーが誕生と、昨季同様混戦模様のNeXX。この後の
第4、5戦はブラジル、メキシコと中南米ラウンドへと入ってゆく。昨季はブラジル
ののちアルゼンチンへと転戦したNeXXだが、今季はアルゼンチンにかわって
F-1やフォーミュラEでも人気の高い、エルマノス。ロドリゲス・サーキットで
行われるメキシコGPがカレンダーインした。序盤戦の山場ともいえる中南米ラウンド
果たしてどのような展開になるのか?

◇第4戦ブラジルGP

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舞台は昨季と変わらず、サンパウロ市街地で行われる。今は亡きF-1王者
アイルトン・セナの出生地であるサンタナ地区で行われるこのレース。コースは
1周4kmちょっとのショートコースだが、長短3本のストレートがコースの2/3
を締めており、全開率の高いハイスピードコースだ。また最も長いホームストレートは
コンクリート舗装となっており、数ある市街地サーキットの中でもとりわけ路面の
ミューが低い難所だ。さらにこの時期のサンパウロはまとまった降雨もあり、気を
抜けないサーキットである。昨季はピットブルのマイネが予選PPを獲得、また
市街地コースを得意とするトライアンフのカジワラがフロントローにつけた。
しかし、ドライコンディションだった予選とはうって変わって、小雨のぱらつく
セミウェットでスタートした決勝は、雨の得意なマーキュリーのバトラーが優勝。
このレースでNeXX初優勝を飾った「魔術師」は、ここからチャンピオンロード
歩み始めた。今季もバトラーはここまで未勝利、連覇へ向けて初優勝を飾るのか?

◇第5戦メキシコGP

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昨季はオスカルガルベスで行われたアルゼンチンGPが第5戦だったが、今季は
中米メキシコで行われる。メキシコでのモータースポーツ人気は高く、近年はF-1や
フォーミュラEなどの世界選手権の舞台となっている。しかし今回、開催権料の高騰
が原因で今季のF-1のカレンダーから外れることが決まり、同時にNeXXの開催が
決定した。舞台となるエルマノス・ロドリゲスは1962年開設と古くからある
オールドコース。F-1は1992年まで開催され、その後20年以上の空白を経て
2015年にカレンダーに復帰していた。ヘルマン・ティルケの手によって改修が
施されたコースは、基本的にもともとのレイアウトを活かす形でリファインされたが、
最終コーナーの「ペラルタ」は従来のRの大きな右180度旋回の高速ターンから
大きな客席で囲われた低速テクニカルセクションへと変貌を遂げている。
また、サーキットのあるメキシコシティは標高2300mの高地にあり、空気が薄く
ダウンフォース量が減少するため特殊なセッティングが求められる。1990年代
以前は空気密度の薄さがエンジンパワーにも影響し、1km以上のロングストレート
での最高速が300km/hに届かないこともある特異なトラックだった。
改修前は路面の舗装が荒くバンピーなコースで有名だったが、2015年の改修で
舗装は全面的に改善された。しかし、周囲の環境がそうさせるのかダスティな路面は
相変わらずで、特にホームストレートではマシンが砂塵のごとき埃を巻き上げて
走行するシーンがよく見られる。NeXX初開催となるメキシコ、果たして
どんな戦いが見られるだろうか?


2ndシーズンもまだまだ始まったばかり。選手権は中南米ラウンド2戦を戦って
ようやく中盤戦、ヨーロッパを迎える。その後選手権はユーラシア大陸を横断して
アジアへ渡り、北米大陸で幕を閉じるのだ。ここまで3戦を消化した選手権だが
残りはあと15戦。まだまだ今後の展開の予測はつかない。
今季も文字通り世界を股にかけて行われるNeXX世界選手権、今後の展開から
目が離せない!!


★次号は「中南米ラウンド」、そして欧州戦線「西ヨーロッパラウンド」の特集
 をお届け。また、エストリルテストの模様も特集します。お楽しみに!!

 

Formula NeXXtream 2ndシーズン・3

『Formula NeXXtream 2nd』

□第3戦 ドバイ ドバイ・オートドローム

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 1周:5.39km
 特性:「中速」「常設」
 ターン数:24(56周)

開幕戦は新参チーム、アントネッティのロッソが優勝し
のっけから波乱の展開となった2ndシーズンだが、前戦はピットブルの
ラムダが優勝。チームメイトのマイネとのW入賞でランキングトップに立ち
先輩チームとしての威厳をみせつけた形となったNeXX。そして迎えた第3戦は
舞台を中東はドバイに移して行われる。こちらも今季から参戦の新参チーム
マルドゥークのホームGPとなるレースは、かつてはA-1GPなども開催された
常設サーキット『ドバイ・オートドローム』でのドバイGPだ。
砂漠地帯の気候を考慮し、レースはナイトセッションでの開催となる。
はたしてどんな展開が待っているのか?
1周5.39kmのコースは2本のミドルストレートを有するが、そのほかに
ヘアピン状の低速コーナーやいくつかの大きく回り込む中低速コーナーが存在し
全体的な性格としては中速テクニカルトラックの様相を呈する。
ペルシャ湾に面したドバイモーターシティの区画に隣接しており、近くには
競馬界一の高額賞金レース『ドバイワールドカップ』の舞台となる
メイダン競馬場もある。そして新参チームマルドゥークのオーナーは、チーム
ゴドルフィンを率いて世界の競馬界にその名を轟かせるドバイ王家マルドゥーク家の
ダムハン殿下である。各チームの活躍はもちろんのこと、ドバイ王家率いるチーム
のホームレースでの活躍に注目が集まった。前戦で2台揃っての予選落ちという
苦杯をなめたマルドゥークの巻き返しは? そしてこの砂漠のGPを制するのは
果たして誰か?

<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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赤字は前戦のペナルティによりグリッド降格

セッション別リザルト↓↓↓

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予選落ち(DNQ)↓↓↓

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PP:ニコ・ラムダ(ピットブル)

開幕以来の2戦いずれも波乱続きで、予想外のドライバーが予選で姿を消しているが
今回も御多分に漏れず予選は波乱の展開となった。今回予選不通過の面々は
K.マルケーナス、D.リンドホルム、D.ファング、日向俊郎の4名。
いずれ劣らぬ実力者達であり、ルンドホルム以外の3人はNeXXでの優勝経験者だ。
リンドホルムはフリー走行時に負ったアンダーパネルのダメージが影響しタイムが
伸びず。またマルケーナスとファングはセッション中のメカニカルトラブルで脱落。
日向はタイムアタック時に大きくコースアウト。まさかのドライビングミスで
予選落ちとなった。そんななかPPを獲得したのはピットブルのラムダ。
全セッションを通して好タイムをマークし、最上位を獲得した。
そしてここドバイで躍進したのが、リナルディのM.ポルボローネだ。
開幕戦で予選落ちを経験したポルボローネは、予選落ちだけは避けたいとPQで
ソフトタイヤをチョイスしアタックすると、なんとトップタイムをマーク。
その後Q1、Q2をハードでアタックしQ1は8番手、Q2はラムダに次ぐ
2番手で通過。そしてソフトで臨んだQ3もラムダに次ぐ2番手タイムをマーク。
リナルディは初のフロントローをゲットする。3番手には3戦目にしてようやく
Q1突破をはたしたラスムッセンが続き、4番手には開幕から好調を維持している
バーンズが続いた。クラークソンの新鋭ティルクムが10番手と初のトップ10入り。
そして出場停止明けのセプターが8番手と実力の片鱗を見せつけた。
地元マルドゥークの2台は無事PQを突破。Q1ではリヴィエールが4番手、
グーデリアンが2番手タイムをたたき出すも、Q2では15、16番手となり
惜しくも地元でQ3進出はならなかった。また前戦でペナルティを科された
チャップマンは、Q3で7番手タイムをマークしたものの、10グリッド降格で
17番手スタートとなってしまった。

<決勝レース>

午後7時スタートのナイトレースは、当然のことながら極めて降水量の少ない
砂漠地方のため晴れ。ドライコンディションで行われた。しかし、乾燥した気候で
周りは砂漠地帯の為、砂を被ったコースは極めてダスティなコンディション。
開幕以来2戦ともなにかと雨に祟られたNeXXだったが、第3戦ドバイは
ドライとはいえど一筋縄ではいかないレースとなることが予想された。
各チームのタイヤチョイスは以下の通り↓↓↓

<タイヤチョイス>
◆HARD
<ヴァシュロン>  <ヨコスカ>
バトラー      バロン 
シエナ      デ・ランジェリス 
ラスムッセン 
リヴィエール
カレッジ

◆SOFT
<ヴァシュロン>  <ヨコスカ>
ラムダ        バーンズ
マイネ       カジワラ
ポルボローネ    チャップマン
ゲラ        カブロン
ファーシマス   ヴィックス 
ハイデンフェルド  ティルクム
ラ・ポルタ     宋
フィリオ      セプター
ロッソ
グーデリアン
タンデイ

=ユーズドタイヤ

フロントローセカンドローの4台は問題なくスタート、
後方では5番手スタートのSLOラ・ポルタがロケットスタートを決め
2台抜きで3番手にジャンプアップする。かたや予選ではあまり振るわなかった
前年王者のバトラーは、ティルクムに先行を許し10番手に後退する。
さらに12番手のロッソにも先行を許し、ロッソは10番手に浮上。
中団では地元のグーデリアンも2ポジションアップをはたしていた。

PPのラムダは序盤ペースが上がらず苦労するも、2番手ポルボローネ
仕掛けを抑えてトップを死守。反対にポルボローネはレースが進むと
レースペースの差を埋められず、ズルズルと5番手まで後退する。
予選での速さはなりを潜めた。中段では軽い接触事故あり。地元のグーデリアン
ガジャックのカレッジが接触。スタートでジャンプアップをきめたグーデリアン
だったが、カレッジともどもポジションダウンを強いられる。

ユーズドのソフトでスタートのラムダは序盤からペースを上げられず。
その後ろではノルディックの2台ラスムッセンが3番手、ハイデンフェルドが
5番手に浮上。昨季最後の最後で無冠に終わったノルディックが
トップのラムダに迫る。ラムダは十分なマージンを築けないままユーズドタイヤの
『ガケ』を迎えていた。とここで後方でアクシデント発生。24番手を走行していた
カジワラが前を行くフィリオに仕掛けスピンを喫してしまった。カジワラは
マシンを中破しリタイヤ。ここでセーフティカーが出動する展開となる。
ピットオープンとなった7ターン目にはラムダ、ラスムッセンポルボローネ
タンデイといった面々がタイヤ交換のためピットインする。

★5ターン終了時のトップ10
 1.ニコ・ラムダ
 2.アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ
 3.ケリー・ラスムッセン
 4.アレン・バーンズ
 5.ミック・ハイデンフェルド
 6.ミケーネ・ポルボローネ
 7.アレンザンダー・ロッソ
 8.ジョリー・セプター
 9.アレックス・バトラー
10.セドリック・タンデイ

そして8ターン目にレースはリスタート。ここでタイヤ交換で4番手に後退していた
ラムダは、ロッソ、セプターにもかわされ6番手に後退してしまう。
また中団に埋もれる格好のバトラーもリスタートに失敗。なかなか上位に
進出できない。9ターン目にはハイデンフェルド、ロッソもピットイン。
しかしバーンズ、セプターといったヨコスカ勢はまだ入らない。ヨコスカ勢得意の
セーフティカーを利したオールソフト作戦か? 
はたして10ターン目、ようやくバーンズとセプターがピットイン。
さらにチャイナドラゴンのクルーが会心の作業を見せ、2番手でピットインした
セプターは4番手でコース復帰。セプターには久々に勝機が見え始めた。
思うようにペースを上げられないラムダを先頭に、以下ロッソ、ラスムッセン
セプターと続く。

11ターン目にはユーズドハードを引っ張ったバトラーがピットイン。
ソフトへ換装してコース復帰。これでバトラーは12番手まで後退。
上位勢がすべてタイヤ交換を消化しトップはラムダだったが、すぐ後ろに
ラスムッセンが迫っていた。そして3番手にはセプターがひたひたと忍び寄る。
13ターン目、ついにラムダ、ラスムッセン、セプターのトップ3の差は
1秒以内に接近。そして2番手ラスムッセンがラムダを抜きあぐねている隙をつき
セプターがラスムッセンオーバーテイク。そしてついにラムダまでをもかわし
セプターがトップに立つ。ここでまたもアクシデント発生。
4番手争いの中でラ・ポルタにしかけたハイデンフェルドが、後続のバーンズ
をも巻き込んだ多重接触を引き起こし、ここで2度目のセーフティカー出動。
ラ・ポルタ、ハイデンフェルドはこの間に応急修理のためピットイン。
ダメージの小さかったバーンズは、そのままステイアウトする。

2度目のリスタートとなった15ターン目、セプターは良いリスタートを決めるも
ラムダがついていけず。しかし3番手のラスムッセンがそのあおりを受け
スピードが乗らずロッソの先行を許す。これでラスムッセンは4番手後退。
トップ3はセプター、ラムダ、ロッソの順に。
その後もセプターは順調に後続とのマージンを築いてゆく。そして後方では
ソフトに換装したバトラーが徐々にペースを上げつつあった。
さらにポイント圏内の10番手付近の争いが激化。ティルクム、シエナ、そして
チャップマンが熾烈な入賞争いを繰り広げる。

★15ターン終了時のトップ10
 1.ジョリー・セプター
 2.ニコ・ラムダ
 3.アレンザンダー・ロッソ
 4.ケリー・ラスムッセン
 5.セドリック・タンデイ
 6.アレン・バーンズ
 7.ミケーネ・ポルボローネ
 8.アリエル・ティルクム
 9.アレックス・バトラー
10.スティラノ・シエナ

先頭グループはセプター、ラムダ、ロッソが僅差で接近戦を展開。
しかしハード→ハードでつないだ4番手ラスムッセンは、若干水をあけられ始めた。
後方ではソフトタイヤに交換したバトラーが7番手に浮上、
そしてリナルディのシエナがティルクムをかわして9番手に浮上していた。
リナルディはポルボローネシエナが共に入賞圏内におり、W入賞での
初ポイント獲得のまたとないチャンスを迎える。
ソフトタイヤし交換したバトラーは俄然ペースが良い。前を行く6番手バーンズが
ピットインし、さらにタイヤのタレが顕著なタンデイにも追いつき5番手浮上。
『魔術師』が本領を発揮し始めた。

18ターン目、2番手ラムダ、3番手ロッソが相次いでピットイン。
最後のタイヤ交換を済ませる。2人とも最後のスティントはソフトで挑むが
それぞれクルーが交換に手間取りややタイムロス。はたしてこれが今後の展開に
どう影響してくるか? 後続の上位陣も続々とピットイン。
タンデイ、ポルボローネ、ティルクム、バロンと、全車最後のスティントは
ソフトに履き替えて出てゆく。そして19ターン目、先頭を行くセプターも
満を持してピットイン。2番手に浮上していたラスムッセンともども
ソフトに交換してピットアウトしてゆく。ここから上位勢は全車ソフトで
ラストスティントが始まる。そしてアウトラップでタイヤにうまく熱の入らない
ラムダをついに、ロッソがオーバーテイクし2番手に浮上する。

そのとき後方でビッグアクシデント発生!!
バロンにオーバーテイクを仕掛けたハイデンフェルドが接触
接近していた後続を巻き込んで大クラッシュを引き起こしてしまう。
これにより当事者のバロン、ハイデンフェルドに加え、後ろに連なっていた
マイネ、ヴィックス、ゲラまでもが巻き添えを食う羽目に。
事故に絡んだ上記5台は全てリタイヤを喫し、レースは最終盤にきて
セーフティカーが出動する展開となる。今レース3度目のセーフティカーだ。

13ターン目のラ・ポルタとの接触に引き続き
このレース2度目の事故当事者認定をされてしまったハイデンフェルド。
今度の事故はブロックしたバロンも体勢を崩しており、状況としては微妙で
あったものの被害台数の多い複合事故のためレーススチュワードは
仕掛けたハイデンフェルドを当事者認定。次戦第4戦での5グリッド降格ペナルティ
の裁定を下した。1度目の事故後にはマシンの応急修理に時間を費やし、
その上でピットスルーペナルティまで受けながらも18番手を走行していた
ハイデンフェルドだったが、報われない結果でレ―スを終えた。

そしてこのセーフティカーラップで、2スティント目のソフトを引っ張った
バトラーが最後のタイヤ交換でピットイン。マーキュリーのクルーも最高の作業で
送り出し、バトラーはタンデイの前6番手でコース復帰する。
レースは21ターン目にリスタート。
残り3ターンのウルトラショートスティントとなった。

リスタートを決めたのはトップのセプターとロッソ。
セプターは集団から頭一つ抜け出し、ロッソもそれに続く。
一方ラムダはやや立ち遅れる。しかし後ろのラスムッセンは何とか抑え3番手を死守。
さらに22ターン目にはセプターがレースファステストを記録。
ロッソとの差を拡げにかかる。そのすぐ後方で白煙!!
なんと、3番手走行のラムダのマシンからであった。ラムダはゆるゆると
コース脇にマシンをとめてリタイヤ。ミッションがブローしレースを終えた。
ポールトゥウィンでの連勝を目論んでいたラムダが、終盤で消えた。

レースはセプターがトップを死守。
しかしその後ろではやや水をあけられたロッソに、ラスムッセンをかわして
3番手に浮上したバトラーが追いつく。バトラーは22ターン目に
レースファステストをマーク。そしてついに23ターン目にはロッソをもかわす。
さらにレースファステストを更新したバトラーは、怒濤の追い上げで
ついに2番手に浮上してきた。

しかしレースはセプターがトップを守り切り、昨季開幕戦以来の優勝。
13ターン目にトップに立ってからは、一度も他車にポジションを譲らなかった。
2位は終盤怒濤の追い上げを見せたバトラー。3位には開幕戦の覇者ロッソが入った。
以下4位ラスムッセン、5位は3戦連続入賞のバーンズ。そして6位ポルボローネ
7位シエナとリナルディの2台が揃って初入賞。チームに14ポイントを持ち帰った。
8位には宋が入り、チャイナドラゴンもW入賞。そして9位タンデイ、
10位カブロンは今季初入賞となった。

前戦の覇者ラムダだったが、開幕戦と第3戦をリタイヤし
ノーポイントでランキングは4位。開幕戦の覇者ロッソが43ポイントで2位も
3位のバーンズ、そしてトップのバトラーは未勝利。昨季王者のバトラーは
高い安定性を発揮し、第3戦を終えて未勝利もポイントランキングのトップにいる。
またセプターはこの優勝でランキング7位に登場、宋の活躍もあり
チャイナドラゴンはチームランキング2位につける。実質セプター一人で戦っていた
昨季とは大きな違いだ。また、昨季の王者ピットブルはノーポイントで4位に後退。
トップはマーキュリーで、それを4ポイント差でチャイナドラゴンが追う展開。
3位にはアントネッティがつけ、好調バーンズの活躍でエヴァー・グラハムが
5位につけている。

第3戦が終わって、昨季同様に3戦で3人のウィナーが誕生。
今季も混戦模様がデフォルトのNeXX。昨季は不振におわったリナルディや
エヴァー・グラハムなどの躍進も光る。またドライバーでは、昨季前半不調だった
ロッソが新チームで躍動している感がある。シーズンはまだまだ序盤、
あと15戦で展開がどう変わるかは、現時点では全く予測のつかない状態だ。

最終リザルト↓↓↓

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Winner:ジョリー・セプター(チャイナドラゴン)

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャラーランキング↓↓↓

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次戦第4戦は、開幕戦以来3戦ぶりの市街地レース。
ブラジルはサンパウロ市街地でのブラジルGPだ。
相も変わらず混戦模様のチャンピオンシップは、情熱の国でどんな展開を迎えるか?
こうご期待!!

Formula NeXXtream 2ndシーズン・2

『Formula NeXXtream 2nd』

□第2戦 インドネシア セントール・インターナショナル・サーキット

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 1周:4.12km
 特性:「高速」「常設」
 ターン数:27(74周) 

オーストラリアでの開幕戦は、アレンザンダー・ロッソが
なんと初参戦のアントネッティチームに初優勝をもたらすサプライズで
幕を閉じたNeXX。2ndシーズン第2戦の舞台は、こちらも昨年と同じ
東南アジア、赤道直下は常夏の国インドネシアで行われる。
3月のインドネシアは雨期の終わり。常夏の国の日中の気温は30度を超え
夜でも20度を下回ることはない。また雨期は終わりに近づいているものの
気候は不安定で、昨季もレース中にスコールにみまわれ波乱含みの展開となった。
1周4.12kmのショートコースは2つのヘアピン、1つのシケイン
直線で結ぶようなストップアンドゴーのレイアウトで、1km近いストレートも
存在するハイスピードサーキットだ。天候条件含め展開予想の難しいレース、
昨季は完走13台と荒れた展開のなか、ピットブル勢が1-2フィニッシュ。
ラムダがNeXX初優勝を飾ったが、今年はどうか?

<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓ 
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セッション別リザルト↓↓↓

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予選落ち(DNQ)↓↓↓

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PP:アレン・バーンズ(エヴァー・グラハム) 

第2戦インドネシアGPの予選セッションは、降りしきる豪雨のなか行われた。
セッション開始30分前に降り出した雨は、勢いを弱めることなく降り続き、
FNOは午後1時開始の予選セッションのディレイ(遅延)を発表。
しかし、1時間待っても弱まる気配のない雨に、ついにFNOはウェットでの
セッション開始を決断。予選は大雨の中行われることとなった。
PQではなんとマルドゥークの2台がそろって敗退、参戦2戦目にして
早くも予選落ちという苦杯を舐めた。また、開幕戦でペナルティを受けこのレース
出場停止のセプターの代わりに、チャイナドラゴンから出走したベネズエラ
カストル・エルドラードも雨に翻弄され予選落ち。苦いデビュー戦となった。
そんな荒れた展開のなかPPを獲得したのが、エヴァー・グラハムのバーンズ。
NeXX初PP獲得だ。昨季は序盤から期待を裏切り続けた『F1四天王』の一角が
ようやく目を覚ました。フロントローには雨のレース大得意のファングがつける。
前戦予選落ちの屈辱を味わったマイネが3番手と挽回、そしてなんとガジャックの
ルーキーカレッジが4番手と、雨で驚異の速さを見せつける。さらには6番手に
マルケーナス、8番手フィリオ、9番手日向、10番手バトラーと、雨が得意な
面々がトップ10に残った。対して『F1四天王』ラムダは11番手、そして
開幕戦の覇者ロッソは14番手に沈む。さらにノルディックのラスムッセン
前戦に続き17番手でQ1敗退と、苦しい戦いを強いられることとなった。
開幕戦2位表彰台の宋昇龍も、雨に翻弄され25番手に沈んだ。
決勝も天候に翻弄されるレースとなるのだろうか?


<決勝レース> 

大雨だった予選とはうって変わって快晴となった決勝当日。
30度を超える気温、そして湿度80パーセントを超える蒸し暑さのなか
レースはスタートする。路面温度もやや高く、タイヤにもキツイレースになる
ことが予想された。また約1時間半のレースタイム中、つねにスコールの発生を
想定しながら戦わなければならず、各チームはタイヤ戦略に頭を悩ませる。
各チームのタイヤチョイスは以下の通り↓↓↓

<タイヤチョイス> 
◆HARD 
<ヴァシュロン>            
12:N.ラムダ(ピットブル)     
 7:K.マルケーナス(マーキュリー)   
26:M.ポルボローネ(リナルディ)  
34:S.シエナ(リナルディ)        
33:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア
14:K.ラスムッセン(ノルディック)
50:A.ラ・ポルタ(SLO)
77:A.ロッソ(アントネッテイ)
25:C.タンデイ(ガジャック)

<ヨコスカ>
15:日向 俊郎(トライアンフ
 6:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ
21:A.ティルクム(クラークソン)
 0:宋 昇龍(チャイナドラゴン)

◆SOFT
<ヴァシュロン>  
30:R.マイネ(ピットブル)       
 1:A.バトラー(マーキュリー)      
 4:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア)       
91:M.ハイデンフェルド(ノルディック)       
 3:A.フィリオ(SLO)      
57:D.リンドホルム(アントネッテイ)       
16:J.カレッジ(ガジャック)

<ヨコスカ>
 2:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
10:J.バロン(エヴァー・グラハム)
44:J.カジワラ(トライアンフ
 5:J.チャップマン(アブラモビッチ
17:T.ヴィックス(プルトン)
11:D.ファング(クラークソン)


レースは大きな混乱なくスタート。
初のPPスタートとなったバーンズはスタートをうまく決め、
頭一つ飛び出す。しかしフロントロー2番手のファングの出が悪く
ファングは3番手マイネに前へ行かれてしまう。さらに4番手スタートのカレッジも
スタートを失敗。5番手のチャップマンの先行を許す。
さらには10番手からスタートで1つポジションアップしたバトラーが
オープニングラップで躍動。第3ターンで前を行くフィリオをかわして8番手浮上、
さらに最終ターンでチームメイトのマルケーナスをもかわし7番手へジャップアップ
していた。中段スタートの開幕戦覇者ロッソもフライングラップ、一気に
ポジションを9番手まで上げていた。

混乱なくスタートしたレースだが、2ターン目には早くも脱落者が出る。
SLOのラ・ポルタが電気系トラブルでコースにマシンを止めた。
ラ・ポルタはオープニングラップでファーシマスと接触し、最後尾まで落ちており
接触の際の衝撃がトラブルの原因と考えられた。

3ターン目には先頭グループをゆくファングにも異変。
4番手カレッジが、動きの鈍ったファングをかわして3番手に浮上する。
ファングは序盤からブレーキにトラブルを抱えていた。
この時点で10番手スタートのバトラーは5番手に浮上、さらに
11番手スタートのラムダは入賞圏内10番手に浮上。

トップ争いはバーンズとマイネ。前戦予選落ちのうっ憤をぶつけるような
快走のマイネ。トップのバーンズに度々並びかけるも、バーンズも
巧みなブロックラインで譲らず。一進一退の攻防が続く。

★5ターン終了時点のトップ10 
 1.アレン・バーンズ
 2.ルドルフ・マイネ
 3.デイヴィス・ファング
 4.アレックス・バトラー
 5.ファン・カレッジ
 6.デイヴィス・リンドホルム
 7.ジョンブル・チャップマン
 8.カーティス・マルケーナス
 9.ニコ・ラムダ
10.アンドレアス・サントス・フィリオ

レースは快晴のまま進む。
6ターン目にカレッジがピットイン。ルーティンストップだがやや早い。
やはり天気がタイヤに影響を及ぼしているのか、それともカレッジの激しい走りの
影響か? トップのバーンズ、マイネは共に様子見。ピットインの気配はない。
そして後方ではラムダがペースアップ。マルケーナスを抜き7番手に浮上した
ラムダはリンドホルムを、彼と接近戦を繰り広げていたチャップマンごと長い、
そして広いホームストレートを利用しまとめてオーバーテイク
神業ともいえる『2台抜き』でなんと5番手に浮上する。

そして7ターン目にトラブル。
開幕戦覇者のロッソがコース上で白煙を上げてストップしていた。
エンジンブローでのリタイヤだった。これでセーフティカーが出動。
セーフティカーラップを利用しマイネ、ファング、チャップマン、リンドホルム
といった上位勢が一斉にピットイン。トップのバーンズはハードタイヤの為
ステイアウトを選択した。ラムダ、バトラーもステイアウトし戦況を見る。

リスタートでも大きな混乱は見られずレースは再開する。
10ターン目には先頭のバーンズがピットイン。さらにセーフティカーラップで
ソフトを延命できたバトラーもピットインしハードへとスイッチ。
前方では2セット目のソフトの感触が良いファングがペースアップ。
ブレーキにトラブルを抱えながらも前を次々とかわして2番手に浮上する。

12ターン目にはステイアウトで独走状態となったラムダがようやくピットイン。
ハードからソフトに換え4番手でコース復帰。そしてここからヴァシュロンのソフトを
履いたラムダの本領が発揮される。前をゆくマイネ、バーンズをするするとかわし
トップを行くファングに肉薄する。ここからレースはラムダとファングの
一騎打ちの様相を呈してゆく。F1でも見られた白熱のライバル対決だ。

そして15ターン目、ファングがラムダに並びかけ、
両者譲らないサイドバイサイドのバトルを展開も、ブレーキにトラブルを抱える
ファングが屈しついにラムダがトップに。

★15ターン終了時点のトップ10 
 1.ニコ・ラムダ
 2.デイヴィス・ファング
 3.アレン・バーンズ
 4.ルドルフ・マイネ
 5.アレックス・バトラー
 6.ジョンブル・チャップマン
 7.デイヴィス・リンドホルム
 8.カーティス・マルケーナス
 9.セドリック・タンデイ
10.スティラノ・シエナ

16ターン目、2番手のファングがラムダより先にピットイン。
最後のスティントはハードで臨む。その後方で異変。チャップマン、リンドホルム、
タンデイの3台がそれぞれピットに戻りマシンを降りた。前のターンでの
7番手争いで多重接触が発生、3台が3台ともマシンにダメージを負っていた。
なお、この事故を引き起こしたして当事者認定されたチャップマンには
翌戦での予選10グリッド降格ペナルティが課せられた。
6ターン目に接触でリタイヤしたカジワラも同様のペナルティをかせられており
共に次戦は予選を突破した場合でもポジション降格処分となってしまった。
またチャップマンはレース途中エンジンにもミスファイアのトラブルを抱えていた。

後方ではソフトへ交換した日向がペースアップ、カレッジをかわして8番手浮上。
さらにその後方でも入賞圏内をかけた激しいバトル。2台とも後方スタートと
なったノルディック勢が、ラスムッセン9番手、ハイデンフェルド10番手と
ポイント圏内まで浮上してきた。

19ターン目、ソフトを使い切ったラムダが2度目のピットイン。
ハードへ換えるも作業にやや手間取り、ファングとの間にあったマージン6を
全て吐き出してしまう。ファングは16ターン目に先にタイヤ交換しており
最後のスティントはお互いハードで、マージン0での接近戦となった。
ファングは序盤からブレーキトラブルを抱えながらの快走である。
さらにハードを引っ張りまだ2度目のタイヤ交換をしていないバトラーが3番手、
マイネ、バーンズ含め5台がマージン0の大接近戦で終盤を迎える。

後方では20ターン目に6番手日向、21ターン目に4番手マイネが
そしてバーンズがタイヤをライフの限界まで引っ張ってピットイン。
残り5ターンのショートスティントにかける。しかしここで、まさかの事態が発生。
なんと22ターン目、これまで晴れていた空から大粒の雨が落ちてきた。
スコールである。

すでにホームストレートを通過していたマルケーナスより後ろが全台
泡を食ってピットイン。日向、ハイデンフェルド、ポルボローネ、カレッジ
バロン、フィリオ、デ・ランジェリス、ファーシマスと続々とタイヤ交換。
数ターン前に2度目のタイヤ交換を終えた面々もやむなくピットイン。
ピットは大混乱となった。
濡れた路面をスリックタイヤで走ることを余儀なくされた上位グループも
慌てて次ターン(23ターン)にピットイン。しかし、ピットブルはラムダと
マイネが僅差で同時にピットインしたため、ラムダの作業を優先。
マイネはラムダの作業終了を待たされる羽目になり、バトラーとの差が開く。

突然の大雨に綱渡りのレースを強いられる面々。
上位ではファング、バトラー、日向などが雨を得意としているが、
この豪雨ではおいそれと仕掛けられない。
そんななか、一時はポイント圏外まで後退していたカレッジが順位を上げる。
大雨の予選でも速さを見せた新鋭が26ターン目にはついに、
ハイデンフェルドをかわして8番手までポジションを回復していた。

トップをいく2台は1秒差以内の接近戦。
しかし、仕掛けた際のリスクを考え派手なアクションもできず。
最終ターンにファングが仕掛けるも、ラムダもすんでのところで守り切り
レースはラムダがトップチェッカー。昨年に続いての優勝となった。
2人のドッグファイトには近づけなかったバトラーは3位で表彰台圏内を確保。
離れた4番手には、開幕戦予選落ちの屈辱を味わったマイネが入った。
最後の最後でバーンズをかわした日向が5番手に入り、『雨の日向』の面目躍如。
PPのバーンズは6番手だったが、今季は開幕から好調を維持している。
マルケーナスが2戦連続で8位入賞。そしてハイデンフェルド、カレッジ、
サントス・フィリオの3人が今季初入賞を果たした。

一方で開幕戦の覇者ロッソは、序盤でエンジンブローの為リタイヤ。
開幕戦2位の宋昇龍もリタイヤと、1戦ごとにガラッと顔ぶれの変わる表彰台は
今季も変わらず。今季もドライバーズ選手権は混戦模様を予感させる結果となった。

開幕戦はノーポイントとなった前年王者チームピットブルも
第2戦ではしっかりと2台で37ポイントを持って帰りトップに立つ。
マーキュリーが33ポイントで2位に続く形は昨季と一緒だ。
しかし今季は3位に新鋭アントネッティ、そして4位には昨季不振だった
エヴァー・グラハムが続き、こちらも今後の展開が予想しにくい状況だ。


最終リザルト↓↓↓f:id:pontsuka0729:20201122123716p:plain

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Winner:ニコ・ラムダ(ピットブル)


ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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次戦は3月最終週のポールリカールでの合同テストを挟んでの
第3戦ドバイGP。昨年はアブダビで行われた中東ラウンドは、今季マルドゥークの
参戦に合わせて舞台をドバイに移して行われる。かつてはA-1GPや
FIA、GT選手権などが行われたドバイ・オートドローム
テクニカルなミドルスピード・トラックだ。こうご期待!!

 

Formula NeXXtream 2ndシーズン ■ルール改訂

えー、つい先日2ndシーズンが開幕したNeXXですが、
開幕戦前に急きょ変更したルール、レギュレーションがあります。

それが、予選方式です★

昨季までは全車が2回ずつアタック(3D+判定値)し
どちらか速い方のラップ(出目が大きい方)を採用してグリッドを
決めていましたが、今季からは現在のF1と同様の
ノックアウト方式へ変更しました。
まあなんかその方がエキサイティングだなと思ったのでねwww

で、NeXXはさらに決勝グリッド規定が26台に対し
参戦台数が30台のため、毎戦4台の『予選落ち』が発生するため、
それもあわせてノックアウト方式にした方が面白いと判断し
この方式を急きょ採用しました☆★☆

しかし、問題なのがタイヤのレギュレーション。
昨季は必ず予選で使用したタイヤを決勝でも使用しなければならず、
しかも予選で使用したタイヤは新品よりライフが2短いという設定でした。
また昨季のNeXXは単純に全車2回アタックだったため
『予選使用タイヤは単純に新品よりもライフ値▲2』で通用したんですが
ノックアウト方式にすると、最大で4セッションのアタックが必要で
ユーズドタイヤの設定をどうするかで少々悩みました。
しかも開幕戦は予選の天候が『小雨』だったため、
決勝は全て新品タイヤを使用してよいことになりました。

さあ、考えました、ワタシ汗汗
まとまったのが以下の通りです↓↓↓

◆NeXX 2ndシーズン予選概要

グリッド決定方式ノックアウト方式
基準値:走行判定値+3D

◇予選セッションは以下のルールに則って行われる。

PQ(プレ・クオリファイ)
参加30台全車が1回アタックし、下位4台が予選落ちとなる。

Q1
予選通過26台が全車1回アタックし、上位16台がQ2へ進出。
Q1の結果により17番手~26番手までの順位が決定。

Q2
Q1上位16台が全車1回アタックし、さらに上位10台がQ3へ進出。
Q2の結果により11番手~16番手までの順位が決定。

Q3
残った10台で上位グリッドを争う。PP~10番手までの順位が決定。

◇予選~決勝へのタイヤの使用ルール。
・決勝では予選で使用したタイヤを必ず1セット使用しなければならない。
・予選で使用するタイヤはハード、ソフトそれぞれ1セットずつとする。
・ハード、ソフトの両方を予選で使用した場合、決勝で使用するタイヤは
 そのいずれか1セットとする。

◇予選で使用したタイヤ(ユーズドタイヤ)の決勝での取り扱い
・予選で使用したタイヤは、決勝ではライフ値を減じて使用する。
・ライフ値減算の考え方は以下の通り
 予選で1セッションのみ使用 → 新品ライフ値▲1
 予選で2セッション使用   → 新品ライフ値▲2

Ex1.Q3進出者(4セッション走行)の場合
 PQ:ハード
 Q1:ハード
 Q2:ソフト
 Q3:ソフト
この場合、決勝で使用するユーズドタイヤはソフト、ハードいずれも
ライフ値▲2で使用。

Ex2.Q2敗退車(3セッション走行)の場合
 PQ:ソフト
 Q1:ソフト
 Q2:ハード
この場合、決勝ではソフト、ハード共に選択可能だが、ハードの場合はライフ値
▲1、ソフトを使用する場合はライフ値▲2となる。

そのため、PQ通過ののちQ1敗退したドライバーが、決勝では最も消耗の少ない
タイヤを使える者となり、Q3まで残ったドライバーはハード、ソフトどちらを
選んでも決勝ではライフ値▲2での使用となる。

※予選は1発勝負のため、ライフ値の概念は適用しないものとする。


2ndシーズンは以上のルールに基づき、予選を行います!
では、近日中に第2戦インドネシアGPを開催したいと思います!!

お楽しみに☆★☆

 

Formula NeXXtream 2ndシーズン・1

『Formula NeXXtream 2nd』

□開幕戦 オーストラリア サーファーズパラダイス市街地

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 1周:4.47km
 特性:「中速」「市街地」
 ターン数:25(68周) 

いよいよ開幕を迎えた2ndシーズンのNeXX!!
昨季はドライバー、チームともにタイトル戦線は最終戦までもつれ、
大盛況のうちに1stシーズンを終えたNeXXが、約3カ月半の
オフシーズンを経てまた、開幕の地オーストラリアへと帰ってきた!!
今季の開幕の舞台もここ、世界有数のビーチリゾートであるゴールドコースト
世界のサーファーたちの憧れの地、サーファーズパラダイスだ。
ビーチ沿いの公道を封鎖して行われるストリートレース。ミューが低くて
さらにバンピーな路面、3つの即席シケインにいくつかの高速セクションと
速度域もそこそこ高く、それでいてテクニカルなセクションも内包する難所だ。
また、今季からは昨年参戦した12チームに加え、新たに3チーム6台が新規参戦。
決勝はフルグリッド26台となり、毎戦必ず4台の予選落ちが発生することに。
昨季はランキング上位のドライバーでも、マシン特性の合わないサーキットでは
下位に沈むことがあったNeXX。今季は上位陣と言えども一つのミスが
まさに命取りとなる。今季は開幕戦からすでに熾烈なサバイバルだ。
そしてこの予選では、さっそく実力者の一人がその洗礼を受けた。
予選から早くも波乱の展開の開幕戦、決勝レースはどうなってしまうのだろうか!?


<予選>
予選結果は以下の通り↓↓↓

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セッション別順位↓↓↓

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予選落ち(DNQ)↓↓↓

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PP:アレンザンダー・ロッソ(アントネッティ

今季から予選方式が変更になったNeXX。昨季は各車2度のアタックラップを
行い、速い方のタイムで順位が決定していたが、今季からはノックアウト方式を採用。
全30台が出走するPQから始まりQ1、Q2、そしてQ3と計4セッションを走行。
セッションが進む度に都度一定数が脱落してゆくという生き残り合戦だ。
そして、早くもこの予選方式が大きな波乱を巻き起こした。
これを波乱の結果と呼ぶべきか否か? 小雨振るセッションで予選PPを獲得したのは
昨季1勝をあげランキング7位で終えたアレンザンダー・ロッソだ。実力者である。
しかしロッソは今季、新規参戦のアントネッティからエントリーしている。
つまりは、新規参戦チームがデビュー戦でPPを獲得したのだ。
PQを22番手で辛くも通過したロッソだがQ1、そしてQ3で最速をたたき出し
見事PPをもぎ取った。対して新方式の洗礼を受けたのがルドルフ・マイネだ。
PQ序盤のアタックでアンバーパネルにダメージを負ったマイネは、マシンのリペアが
間に合わず。なんと昨季PP3回、優勝1回の猛者が開幕戦の予選脱落者となった。
フロントローには初代王者のバトラーがつけ、2列目には日向と宋昇龍のアジア勢。
そして昨季は開幕から躓いたエヴァー・グラハムの2台がバーンズ5番手、ルーキーの
バロンが10番手と躍動した。新規参入勢ではアントネッテイとマルドゥークが
2台とも予選通過。ガジャックのベテラン、タンデイが予選落ちを喫した。


<決勝レース>
終始小雨がぱらつく天候だった予選とはうって変わり、決勝は快晴。
各車のタイヤチョイスは以下の通り↓↓↓

<HARDスタート>
 1:A.バトラー(マーキュリー)     M
 2:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)  Y
 5:J.チャップマン(アブラモビッチ)  Y
 8:A.カブロン(プルトン)       Y
34:S.シエナ(リナルディ)       M
21:A.ティルクム(クラークソン)    Y
33:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア)  M
 9:J.セプター(チャイナドラゴン)   Y
14:K.ラスムッセン(ノルディック)   M
50:A.ラ・ポルタ(SLO)       M
57:D.リンドホルム(アントネッティ)  M
18:J.グーデリアン(マルドゥーク)   M

<SOFTスタート>
12:N.ラムダ(ピットブル)       M
 7:K.マルケーナス(マーキュリー)   M
10:J.バロン(エヴァー・グラハム)   Y
15:日向 俊郎(トライアンフ)      Y
 6:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ)Y
17:T.ヴィックス(プルトン)      Y
11:D.ファング(クラークソン)     Y
 0:宋 昇龍(チャイナドラゴン)     Y
91:M.ハイデンフェルド(ノルディック) M
77:A.ロッソ(アントネッティ)     Y
27:B.リヴィエール(マルドゥーク)   M

レースはロッソがPPからロケットスタートを決め、頭二つほど飛び出す。
対して3番手スタートの日向は出足がつかず、4番手の宋に先行を許してしまう。
そして混乱はその後方で起きた。6番手のラ・ポルタがモタついたのに端を発し、
その後方のカブロンとフィリオが接触。そこに12番手スタートのセプターが
突っ込み前後4台を巻き込む『ビッグワン』発生。開幕戦はスタート直後に
セーフティカーが出動する大波乱の幕開けとなってしまう。

この多重事故によりセプター、カブロン、フィリオ、そしてラムダ、ファングといった
有力勢が巻き込まれ、姿を消した。カブロンとフィリオのもたつきに端を発した
多重事故だが、スチュワードは事故の原因を作ったのはセプターと断定し、
セプターはなんと次戦出場停止のペナルティを科されてしまう。
昨季開幕戦の覇者は、早々に姿を消したうえ次戦もノーポイントが確定してしまった。
また、セーフティカーラップ中にノルディックのハイデンフェルドがゆるゆると
ピットイン。9番手スタートのハイデンフェルドは燃料圧力低下のトラブルで
ピットでマシンを降りた。これで開幕戦は2tnで早くも6台がリタイヤした。

3tn目にレースはリスタート。ここでは大きな混乱はなくレースが再開してゆく。
スタート時はモタついたラ・ポルタがリスタートをうまく決め、バーンズの前に出る。
リスタート後は接近戦となった上位勢、4tn目にはバトラーがロッソをかわし
いっとき先頭に立つ。これが初代王者の意地だ。しかしロッソもすぐに応戦し
トップを奪い返す。上位はしばらく接近戦を展開してゆく。


★5tn終了時点のトップ10
 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:A.バトラー(マーキュリー)
 3位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 4位:日向 俊郎(トライアンフ
 5位:A.ラ・ポルタ(SLO)
 6位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
 7位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 8位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 9位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
10位:J.チャップマン(アブラモビッチ


ソフトスタートのヴァシュロン勢ロッソは、先行逃げ切り作戦。
6tn以降次第にロッソはペースを上げ始め、2番手以降を引き離し始める。
そんな中3番手の宋がバトラーをかわして2番手浮上、さらに日向にもかわされ
バトラーは4番手後退。どうもハードタイヤとのマッチングが良くないようだ。
そして後方でトラブル発生。15番手走行中の新鋭リヴィエールのタイヤがパンク。
後続のカレッジとの接近戦でタイヤを切られたようだ。リヴィエールははやくもここで
タイヤ交換を強いられてしまう。

7tn目には全車中トップを切って、ロムニ・ダキアのゲラがルーティンストップ。
1度目のタイヤ交換を済ませる。ここからソフト勢が続々と最初のタイヤ交換のため
ピットインしてくる。先頭のロッソも8tn目にピットイン。
ソフトからソフトへ繋ぐ。
ロッソのピットインでトップに立ったのはチャイナドラゴンの宋昇龍。
NeXXデビュー4戦目の中国人ドライバーが開幕戦でリードラップを刻む。

10tn目にその宋がピットイン。そして2番手に続く日向もピットイン。
ともにソフトからソフトへとつなぐ。セーフティカーラップでタイヤを温存できた
ヨコスカ勢は、ソフトスタートの全車がこの時点で全スティントをソフトでつなぐ
戦略へとスイッチ。この『オールソフト戦略』ができるのがヨコスカ勢の強みだ。
しかしヴァシュロン勢も負けてはいない。上位勢が全車1回目のストップを終えると
再びトップに立ったロッソはぐんぐんペースアップ。そして、予選では17番手と
ふるわずQ1敗退となった昨季ランキング3位のラスムッセンが、この時点で
早くも入賞圏内まで浮上してきていた。また、後半戦にソフトを2セット温存していた
ラ・ポルタも徐々にペースアップ。15tn目には3番手まで浮上していた。

15tn目にはロッソが2度目のピットストップ。
前半をソフト2セットでつないだロッソは、後半をハード1セットで乗り切る戦略。
充分なマージンを稼いでピットインしたがしかし、ここでアントネッティのクルーが
やや作業に手間取りタイムロス。トップでコース復帰したものの、2番手宋が
すぐ背後まで迫っていた。後続はソフト勢、ロッソはハード。
さて後半戦はどうなる?


★15ターン終了時点のトップ10
 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 3位:A.ラ・ポルタ(SLO)
 4位:A.バトラー(マーキュリー)
 5位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 6位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 7位:日向 俊郎(トライアンフ
 8位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
 9位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
10位:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ


17tn目に上位陣で事故発生。ポジションを入れ替えながら3番手を争っていた
ラ・ポルタとバトラーが接触。両者とも大きなダメージはなかったものの、
しかけられたバトラーが大きく立ち遅れてしまう。
昨季王者も開幕戦はややツキがないか。
18~19tn目頃にはほぼ全車が2回目のピットストップを終え、レースは
いよいよ終盤戦へ突入。3セット目のソフトの感触がいい2番手宋が、相変わらずの
好ペースで逃げるロッソに唯一ついていけていた。レースはロッソと宋の一騎打ちの
展開に。上位陣3番手以降は9番手までほぼ団子状態の接近戦。
20tn目に2セット目を引っ張ったバーンズがピットストップを終え、いよいよ
ラストスティントへ。

21tn以降トップ争いは膠着。リスクを考慮し仕掛ける最適タイミングを待つ宋、
対するロッソもタイヤがキツく思うようにペースを上げられない。
そんな中二人の後方で異変発生。
3番手のラ・ポルタがややスローダウンし始めた。ギアボックスから
のオイル漏れがレースペースをダウンさせていた。ラ・ポルタは徐々に後退、これで
なんと17番手スタートのラスムッセンが、3番手に浮上してきた。今季タイトル奪取
にかけるデンマーク人は、強かにレースを戦っていた。

そしてレースはロッソのテールに宋がぴったり張り付いたまま最終tn。
宋は満を持して仕掛けるが、ついにロッソはトップを明け渡すことなくチェッカー。
NeXX2ndシーズンの開幕戦は、なんと新規参入アントネッティのロッソが
優勝し、見事な『デビューウィン』を飾った。2位にはチャイナドラゴンの宋昇龍。
デビュー4戦目で2位表彰台と、驚異の速さを見せつけた。
そして特筆すべきは3位か。17番手スタートのラスムッセンが強かに、
クレバーに戦い表彰台をもぎ取った。
昨季は開幕戦から大きく躓いたエヴァー・グラハム勢がバーンズ4位、バロン9位と
W入賞を果たし、21番手スタートのマルケーナスが8位としぶとさを見せた。
対して昨季王者のバトラーは5番手と精彩を欠き、セプター、ファング、ラムダの
『F1四天王』の3人が、オープニングラップで姿を消す波乱のレースだった。

新規参戦チームは、決勝へ進んだ全5台が完走を果たすも、ポイントを獲得できた
のは優勝のロッソのみ。予想されていたことではあったが、ニューカマーたちには
厳しい船出となった。また、昨季開幕戦と比べても入賞者の顔ぶれは大きく変わり
今季もNeXXは混戦模様の選手権が展開されることが浮彫りとなった。


最終リザルト↓↓↓

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Winner:アレンザンダー・ロッソ(アントネッティ

ラップチャート↓↓↓

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ドライバーズランキング↓↓↓

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チーム・マニュファクチャーランキング↓↓↓

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次回第2戦の舞台は、東南アジアはインドネシア
ハイスピードトラック、セントールでのインドネシアGPだ。
雨期のインドネシアは天候が不安定、昨年はレース中にスコールが発生し
大波乱の展開となった。今季はどうなるか? お楽しみに!!!

Formula NeXXtream 2ndシーズン・1 <決勝レース・後半>

◆後半戦

さて、今回もNeXX2ndシーズン開幕戦
オーストラリアGPのもようを引き続きお送りします!!
今回は、全25ターンのレースの後半戦
11~25ターンの戦いをお送りします☆★

前回の10ターンまでで、度重なる「1ゾロ地獄」に見舞われたレース、
スタートで6台がリタイヤしております。また、10ターン前後から
各チームタイヤ交換でのピットストップも発生し始め、
レースはますます行方の分からない展開になります!!

では後半戦、どんな展開になるのか?
そして勝つのは誰か!? どうぞお楽しみください☆★☆


★10tn終了時点順位
 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 3位:A.バトラー(マーキュリー)
 4位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 5位:A.ラ・ポルタ(SLO)
 6位:日向 俊郎(トライアンフ
 7位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
 8位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 9位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
10位:J.チャップマン(アブラモビッチ
11位:J.グーデリアン(マルドゥーク)
12位:K.マルケーナス(マーキュリー)
13位:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ
14位:B.リヴィエール(マルドゥーク)
15位:J.カレッジ(ルルーシュ
16位:S.シエナ(リナルディ)
17位:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア
18位:T.ヴィックス(プルトン)
19位:D.リンドホルム(アントネッティ

◆11ターン
宋vsバトラーのバトル!
バトラー:走行判定値ベース20+2D「8」
宋:走行判定値ベース20+2D「4」ゾロ(4+4+「4」)

f:id:pontsuka0729:20201029170548p:plain
☝こういうゾロ目が出ることを私は「回る」と言いますwww
 ゾロ目の時は4+4もういっこ4を足します4ゾロは「8」ではなく「12」
 なります。

宋が3番手浮上! バトラーはタイヤ未交換、ハードタイヤが限界か?
ソフト勢、ラポルタもバトラーをかわし3番手、バトラー4番手ずるずる後退。

7番手バロンがピットイン! エヴァーグラハムは先にバロンを入れる。

ソフト→ソフト Pit判定4ゾロ(4+4+「4」)のため!! 

f:id:pontsuka0729:20201029170742p:plain
☝これもいわゆる「回った」やつwww ピット作業だとマージンロストが少なくて
 すみます。

マージンロストは3。会心の作だ☆★
チャップマンの前の9番手で復帰。

続いて8番手ラスムッセンもピットイン。
ハード→ソフト(6ロスト) ノルディックはやや作業に手間取る。。。

17番手アレオ、走行判定6ゾロ!!
2台抜きで15番手にアップだ☆

◆12ターン
ロッソ、判定値合計31で2マス進む。
ソフトタイヤの「ガケ」が来る前に猛プッシュ!!

2番手バーンズはここでようやくピットイン!
ハード→ソフト(6ロスト) 日向の後ろ5番手復帰する。
バロンの時は速かったが、今回はやや手間取るwww

4番手バトラーもピットイン★
ハード→ソフト(6ロスト) ゲラの後ろ7番手で復帰。
ハードのパフォーマンスに苦労したバトラー、ソフトへ交換するも
作業に手間取り・・・

後続も続々ピットイン。
9番手チャップマンも入った!
ハード→ソフト(5ロスト)
ピットアウト時にホームストレートカーティスと遭遇!!

並んだ → 「サイドバイサイド判定」でカーティスが1ゾロwww

f:id:pontsuka0729:20201029171004p:plain
☝これはピットから出たチャップマンが、ホームストレートを走ってきたカーティスの
 前に出ようと強引にコースインしたって感じ。チャップマンらしいwww

ピットアウト時6ゾロなど無条件で3マス進む、といった場合出た先に誰かがいた
 らその誰かとサイドバイサイドになり、2Dでどっちが前か判定をします。
 この場合の1ゾロは単純に「2」として扱います。

ピットアウト時のチャップマンがカーティスをけん制して先行wwwww
ゆずらなかった。的な? カーティスの前10番手復帰だ。

11番手グーデもピットイン
ハード→ソフト(5ロスト)
グーデもピットアウト時にビルと遭遇したが
グーデはおとなしくwww ビルの後ろ14番手で復帰。

さらに15番手アレオもピットイン
ハード→ソフト(6ロスト)ヴィックスの後ろ18番手で復帰。

17番手シエナがピットイン
ハード→ハード(5ロスト)アレオの後ろ最後尾19番手で復帰。

ヴァシュロン勢タイヤに厳しい連中はソフト1ハード2でないと
もたない感じになってきた。。。
※「タイヤに厳しい連中」=タイヤマネジメント値「▲1」の連中www

◆13ターン
3番手ラポルタが最初のピットイン
ハード→ソフト(4ロスト) ゲラの前5番手で復帰。
SLOはクルーがいい仕事☆
※(平均値は「5ロスト」のため「4ロスト」は上出来だ)

3番手となった日向、
走行判定30、前の宋が25のためマージン1縮小プッシュプッシュ!

ソフトに交換したバトラー、さっそくゲラをかわして6番手浮上。
後ろ8番手バロンもゲラをかわし7番手に。ヴァシュロンハード勢が苦戦。

12番手フェリオ6ゾロ!! 3マス進み、
10番手にジャンプアップ。カーティス、チャップマンをかわす!

f:id:pontsuka0729:20201029171159p:plain
☝だいたい1レースで15回前後の6ゾロが出ます

16番手リンドホルムがピットイン
ハード→ソフト(4ロスト)最後尾復帰。

◆14ターン
4番手バーンズ、日向をかわして3番手。
さらに宋とのマージン詰めにかかるも、宋に回され(4ゾロ)3番手キープ。

バトラー、日向をかわして5番手に。ヴァシュロンソフト勢に
太刀打ちできない日向・・・
さらにケリー(ラスムッセン)がゲラ、バロンをかわして7番手に浮上!!
予選17番手に沈んだケリーが来た!

カーティス2度目のタイヤ交換。
ソフト→ハード(6ロスト)グーデのうしろ14番手に後退。
マーキュリーは今回クルーの動きが悪い(怒)!

そしてシエナにトラブル(1ゾロ)!!
ミスファイアダメージ▲5のため自主リタイヤ

f:id:pontsuka0729:20201029171400p:plain☝序盤以降鳴りを潜めていた1ゾロだが。。。

f:id:pontsuka0729:20201029171420p:plain☝4-5はエンジン系トラブル、「ミスファイア」だ。

f:id:pontsuka0729:20201029171434p:plain
☝「ミスファイア」でダメージ5って、もう2気筒くらい死んでるだろ。。。

◆15ターン
ロッソが2度目、最後のタイヤ交換。
ソフト→ハード(6ロスト)
作業に手間取る!! マージン6あったのが0に!? 
ひとまずトップ復帰だが。。。
昔よくあった「右リア右リア!!」的なねwww

4番手ラポルタ、バーンズをかわして3番手!
ソフトタイヤ温存作戦が功を奏すか? もう1回交換必要だが
もう1セットもソフトだ! 初優勝が見えてきた!?

バトラーもバーンズをかわして4番手進出、バーンズは5番手に後退。
ヴァシュロンのソフト温存組が上位に来た。

ケリーが4ゾロ回しで日向をオーバーテイク6番手にきたぞ!!

そしてフェリオ(デ・ランジェリス)に1ゾロ・・・・・
2-4「ブレーキトラブル」 ダメージ5・・・

f:id:pontsuka0729:20201029171633p:plain
☝ブレーキトラブルでダメージ5も深刻。ディスク破損とか、、、

★15ターン終了時点順位
 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 3位:A.ラ・ポルタ(SLO)
 4位:A.バトラー(マーキュリー)
 5位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 6位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 7位:日向 俊郎(トライアンフ
 8位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
 9位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
10位:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ
11位:J.チャップマン(アブラモビッチ
12位:B.リヴィエール(マルドゥーク)
13位:J.グーデリアン(マルドゥーク)
14位:K.マルケーナス(マーキュリー)
15位:J.カレッジ(ルルーシュ
16位:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア
17位:T.ヴィックス(プルトン)
18位:D.リンドホルム(アントネッティ

◆16ターン
天候判定 → 2D「9」(1つ改善)
晴れ(8)→晴れ(9)

バトラー、ラポルタをかわし3番手!
6番手ケリーがバーンズを抜きにかかる → バーンズ1ゾロ!?

f:id:pontsuka0729:20201029171742p:plain
☝あーあ、今季は調子よさそうなのに・・・

1-5:単独スピン
対象:1D ケリー→偶数 バーンズ→奇数  バーンズ(奇数)
ポジションダウン:5
バーンズは9番手に後退・・・ 
あーあ、今季は開幕戦から頑張ってたのになぁ。。。
ダメージないだけいいか。

後ろ7番手バロンが日向に仕掛けるも日向ディフェンス6ゾロ!!
中団は接近戦だが各々行かせない!!

f:id:pontsuka0729:20201029171843p:plain
☝通常走行では去年もあまりいい目が出なくて苦労させられた日向www
 でもディフェンス6ゾロは意外とデカイ。

フェリオ、ブレーキトラブルでリタイヤ。。。
前ターンのトラブルが原因で、ピットにマシンを止めて・・・
「あー、降りちゃいましたね・・・」ってね。

ビル2度目のピットストップ
ハード→ハード(6ロスト)
やはりタイヤに厳しい連中は苦労している、、、
カレッジの後ろ14番手で復帰。

リンドがヴィックスを抜きあぐねている。。。
判定値 リ:15+5 vs ヴ:15+1なのに
出目       5 vs 11    
抜けない・・・ ロッソはトップなのに。。。 リンドは。。。

◆17ターン
4番手ラポルタがバトラーに仕掛けるも1ゾロ!?

f:id:pontsuka0729:20201029172017p:plain
☝6ゾロと同じく1ゾロも15回前後出るんだよね・・・ まあ確率の問題ですからね

「1-4」接触 ダメージ、ペナルティともになしだが
ポジションダウン。ラポルタ:1ダウンバトラー:4ダウン。。。

5番手ケリー最後のピットイン
ソフト→ハード(6ロスト)ゲラの後ろ9番手で復帰。

13番手争い カレッジvsビル
ビルが追抜き仕掛けるもカレッジが4ゾロで譲らない!!
そうこうしてる後ろでアレオが6ゾロ!!
2台まとめてOT!!
※OT=オーバーテイク(追抜き)

アレオ、本日2度目の走行判定6ゾロ!! 
これは「レースファステスト」獲得だと2ポイントがwww

f:id:pontsuka0729:20201029172133p:plain
☝入賞圏外を走る男がFLポイントを獲得する可能性が出てきたwww

◆18ターン
2位の宋が最後のタイヤ交換
ソフト→ソフト(4ロスト)2D:11いい作業。
ラポルタの後ろ3番手で復帰。

4番手日向も最後のタイヤ交換。
ソフト→ソフト(5ロスト) ケリーの後ろ8番手で復帰。

6番手バロンもタイヤ交換。
ソフト→ソフト(5ロスト)日向の後ろ9番手復帰。

12番手グーデピットイン、
ソフト→ハード(5ロスト)ビルの後ろ14番手復帰。

12番手アレオピットイン。
ソフト→ハード(10ロスト) 交換作業で1ゾロ!! 
Pitファンブル!!

最後尾に・・・ 6ゾロでジャンプアップしたのに・・・
ロムニ・ダキアのクルーがやらかした!?

f:id:pontsuka0729:20201029172228p:plain
☝まさかの「ピットファンブル」! 「右リア!!」状態wwwww

※ピットインで1ゾロを振ると作業失敗、「ファンブル」として
 マージン10ロストします。。。

◆19ターン
2番手ラポルタ最後のタイヤ交換。
ソフト→ソフト(6ロスト)バーンズの後ろ4番手復帰。

そしてここで3番手宋6ゾロ!! 
3マス進む!! ロッソとのマージンを3に縮めた。

f:id:pontsuka0729:20201029172357p:plain
☝6ゾロ出るとテンションが上がります☆★☆

バトラーピットイン。
ソフト→ソフト(5ロスト)ケリーの後ろ6番手復帰。

続いてゲラがピットイン。
ハード→ソフト(4ロスト)3ゾロ
カーティスとピットアウト時遭遇、カーティスが6ゾロwww
カーティスの方が先に行き、さらにマージン1差をつけられた。
ピットアウト時に近づきすぎて「あわわっ」てなったかな?

チャップマンもピットイン
ソフト→ソフト(5ロスト)ビルの後ろ12番手で復帰。

カレッジピットイン
ハード→ソフト(5ロスト)リンドの後ろ15番手復帰。

◆20ターン
先頭ロッソは24で動けず。
2番手宋が28、ロッソが22でまた1縮まる。
宋がじわりじわりと・・・

3番手バーンズ最後のピットイン
ソフト→ソフト(4ロスト) これでほぼ全員ピットインを終えたか?

ラポルタ、宋を追うも宋がディフェンス6ゾロwww
レースはロッソ一騎打ちか!?

14番手リンド最後のピットイン。
ソフト→ソフト(5ロスト)アレオの前16番手で復帰。

★20ターン終了時点順位
 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 3位:A.ラ・ポルタ(SLO)
 4位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 5位:A.バトラー(マーキュリー)
 6位:日向 俊郎(トライアンフ
 7位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 8位:K.マルケーナス(マーキュリー)
 9位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
10位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
11位:J.チャップマン(アブラモビッチ
12位:B.リヴィエール(マルドゥーク)
13位:J.グーデリアン(マルドゥーク)
14位:J.カレッジ(ルルーシュ
15位:T.ヴィックス(プルトン)
16位:D.リンドホルム(アントネッティ
17位:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア

◆21ターン
天候判定 → 2D「9」3ゾロ(1つ改善)
晴れ(9)→晴れ(10)

宋が挑むも2D:4+20、対するロッソ2D:5ゾロ+19で
ロッソがマージン1拡大(判定値の差が10以上のため)。要は24vs34ね★
ロッソは優勝へ向けて盤石か。

3位以下は接近戦も様子見、みんな1ゾロが怖いwww
8番手カーティス、前に出たいがバーンズが4ゾロ回して出られない。
逆にバロンがカーティスをかわし前へ。

15番手ヴィックスピットイン!
まだ入っていないヤツいた!! 
なんでここまで引っ張ったのか意味不明。
ハード→ソフト(4ロスト) 結果最後尾へ・・・
※むしろ入れるの忘れてた・・・

◆22ターン
ロッソは振らず。(1ゾロ怖い・・・)
宋はマージン詰めるため振る → 6ゾロ!!
3マスすすんで一気にマージン0へ!! ロッソを射程圏に!!

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☝これは!? まさかの宋の初優勝の目も見えてきた・・・!?

f:id:pontsuka0729:20201029172821p:plain
☝うおーキタキタ!! ロッソと宋の一騎打ちだぁ!!!

◆23ターン
ロッソ、19+2D「3」で進めず。
宋、バトル仕掛けるも20+2D「3」でバトルせず。
※先頭車は25以上でないと動けません(つまりマージンを築けません)。
※後続車も判定値ベースが同じ「20」で出目が「3」なら、ほぼほぼ勝ち目が
 ないため勝負しません。。。

3番手ラポルタに1ゾロ!!
表彰台を確実にしたくてマージン取りたかったが・・・
振ると1ゾロの目もある。こういうゲームだこれがレースだ。。。
3-4「オイルリーク」 ダメージ:4はデカイ。。。

そのあと後ろのケリーがラポルタにアタック。
しかしラポルタ意地でポジション死守!!

中団は超接近戦も、変動なし。

11番手ビルに1ゾロ!! 前との差がでかいため6ゾロ狙いで振ったら
1ゾロwwwwww

f:id:pontsuka0729:20201029172513p:plain
☝もはや語るまい・・・

3-6「ギアスタック」で1ターン限りのトラブル。
その代わりポジションダウン。マージン3ロストでグーデの後ろ。
リタイヤは免れたが。。。

◆24ターン
ロッソ 2D:2ゾロ(2+2+「2」)も、
タイヤグリップが落ち判定値18+6=24のため進めず!!
宋は、ここでトップに立って最終ターンに逆転されるのを嫌って様子見!!
最終ターンに勝負をかける!!!

ケリーがラポルタをかわして3位に浮上!
17番手スタートで表彰台圏内まで来た!!!
さらにバーンズがバトラー、ラポルタをかわし4番手。
トラブルもちの2台からは、ファイトバックはないと判断しての仕掛け!!

カーティスがバロンをかわして8番手、この人も21番手スタート。

◆最終ターン
ロッソが判定値合計25で1マスすすむ マージン1、最後のスパート!!
宋はマージン縮められず!! 
この時点でロッソ!!!

3番手のケリー、後ろとのマージン欲しいが、、、6ゾロ!!!
最後の最後でマージン3引き離し3位表彰台確定!!!

6番手バトラーが5ゾロで判定値合計33!!
前のラポルタはトラブル避けるため譲る。
あと後方はポジションキープのためバトルせず。レース終了!!

 

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なんとなんと、2ndシーズン開幕戦を制したのは、
新規参入チームアントネッティオートスポーツだった!
ロッソは昨季序盤躓き、ランキング7位に終わっていたが今季は
幸先良い滑り出しだ。ポールトゥウィン28ポイントを獲得!!
そして驚くべきは2位の宋昇龍だ。昨季の第16戦日本でデビューした彼
あわやデビュー4戦目で初優勝かという勢いの2位表彰台だ。
そして3位にはラスムッセン。昨季最後まで王者を争った力を発揮し、
17番手スタート(Q1敗退)から表彰台をもぎ取った!!
昨季王者のバトラーはタイヤ使いに苦労し、終盤にはトラブルをかかえながら
5位入賞。日本の日向も7位に食い込み、昨季不調だったエヴァー・グラハム
地元でW入賞と大活躍した。8位のカーティスも地元、予選では21番手と
低迷も8位入賞。そして地元ということでいえばエンジンビルダーのスプレンダー
トップ10に5台のスプレンダーユーザーが入り「最強エンジン」
アピールした!!
さて、次回は第2戦インドネシアGPだ!!
実況リポート記事はすごく疲れるので、しばらくやめますwwwww
次回からはしばらくレースダイジェスト記事と、NEXXTREAM PRESS
でお楽しみくださいwww では!!


※訂正:最終順位でアレオにファステストラップポイントが付与されていますが、
 これ私の見落としでして、レース中走行判定6ゾロを2回出したのがアレオしか
 いないと思ってたんですねww でも、編集してて気づいたんですが、宋も2回
 6ゾロ振ってましたwww で、二人で1D決選投票やったんですが、結果宋に
 なりました。なのでFLポイントは宋に2付与され、アレオはノーポイントです
 www あしからずwwwww

Formula NeXXtream 2ndシーズン・1 <決勝レース・前半>

さてさて!!
いよいよ待ちに待ったNeXX2ndシーズンの開幕でっす!!
んで、前回はまず予選の結果をお届けしましたので、
今回は、いよいよ決勝レースの模様をおします!!

2ndシーズンも開幕戦はオーストラリア
サーファーズパラダイス市街地コースで行われます。
レースは全部で25ターンのため回は前半の10ターンまでの
プレイのもよう(もちろんひとりでプレイおとどけします!!
なんというか、実況じゃないけれども、
どんな流れでプレイしているかを、スクショ画像とかとともにお届けします!!
実際にWebサイコロ振ってこんなんなってます的な感じで
記事を載せていきます!!

しかし、毎回やってると疲れるので・・・
今回は開幕戦ということで、状況を解説しながらの記事をあげていきます。
ほかはだいたい、今まで上げてきたダイジェスト記事と
NEXXTREAM PRESSを各GPごとにあげていこうと思います。

では、今回は開幕戦の前半10ターンのプレイ記事をアップします!!
どうぞお楽しみください☆★☆

◆開幕戦 オーストラリアGP サーファーズパラダイス市街地

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1周:4.47km 
ターン数:25
ターン換算:1Lap/1Turn

<予選結果>

まず、レーススタート前に各チームのデータの記入・計算等に
間違いがないか各チームシートで確認します。

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☝チームシートの右側が、ドライバーの能力値になっています☆

んで、問題なければまず各ドライバーのコマを
レースシートのコース状況マップ上に並べて、いざ天候判定!!

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☝レースシート


◆スタート前天候判定
2D 晴れ(8)

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スタート時の天候は「晴れ」。
予選は小雨のため全車インターミディで走りましたが、
決勝はドライコンディションです。本来ならば予選で使用したタイヤを
使用しなければなりませんが、予選がウェットだったのでドライの決勝は
全て新品タイヤを使うことができます。

スタート時のタイヤ選択は以下の通り↓↓↓

<HARDスタート>
 1:A.バトラー(マーキュリー)
 2:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 5:J.チャップマン(アブラモビッチ
 8:A.カブロン(プルトン)
34:S.シエナ(リナルディ)
21:A.ティルクム(クラークソン)
33:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア
 9:J.セプター(チャイナドラゴン)
14:K.ラスムッセン(ノルディック)
50:A.ラ・ポルタ(SLO)
57:D.リンドホルム(アントネッティ
18:J.グーデリアン(マルドゥーク)

<SOFTスタート>
12:N.ラムダ(ピットブル)
 7:K.マルケーナス(マーキュリー)
10:J.バロン(エヴァー・グラハム)
15:日向 俊郎(トライアンフ
 6:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ
17:T.ヴィックス(プルトン)
11:D.ファング(クラークソン)
 0:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
91:M.ハイデンフェルド(ノルディック)
77:A.ロッソ(アントネッティ
27:B.リヴィエール(マルドゥーク)
16:J.カレッジ(ルルーシュ

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準備は万端!!!
さて、いよいよスタートです!!!!

◆スタート
ロッソがロケットスタート!!
判定値30以上の目を出し、2マス進む。
かたや日向がスタート失敗、宋にかわされる。

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☝宋がジャンプアップ!!

6番手のラ・ポルタももたつく(汗)
そしてなんと後ろのカブロンが早くも1ゾロ(トラブル)!!

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☝カブロンが1ゾロ振っちゃった汗汗

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☝2D「1-4」は事故系の目。「接触」でダメージやペナルティはないけどポジシ 
 ョンダウンだ。。。あああ・・・

トラブル判定表1-4、「接触」も対象者は1台、そして両者ダメージなし
ペナルティなし、ポジションダウンのみの接触。。。
カブロンは5マスダウン、後続フィリオは3マスダウンだ。。。

そしてなんとハイデンフェルドにも1ゾロ(汗)。。。

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☝ミックにも1ゾロ汗汗汗 こんなにしょっぱなから出るとは・・・

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☝さらにダメージ値が「6」。トラブルは「燃圧低下」、これはもうアカンか?

「燃圧低下」トラブルでダメージ! これは早くも脱落濃厚のトラブルだ・・・
さらになんとなんとセプターにも1ゾロでトラブル発生!!
さらにトラブル判定でも1ゾロ(絶望)!!

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☝今日はしょっぱなから1ゾロ出すぎ!!!

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☝しかもトラブル判定でも1ゾロ・・・ アカン、『祭り』状態や・・・

1ゾロは重大事故・・・
当事者(セプター)の前後2マス4台(つまりセプター含む5台)巻き添えの
大クラッシュだ・・・・・ そしてセーフティカー出動。。。

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これによりなんと、、、
A.カブロン
A.フィリオ
J.セプター
N.ラムダ
D.ファング
5台がリタイヤ
開幕戦はスタートから大波乱の展開となった。
まるで96年のF1開幕戦・オーストラリアのようだ・・・
(※ジョーダンのブランドルが3コーナーでぶっ飛んでったあのレース)

セプターはのちにスチュワードより第2戦出場停止
ペナルティを科されました。。。
昨季の開幕戦の覇者が・・・

◆1tn
セーフティカー出動のため動きなし

◆2tn
同じくセーフティカー出動ラップの為追抜き禁止。
ミック(ハイデンフェルド)がピットイン、「燃圧低下」トラブルの修理?
応急処置を試みるもマージンロスト80(2D「5」)で断念、リタイヤ。
2ターンで早くも6台が消えた。

◆3tn
レースリスタート!
6番手ラポルタが6ゾロ!!
日向にはブロックされるもバーンズの前に出る!!

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☝リスタート時の隊列はこんなかんじ

◆4tn
上位争いは接近戦。2番手バトラー、ロッソの前へ出て先頭に!
7番手争い、ゲラがバロンにしかけるもバロン6ゾロ
ディフェンス6ゾロは逆に追抜きを仕掛けた方がマージン1離される))

◆5tn
ヴィックスにトラブル発生(1ゾロ!!
今回は序盤から1ゾロが多すぎるぅぅ汗汗汗

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☝今日は1ゾロが牙を剥いてくる・・・

「DRSトラブル」によりダメージ2、走行判定値が▲2となる。
リアウィングが開かなくなったか、あるいは開きっぱになったか・・・?

★5tn終了時点順位

 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:A.バトラー(マーキュリー)
 3位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 4位:日向 俊郎(トライアンフ
 5位:A.ラポルタ(SLO)
 6位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
 7位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 8位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 9位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
10位:J.チャップマン(アブラモビッチ
11位:A.ティルクム(クラークソン)
12位:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ
13位:K.マルケーナス(マーキュリー)
14位:J.グーデリアン(マルドゥーク)
15位:B.リヴィエール(マルドゥーク)
16位:J.カレッジ(ルルーシュ
17位:D.リンドホルム(アントネッティ
18位:T.ヴィックス(プルトン)
19位:S.シエナ(リナルディ)
20位:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア

◆6tn
天候判定 → 晴れ(8) 現状維持
※天候判定は1クール(5ターン)ごとに実施

宋がバトラーをかわし2番手へ。
日向も3番手、バトラー4番手へ後退。
バトラーはハードタイヤの使い方に苦労している模様www

後方集団、リヴィエールに1ゾロ! タイヤのパンクチャでダメージ2!!
これに乗じてカレッジが抜きにかかるもビル6ゾロディフェンス6ゾロ
カレッジは追抜き失敗、マージン1離される。

◆7tn
バトラー、判定値+2Dで30も、日向も回して30!(4ゾロ) 譲らない!!
逆に後続バーンズがバトラーをかわして4番手に!!
今季のバーンズは開幕戦から調子がいい、やる気マンマンだwww

そしてここでゲラが最初のタイヤ交換!!
ソフト→ハードへチェンジ(5ロスト)。

中団の接近戦、ケリー(ラスムッセン)とチャップマンがカンカンやってる!
ケリーが再びチャップマンの前へ!!

カーティスもタイヤ交換。ソフト→ソフト(5ロスト)
ビル(リヴィエール)も!ソフト→ハード(4ロスト) この交換でパンクチャは
!! ダメージも回復!!!

各車続々と1回目のタイヤ交換に入ってくる!!

◆8tn
ここで先頭のロッソがピットイン!!ソフト→ソフト(5ロスト)
バトラーのペース上がらず、ラ・ポルタがオーバーテイクし5番手。
バトラーは6番手へ後退。。。

後方ではカレッジがピットイン。ソフト→ハード(5ロスト)

◆9tn
ロッソのピットインでトップは宋に!!
2番手に日向が続き、ロッソは3番手でコース復帰する。
そして5番手ラ・ポルタがバーンズに仕掛ける!!
がバーンズなんとディフェンス6ゾロwww 4番手を守る。

なんとか上位に進出したいカーティス、ソフトタイヤでグーデリアンとのマージン
縮小を試みるもグーデリアンディフェンス6ゾロ!! 差は詰まらない。。。

ヴィックスがピットイン。ソフト→ハード(5ロスト)

後方でトラブル発生!! カレッジがリンドホルムに仕掛けて接触!(1ゾロ

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☝6ゾロはスクショ忘れて、1ゾロは確実にスクショ撮るwww

ダメージなし、ペナルティなしだが2台ともポジションダウン。
カレッジは1ダウン
仕掛けられたリンドは4ダウンwww とんだとばっちり。。。

◆10tn
トップの宋がピットイン。ソフト→ソフト(4ロスト) 
バトラーの後ろ4番手で復帰。
続いて日向もピットイン。ソフト→ソフト(5ロスト) 
ラポルタの後ろ6番手で復帰。

ヨコスカ勢はセーフティカー出動でタイヤライフが1伸びたのを計算に入れ
全周回ソフトでつなぐ作戦に切り替えているもよう!!!

これがヨコスカタイヤの強みwww

トップの宋、2番手の日向が相次いでピットインしたことで
ロッソが再びトップに。そしてそのロッソが走行判定で6ゾロ!! 
3マス進み、後続にマージン2の差をつける!!
運はロッソに向いている!!!

中団ではフェリオ(デ・ランジェリス)がピットイン。ソフト→ソフト(6ロスト) 
アブラモビッチのクルーはやや手間取る。。。

グーデリアン、ティルクムに仕掛けるもここで1ゾロ(;´Д`)! 

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☝わははははヾ(*´∀`*)ノ、『事故祭り』やぁ!! クラッシュの宝石箱やぁ!!!!

出目は1-6、「単独スピン」(一発リタイヤ 
対象者(判定1D、偶数→ティルクム奇数→グーデ)→ティルクム(偶数)
SC判定→2D「6」のため出動なし(「7」以上で出動)。

★10tn終了時点順位
 1位:A.ロッソ(アントネッティ
 2位:A.バーンズ(エヴァー・グラハム)
 3位:A.バトラー(マーキュリー)
 4位:宋 昇龍(チャイナドラゴン)
 5位:A.ラ・ポルタ(SLO)
 6位:日向 俊郎(トライアンフ
 7位:J.バロン(エヴァー・グラハム)
 8位:K.ラスムッセン(ノルディック)
 9位:Z.ゲラ(ロムニ・ダキア
10位:J.チャップマン(アブラモビッチ
11位:J.グーデリアン(マルドゥーク)
12位:K.マルケーナス(マーキュリー)
13位:F.デ・ランジェリス(アブラモビッチ
14位:B.リヴィエール(マルドゥーク)
15位:J.カレッジ(ルルーシュ
16位:S.シエナ(リナルディ)
17位:A.ファーシマス(ロムニ・ダキア
18位:T.ヴィックス(プルトン)
19位:D.リンドホルム(アントネッティ

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☝10ターン終了時点での隊列、およびマージン。ロッソが抜けた★

さてさて、10ターン終了時点でこの1ゾロの多さ汗汗汗
ちょっと焦っております。このWebサイコロ、使うタイミングによって
こういう『1ゾロ祭り』の日がたまにありますwww
スタートで5台が消え、セーフティカーも出た。
さらにいたるところで小さなトラブルが頻発!! レースはいったい
どうなってしまうんでしょうか!?

ドライバーは昨季経験者とはいえ、トップを行くのは新参チーム!
追いかけるディフェンディングチャンピオンはちょっと苦戦中というwww
そして、躍動する宋、日向のアジア勢に、今季は躍進の予感のエヴァー・グラハム!!

レースはいよいよ後半戦、のこり15ターンです!!
次回の「後半戦」もおたのしみに!!!