☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula Nexxtream 2ndシーズン ドライバー総括

◆Formula Nexxtream
 ドライバー総括


初年度に続き、今季も大激戦が展開されたNeXX世界選手権。
今回はそんなNeXXの2ndシーズンを盛り上げたドライバーのうち
ランキングトップ10に入ったドライバーの総括をしていこう。
また昨季同様に、来季期待のドライバーと今季期待位を裏切ったドライバーも
上げていきたいと思う。今季はそれぞれランキングとは別に3名ずつ取り上げた。
来季既に移籍が決定しているドライバーもおり、3rdシーズンの戦力分布は
また微妙に変わっていく。来季の展望も含めて総括をしていこう。

 

f:id:pontsuka0729:20210926164911p:plainチャンピオン:アレックス・バトラー(マーキュリー)

昨季、開幕前の下馬評を覆してNeXX初代王者に輝いたバトラーだったが、
2シーズン目の今季も王者に輝いたのはバトラーだった。
それも今季は最終戦のレースが終わるまで、王座の行方が全く分からない大激戦。
王座を争った相手は今季もラムダだったが、特に最終戦のバトラーはあの手この手で
行く手を阻もうとする、ピットブルのチーム戦略を全て跳ねのけて
堂々の優勝で王座戴冠を果たした。昨季、王座のかかった最終戦スタート直後の
1コーナーで、ブレーキングミスを犯しあっけなくリタイヤしてしまったバトラー。
しかし今季の『魔術師』はそんな“脆さ”を克服したようにみえた。
中盤戦こそやや停滞があったものの、優勝回数は2位ラムダと同数の4回を数え
表彰台7回を含め実に15度の入賞を記録した。
出走18戦で入賞15回は参戦全ドライバー中トップの数字、さらに17回の完走も
全ドライバー中トップ。第10戦スウェーデンで多重クラッシュに巻き込まれた以外は
他全てのレースで完走を果たすという驚異的な安定感を発揮した。
中盤戦まで予選ではやや苦労したものの、終盤になってPPを3回獲得。
『魔術師』の2年目は“脆さ”を克服し“勝負強さ”を発揮したシーズンだった。
ラムダに対して9ポイントのビハインドで迎えた最終戦。予選でラムダを上回り
PPを獲得、決勝では序盤でタイヤパンクのトラブルに見舞われながら優勝し
ファステストラップのおまけつき。完全優勝で2度目の戴冠を果たしたバトラーには
逞しさを超えた神々しさすら漂った。
3連覇のかかる来季、ラムダをはじめとする他チーム・ドライバーからのマークは
更にキツくなるだろう。またドライバー王座は連覇したものの
チームタイトルは今季も逃してしまった。2ndドライバーの変わる来季からは
チームリーダーとしての役割も期待される。
マーキュリーが“最強チーム”となるためには、バトラーのさらなる成長が
重要となる。

 

f:id:pontsuka0729:20210926164934p:plainランキング2位:ニコ・ラムダ(ピットブル)

F1で3度王座を獲得したラムダだったが、NeXXでの王座戴冠の難しさは
少々彼の想定を超えていたかもしれない。
昨季は王者バトラーを上回る優勝回数を記録しながら、多発したマシントラブルにより
多くのポイントを失った。そしてそのパターンは今季も変わらなかった。
序盤戦ピットブルのマシンには、深刻なギアボックストラブルが発生した。
ヨーロッパラウンド直前の第5戦まででなんと4度のリタイヤを記録、うち3度が
そのギアボックスに起因するトラブルでのリタイヤだった。
完走した第2戦インドネシアは優勝、そして第3戦ドバイからは3戦連続で
PPを獲得しており、この序盤のリタイアさえなければ王座はラムダのものだったかも
知れない。今季の彼は昨季に続きシーズン4勝をマーク、PPも5度獲得しており
表彰台9回はバトラーを上回り参戦全ドライバー中トップの数字。
純粋な速さではバトラーを上回っていたと言っても過言ではないだろう。
9ポイントリードで最終戦を迎えながら、王座をバトラーに奪われたのは
いささか気の毒な気もしてしまう。
来季36歳を迎えるラムダ、彼自身が「自分にはあまり時間がない」と語る通り
キャリアの終焉が刻一刻と近づいている。ラムダは、タイトルを狙えるのは
自身がまだ戦える力を残している来季が最後のチャンスだと考えているだろう。
来季のラムダのパートナーは、今季終盤を共に戦ったボナパルトだ。
ボナパルトは最終戦で全力でラムダをサポートし、彼自身の持つポテンシャルも
存分に見せつけた。最強のパートナーであると同時に、最大のライバルにもなり得る。
来季ラムダはバトラーの他に、チームメイトとも戦わなければならないかも知れない。
しかし、マシンさえ壊れなければ王座を獲れる速さを未だ持ち合わせていることは
この2シーズンで既に証明済みだ。来季は開幕までに問題を洗い出し
万全の状態で初戴冠に挑みたい。

 

f:id:pontsuka0729:20210926164959p:plainランキング3位:ケリー・ラスムッセン(ノルディック)

初年度の昨季、我々に大きな驚きをもたらしたのがラスムッセンの躍進だった。
F1において初レースで2位表彰台というセンセーショナルなデビューを飾りながら
その後は尻すぼみで単なる“中堅ドライバー”に落ち着いてしまった彼が
NeXXでは2勝をあげ最終戦までタイトル争いに絡んだのだ。 
しかし今季のラスムッセンは精彩を欠いた。ランキングが昨季と変わらなかった分
よりその印象を強くさせた。今季は決勝に進んだ16戦中14完走、入賞11回を記録
安定して入賞を重ねていたことが判る。しかし結局はシーズン通して未勝利に終わり
表彰台も3度にとどまった。また2度の予選落ちを喫し、第8戦イタリアは
クラッシュ起因の棄権だったが、第17戦での予選落ちはモチベーションの低下を
心配されたほどだった。
今季はノックアウト方式の予選に手こずった感もある。それでも第13戦
アゼルバイジャンではPPを獲得したが、タイヤ交換でチームが用意するセットを
間違えるというありえないミスで優勝のチャンスを逃す。
今季はもっと躍進するだろうと見られていたノルディックチーム共々
期待外れに終わってしまった印象は強い。
そういった意味ではラスムッセンが精彩を欠いた原因はチームにもありそうだ。
シーズン途中のインタビューでは「どこかチグハグで、うまくいっていない。」と
彼自身語ったように、チームとの細かい連携不和があった。
新規参戦チームの躍進にも大きく影響を受けているだろう。
来季はチーム共々真価が問われるシーズンとなる。初年度のタイトル争いが
フロックだったと言わせないためにも、来季は再び直接タイトル争いに絡みたい。
来季の成績は彼の今後の去就に大きく影響するだろう。

 

f:id:pontsuka0729:20210926165018p:plainランキング4位:日向 俊郎(トライアンフ

『音速のサムライ』日向は今季、大きく躍進を果たした。
昨季の8位を上回りランキング4位、ついにタイトル争いに手が届くところまで来た。
勝利数は今季1勝と昨季を下回ったが、今季は安定感が大きく向上。
18戦中1度だけ予選不通過があったものの、17回決勝に進出し16度完走。
入賞は11回を数え、1勝を含め表彰台にも3度登壇、ポイントでも昨季を上回った。
そもそも一発の速さには定評があり、かつツイスティなテクニカルコースでの速さ、
巧さは誰もが認めるところ。日向に必要だったのは安定して入賞することだった。
昨季はアクシデントでのリタイヤが多かったが、今季はそれがなくなり
多重クラッシュに巻き込まれた第6戦イギリス以外は全戦完走。
勝てないレースでもきっちりとポイントを拾ってゆくレースぶりは
今後本気でタイトルを狙ってゆくという彼の決意の表れのようにも見えた。
昨季、今季ですでに日向は「勝てる」ドライバーであることは証明している。
安定感という面においては今季大きく向上した。あとはマシンの戦闘力だろう。
ピーキーと言われたレラシャシーのマシン特性は、今季大きく改善された。
日向の安定感の向上もそこに要因があるかも。あとはタイトルを狙えるエンジンだ。
来季、カムイはSUGOとタッグを組み、タイトル獲りに本腰を入れてくる。
“日本が本気になる”来季、日向はまずトップ3の牙城を崩したい。

 

f:id:pontsuka0729:20210926165039p:plainランキング5位:アレンザンダー・ロッソ(アントネッティ

今季、新参チーム『アントネッティ』へ移籍したロッソは、
なんと開幕戦でポールトゥウィンを飾ってファンや関係者を驚かせた。
しかしセンセーショナルな開幕戦以降はやや伸び悩んだ感がある。
中盤から終盤にかけてはややリタイヤも目立ち、安定感という意味では課題が残った。
しかし全体としては1勝含み6度の表彰台を記録。入賞9回中表彰台6回と
上位入賞の割合が高かったことが、ランキング5位に彼を押し上げた。
ラスト3戦で連続入賞しうち2戦が表彰台、予選でもシングルグリッドを記録。
昨季も後半戦に調子を上げてきたロッソは、今季も同様に終盤戦で復調した。
来季のロッソの課題は安定感か。今季のリタイヤは6回中4回が接触や単独スピン
というアクシデント絡み。また予選では開幕戦でPPを獲得したように
目の醒める速さを見せる時もあれば、最後尾に沈むことも2回。
ノックアウト方式の予選には各チーム、各ドライバーとも苦労させられたシーズン
だったがロッソも例外ではなかった。
チームのサポート体制は万全だが、来季はカレッジというイキの良い若手が加入。
うかうかしていると立場を逆転される可能性もある。
来季は安定感を身に着け、王座戦線に絡んでいきたい。

 

f:id:pontsuka0729:20210926165058p:plainランキング6位:デイヴィス・ファング(クラークソン)

今季のファングは完全に期待はずれのシーズンを送った。
昨季も直接タイトル争いには絡めなかったが、2勝をあげランキング4位と健闘した。
しかし今季は未勝利に終わり、ランキングも6位と昨季を下回った。
それでも前半戦は好調だったのだ。優勝はなかったものの予選では上位グリッドの
常連で、決勝レースでは2位表彰台に4度登壇した。
第7戦フランスでは最後尾からのスタートで2位に入り、第9戦オランダでは
マシン特性上苦手とされるコースでPPを獲得する等、今季こそはの活躍ぶりだった。
第9戦終了時点ではランキング3位につけていたのだ。
しかし次戦スウェーデン以降は4位が2度あるだけ、9戦で5回のリタイヤを喫し
ポイントも伸び悩んだ。ファングにとってスウェーデンは鬼門か。
クラークソンのマシン特性上の問題もあるが、低速ラウンドに入って調子を落とすのは
もうファングのお約束となってしまった。今季は相当フラストレーションが
溜まったようだった。安定して力を発揮できれば、タイトル戦線に絡んでくることは
間違いないが、そこが課題なのはF1時代から変わっていない。
らしいといえばらしいが、そろそろF1王者経験者らしい姿も見せてほしいところ。
スプレンダーを獲得した来季の活躍に、大きな期待がかかる。

 

f:id:pontsuka0729:20210926165148p:plainランキング7位:ビル・リヴィエール(マルドゥーク)

今季最も大きなサプライズだったのが新規参入チームの活躍だ。
中でもアントネッティとマルドゥークの2チームは、2人の所属ドライバーが
それぞれ1勝ずつをあげたのだ。そんな中でも最も印象的な活躍を見せたのが
このリヴィエールだった。第2戦ではグーデリアン共々予選落ちを経験するが
第4戦ブラジルでは初入賞を3位表彰台で飾る。
その後は第6戦イギリスから第11戦チェコまで6戦連続入賞、第10戦スウェーデン
ではヘビーウェットとなったコンディションをものともせず初優勝を飾った。
年間ポイントはわずかに100の大台に届かなかったものの、
決勝出走17戦で15完走、10度の入賞は初年度としては破格の活躍だ。
走りのスタイルはF1にいた頃からかわらず、アグレッシブにマシンを振り回し
前車を追い回すファイタースタイル。ゆえにタイヤの扱いにやや難もあるが
それを上回るだけのパフォーマンスを見せつけた。
確実性と戦略性が身についてくれば、NeXXでの王座獲得も夢ではない。
来季の成長に大きな期待がかかる、チャンピオン候補のひとりだ。

 

f:id:pontsuka0729:20210926170257p:plainランキング8位:アイウトン・フィリップス・ラ・ポルタ(SLO)

今季ようやく念願のNeXX初優勝を経験したラ・ポルタ。
しかし今季は全体的に苦戦したシーズンと言っていい。新チームの参入でドライバーの
参戦人数も30人に増え、中堅SLOの立ち位置は微妙なポジションに。
入賞も僅か5回に止まった。しかしうち3回表彰台に登壇し初優勝もあげ
結果昨季をわずかに下回る80ポイントでランキングは8位にアップしたのだ。
ドライバーの多くが苦戦したノックアウト方式の予選では、シングルグリッドを8度
記録。入賞したレースでは全てシングルグリッドからスタートしており、
数少ない入賞のチャンスを逃さず結果に繋げたことがリザルトから見て取れる。
また表彰台に上がった3レースはメキシコ、アゼルバイジャンマカオ
難コースばかり。ラ・ポルタの技術、レースマネジメント能力の高さがうかがえる。
今季で引退との噂もあったが、来季もSLOから継続参戦する旨が発表され
ファンや関係者も一安心。明るく人懐っこい性格のラ・ポルタは
パドックの人気者だ。タイヤメーカーがヨコスカに代わる来季は、タイヤ使いの巧い
ラ・ポルタにチャンスだ。来季も表彰台の頂点を目指す。

 

f:id:pontsuka0729:20210926165207p:plainランキング9位:ジョリー・セプター(チャイナドラゴン)

来季の活躍に大きな期待がかかるのは、このセプターも一緒。
栄えある1stイヤーの開幕戦覇者は、来季クラークソンへの移籍が決定したのだ。
今季セプターは2勝をあげたが、表彰台に登ったのはそれだけで入賞は6度のみ。
なんと3度の予選落ちも経験した。
F1王者経験者としては屈辱のシーズンだったろう。
中盤で5戦連続ノーポイントに終わったあたりでは、モチベーションの低下も
囁かれたほどだった。しかし2勝目をあげた第16戦日本では、王者の走りを
見せつけた。1stシーズンでは完走した13レース中12レースで入賞し
驚異の入賞率でランキング5位に食い込んだセプターだが、
今季の結果は本人にとって不本意だろう。
2年間彼が屋台骨を支えたチャイナドラゴンチームは、彼との契約を更新しなかった。
しかし、そのおかげでと言ってはな何だが彼は、もっと期待のできるチームとの
来季契約を掴んだ。来季はファング共々タイトル争いに絡んでゆくことが期待される。
『F1四天王』でラムダに次ぐ戦績をあげているのがこのセプター、
ラムダ一人に活躍の場を独占させておく手はない。

 

f:id:pontsuka0729:20210926165223p:plainランキング10位:アレン・バーンズ(エヴァー・グラハム)

序盤で大きく低迷した昨季とはうって変わり、今季のバーンズは開幕から
3連続入賞、1PPと上々の滑り出しで今季は活躍するかに見えた。
しかしその後第4、5戦と2戦連続の予選落ちを喫し、第7、9戦で3位表彰台に
上がったものの、後半戦には大失速。結局今季の最高位は3位に留まり
バーンズは『F1四天王』において未だ唯一の未勝利者のままだ。
後半戦シングルグリッドを獲得した3戦のうち第15戦カナダでは多重接触
巻きこまれ16位フィニッシュ、第17戦カナダではピット作業のミスで大きく
順位を落として17位フィニッシュなど、ついていないレースも少なからずあったが
それにしても後半戦の失速ぶりは目に余った。
新規参戦チームが調子を上げてきたこともあり、中堅以下のチームにとって
厳しいシーズンとなった今季だが、エヴァー・グラハムも例外ではなかった。
バーンズは結局2シーズン在籍したエヴァー・グラハムでは、1勝も挙げられずに
来季アブラモビッチへと移籍する。アブラモビッチの今季を考えれば
バーンズの来季の状況は簡単ではないが、元F1王者の意地を見せてほしい。

 

☆来季のさらなる活躍に期待!!

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・ランキング7位:ビル・リヴィエール(マルドゥーク)
・ランキング19位:ミシェル・ボナパルト(ピットブル)
・ランキング22位:ファン・カレッジ(アントネッティ

来季の活躍を期待したいのはこの3名だ。リヴィエールは今季1年通して戦い、
新規参戦のマルドゥークにあって初優勝を記録。ポイントも100に迫る勢いで
ランキング7位でシーズンを終えた。
走りに華のあるファイタータイプのリヴィエールは、チームオーナーであるダムハン
殿下のお気に入りだ。開幕からNeXXにアジャストするまで数戦かかったが
その後の順応も早かった。近いうちに直接タイトルを争うような存在になるだろう。
その点で行けば、他の2名も来季ランキング上位に顔を出してくることが予想される。
カレッジは今季、弱小ガジャックにあって2位表彰台を記録。第16戦日本では
PPも獲得した。いずれも舞台はウェットコンディション。真に速いドライバーは
雨で速いという、レース界の通説を地で行くイキの良い若手だ。来季はアントネッティ
という“勝てる”チームへの移籍が決定。期待がかかる。
そして今季第13戦からピットブルのステアリングを握ったボナパルトも有望株だ。
F1での優勝経験もあるボナパルトは6戦で3位表彰台2回を記録。
終戦ではその驚異的なタイヤマネージメント能力をいかしてラムダをサポート。
バトラーを最後まで苦しめた。マイネをリザーブへと追いやった実力は本物だ。
来季悲願の王座獲得を狙うラムダの、最大のライバルになる可能性も指摘されている。

 

★今季期待を裏切った!!

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・ランキング3位:ケリー・ラスムッセン(ノルディック)
・ランキング6位:デイヴィス・ファング(クラークソン)
・ランキング13位:カーティス・マルケーナス(マーキュリー)

逆に今季期待を裏切ったのがこの3人だろう。ラスムッセンに関しては
ランキング3位のドライバーに“期待はずれ”の烙印を押すのもいささか気が引けるが
昨季の戦いぶりを見ればそれも致し方ないだろう。最後までタイトルを争った結果の
昨季の3位と、トップ2に大きく水をあけられての今季の3位では意味が違う。
ラスムッセンには今季、昨季以上にやれるとの期待が欠けられていたのだ。
チームとの連携不和もささやかれているが、来季の戦績如何では移籍もあるか。
ファングも今季、タイトル争いに最後まで絡むだろうと見られていたドライバーだ。
しかし彼は結局今季未勝利に終わり、後半戦に大失速した。
ただしファングに関しては来季、スプレンダーエンジンという大きな“武器”を得る。
ファングは既に来季の巻き返しを誓っているはずだ。
そしてもう一人、ファンや関係者の期待を大きく裏切ったのがマルケーナスだ。
昨季はトップフォーミュラ初参戦で初優勝を飾ったが、今季は表彰台に乗ることすら
かなわなかった。ポイントも昨季の97に対し今季は約半分の54にとどまった。
特に後半戦のレースで精彩を欠き、チームタイトルを狙っていたマーキュリーにとって
大誤算のシーズンとなった。来季はエヴァー・グラハムへ移籍するが、
果たして初年度のような活躍が見られるだろうか。

 

以上、2ndシーズンのドライバー総括でした☆