☆ぽんつかのあたまんなか☆

◆ぽんつかの妄想から生まれた架空のレースカテゴリ  ・現代のF1に限界を感じたぽんつかが、F1でもない、インディでもない   フォーミュラeでもない架空のカテゴリを構想☆  ・独自開発による『すごろく式PC上ボードゲーム』としてレースを展開☆  ・それをただただ何シーズンもプレイしてセカイを構築してゆくだけの   旧究極の一人遊び☆  そのプレイ記事、レース経過・結果、シーズン総括などを載せてゆく。  それだけ!!(byケロちゃん)

Formula NeXXtream 1stシーズン チーム総括・1

F-NeXX 1stシーズン

☆★☆チーム総括☆★☆

前回は、1stシーズンのドライバートップ10について
総括しましたので、今回はチームごとの総括に移ります。
チームは全部で12なので、全チーム振り返って総括します。
まず今回は前半、レッドブル、マーキュリー、ウェバー・ブラバム
そしてトライアンフチェルシープロトンの6チームから☆

レッドブル・エクストリーム・レーシング

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高かった前評判通り、チームタイトルを獲得したレッドブル
オーナー企業がメインスポンサーという体制はF1とかわらず、さすがの資金力で
開幕前からいち早く盤石な体制を整えた。しかし、それにしてはシーズン中は
幾分苦しんだように見える。チームタイトル争いは最終戦に逆転しての王座獲得
というドラマチックな展開となったが、その原因は序盤から中盤にかけてのラムダと
終盤戦のマイネのマイナートラブルの続発が原因である。
テクニカルディレクターのニコ・バウムガルトナー(架空)に言わせれば
「シグナテック側とのリレーションの問題」がおもな原因だそうだが、
レッドブルは序盤指揮系統の煩雑化を嫌って、
シグナテック側のエンジニアをレースに帯同させなかった。
その結果ファクトリーに持ち帰った情報を共有する過程で、シグナテック側と齟齬が
発生したとしている。これはいささか驕った考えであった。
中盤から終盤にかけては、サプライヤーとのリレーション問題は
解消されたものの今度はチームのエンジニアリングの比重がラムダに偏ってしまい、
それが終盤のマイネの失速の原因になったとの見方もある。来季もこのように
片方が良い時にもう片方にトラブルが起きるようではタイトル防衛は難しい。
またシャシー、エンジンともに中低速を苦手とするパッケージなのも原因か。
特にマイネはマシン特性の影響をモロに受け、下位に沈むレースも少なくなかった。
ラムダにしてもよく戦ったが、結果ドライバーズタイトルを逃している。
ディフェンディングチャンピオンとして臨む来季、連覇の為には信頼性確保が
求められる。F1ではルノーと関係をこじらせたことで知られるレッドブルだが
サプライヤーとの協力体制は改めて見直さなければならないだろう。
またドライバー二人の注力の比重問題も、F1での経験を活かしきれていない。
セバスチャン・ヴェッテルマーク・ウェバーのチーム内での対立を
経験してきたチームとも思えない。チームのオーガナイズ、そして
サプライヤーとの協力体制の見直し。連覇のカギはそこにあるか。


◆マーキュリー・レーシング・オーガナイゼーション

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1stシーズンは非常によく戦ったといってよい。チームランキング2位は
望外の結果であったろう。最終戦に逆転されタイトルを逃すという
劇的な敗北を喫したものの、マシンのクオリティは高く、終盤にゆくにつれ
熟成度は増していった。スプレンダーの創始者であるゲドラフ・ライフソンの
エンジニアリングの賜物であろう。F1で頭打ち状態だったバトラーも
解き放たれたかのように本来の速さを見せ、経験の浅いマルケーナスも
No.2としてうまく機能した。フォーミュラ未経験のマルケーナスは
いくつか未熟さを見せるレースもあったものの、初勝利もあげチームに貢献した。
またシグナテック+スプレンダーのパッケージは、1stシーズンの
ベストパッケージでもあった。ノルディックが3位に続いた事がそれを証明している。
ドライバー間でも目立ったトラブルは起きず、二人は非常に良い関係を保ったまま
シーズンを消化したように見える。今季の敗因は二人のドライバーの「若さ」だろう。
バトラーは初めてトップフォーミュラでタイトル争いをし、終盤戦で脆さを露呈。
マルケーナスもムラが激しく、好走と凡走のギャップが非常に大きかった。
チームタイトルを逃したのは、最終戦での二人の走りが原因なのは言うまでもない。
自身のタイトルもかかったバトラーは序盤でフェードアウトし、
マルケーナスは何もできず下位に沈んだ。今季の苦い経験が二人を大きくするだろう。
チーム体制に問題は見えない。来季のタイトル奪取に期待だ。


◆ウェバー・ブラバム・レーシング

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元F1ドライバーでGPウィナーのマーク・ウェバーが、同郷の
デイヴィッド・ブラバムと立ち上げたチームだ。当然ながら大きな注目をあびて
スタートを切ったシーズンだったが、期待は失望となって返ってきた。
『F1四天王』のひとりアレン・バーンズをエースに据えたのだが、
そのバーンズの苦戦がまず予想外だった。1980年のF1王者は開幕から
凡走を繰り返し、シーズン通して2度表彰台に上がったものの、ついぞ1勝も
できなかった。スプレンダーエンジンの素性の良さは開幕前から評判になっており
レラシャシーについても、高速コースでやや不安定な挙動を示したものの
中低速では滑らかな動きをすることで評判だった。パッケージに問題があったとは
思えない。しかしバーンズは自身の不調の原因に「シャシーのクイックすぎる挙動」
をあげた。シーズン後半、開発が進むと戦績も若干安定したところをみると
バーンズの言うこともあながち嘘ではなかったのかもしれないが。
またチームメイトのモンテローザの経験不足も影を落とした。予選で1度
フロントローを獲得したように、一発の速さはあったものの、タイヤ戦略など含めた
「レースの組み立て」ができなかった。第13戦からはワーノックがシートに
収まりデビュー戦で予選PPから2位表彰台を獲得するも、それ以降は音無し。
TDのフィル・デンハムは来季に向けてマシンの開発・修正は進んでいると
語るが。。。No.2に若手のジェストン・バロンを迎える来季。
せめて今季の結果(9位)を上回り、初勝利をあげたいところ。


トライアンフ・スクエアジャパン・レーシングチーム

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日本期待の「オールジャパン」パッケージのチームとしては
1stシーズンは非常によくやったと言ってよい。ランキングは惜しくも
トップ6に届かなかったものの、2勝をあげランキング7位は上出来だ。
F1での実績や財政基盤で上回るチームが集う中、チーム体制は非常にコンパクト。
札幌に本拠を置く企業グループ「SJBグループ」(架空)が母体のチーム、
監督の山本つかさが「自動車サークルの延長」と笑いながら嘯く
「日本のレース屋一世一代のサークル活動」なのだ。そんなチームが世界選手権で
2勝をあげた。日本のファンの来季への期待は大きい。しかし、来季は今季ほど
うまくいくだろうか? 他チームは今季の弱点、反省点を洗い出し、
本格的に是正・改善、そして戦力強化に臨むだろう。来季を戦い抜くには
今季の戦闘力を持続するだけでは置いて行かれる。また日向、カジワラの2人の
ラインナップはムラが大きい。日向は終盤戦の第12戦以降で5連続入賞を
はたすものの、第11戦までで言えば2勝をあげたが、
それ以外では5位入賞が2度あるだけだったし、カジワラが速さの面で日向に大きく
差をつけられているのは言うまでもない。来季も同様のラインナップで臨むが
場合によっては、今季を下回ることも十分にありうる。
カニカル的な部分でいうと、レラ+カムイのマシンに力があるのは間違いないが、
やはり適正は中低速域であることは明白。高速コースでの戦い方も思案のしどころだ。
しかし、日向には「雨で速い」、カジワラには「市街地に強い」という長所がある。
二人が確実性を増し、ストロングポイントを発揮できればあるいは・・・


チェルシーアブラモビッチ・レーシング

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ランキング8位は果たして想定内か否か。オーナーのロマン・アブラモビッチ氏は
初年度にどのようなシナリオを描いていたのだろうか? オーナーの資金力と
ドライバーの力量を考えたときに、少なくとも12チーム中6位以上にはいたい
と踏んでいたのではないか。第100回インディ500のウィナーを招聘したのだから
それくらいは望んでいたに違いない。そのロッソが序盤に躓いたのも誤算なら
No.2のグリエコの不振は大誤算だろう。結果ロッソは1勝をあげ105ポイント
をあげたのに対し、グリエコはなんとたったの11ポイントにとどまったのだから。
二人は序盤の7戦で揃って5度のリタイヤを喫し、大きく出遅れた。
グリエコは前半戦、予選で速さを見せたものの決勝では踏ん張り切れず、
後半戦に入ると下降線をたどった。第10戦以降は入賞すらない。代わって後半戦は
ロッソが第10戦以降すべて予選で1ケタグリッドを記録し、1勝を含む表彰台3回。
チームは公にはしないが、後半戦は完全にロッソに注力する体制になっていった。
マシンは前半信頼性不足に悩まされ、度々アクシデントに見舞われる不運もあったが
シグナテック+BMWのパッケージは、戦闘力は高かったように思う。
序盤の躓きがなければ、もう少し上位でシーズンを終えただろう。
来季はドライバーが二人とも変わる。F1で『暴れん坊』でならしたチャップマンと
イタリアの貴族であるデ・ランジェリスのラインナップ。奇しくもF1ロー○スで
チームメイトとして戦った二人だ。心機一転で新シーズンに臨みたいが、
ドライバーを二人ともチェンジした影響は、はたしてどう出るか?


プロトンオートスポーツ

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開幕戦でカブロンが3位表彰台に上がったときは、今季の台風の目になるか
と思われたプロトンだが、終わってみればランキングは下から2番目で終えた。
カブロンは2度3位表彰台にあがるも、ガジャックは入賞2度にとどまり
ほぼシーズンを通してテールエンダーだった。レラ+プジョーのパッケージが
中高速サーキットでほぼ勝負にならなかったことが苦戦の原因の一つだが、
大きな原因はやはり資金の確保がうまくいかず、序盤で開発ができなかったこと。
それを証拠にマシンに手が入った後半戦ではカブロンの入賞率もあがっている。
しかし、開発を中低速域でのシャシーバランスに絞ったため、結局高速コース
では勝負にならなかった。またNo.2のガジャックが、最後まで戦力に
ならなかったのも痛かった。ドライバー決定の際も、序盤での資金不足が大きく
影響している。終盤の3戦をドライブしたエストニアの新鋭ヴィックスが
終戦に7位入賞したのは、来季に向けて明るい材料だ。シャシーサプライヤー
シグナテック、レラともに3シーズン目での新型投入を発表しており、
来季は改良型の投入となるが、今季チームに許された範囲でのアップデートは
そのまま引き継がれる予定だ。つまり高速域で苦戦する現実は来季も変わらない。
カブロンとヴィックスの若手二人で戦う来季、かつて耐久レースでジャガー
常勝に導いた監督ティム・ウォーキングの手腕が試される。